■雑記:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

昨年9月に倉敷市立美術館にて、玄馬千彰氏の個展がありました。 
玄馬氏とは、昨年、某友人宅の新年会で初めてお会いすることができました。 この時に見せていただいたあの書とも筆絵ともいえる一枚の「 画 」は私にとってかつてない衝撃でした。 それは、湯布院旅行の印象をしたためたピカソもびっくりの美しい抽象画でした。それからはこの個展の日をとっても楽しみにしていました。

さりげなく作務衣を着こなし、 ロードスターを駆る玄馬氏の本業は、 岡山で、カーネーショ ン作りを手広くされています。 農林大臣賞等を取った数々の品種、 新品種改良など、この道も極めていらっしゃいます。最近では、 無農薬のカーネーション ( 写真上) に取り組んでいら っし ゃ るそうです。 「 書 」は、 初め奥様の書道教室に行ったことから、 だんだん頭角を現し、その道の達人に。 氏の書は、 規定概念の枠にとどまらず、自分の書体を見出し、それは、 字という範疇を超え、 抽象絵画の世界へもたどり着いています。

数年前のこと、私が地元の新聞で知ることになった氏のうわさは、氏の書( 写真左 )がドイツ人の目にとまり、ドイツ・ミュンヘンへ招かれ、その腕前を披露してきたといういことでした。その時の書に今回の個展でお目にかかることが出来ました。ピンぼけでごめんなさい!実物は、ほんとに胸を突き動かされるものを感じました。やはり外国の方でも同じなんだと・・・ 今回の個展は、従来の書と抽象画的書の両方を展示してありました。こんな書道展は見たこともない!大胆な構成でした。度肝を抜くような縦約1m横10mはあろうかとおもわれる画には、自然、床までたらしたり・・・・ 木片に書いたり、立体的な箱あり、お花畑の書絵、数種の墨の色のちぎりえ、最も目にとまったのは、大きな丸のようなものが三つ。思わず「何ですか?」「種です。これから芽を出していく。それを表現したかった。」と・・・カーネーションにこだわった氏の書のテーマは、やはり「花」や「自然」に関するものが多く、その気さくで誰にでも愛想よく相手してくだるお人柄にも書にも優しさがあふれています。そして、いつもおっしゃる「勉強になりました」という何でも学ぶ姿勢に、私は、感動しています。
氏との会話の中で、何度も耳にする「両立」という言葉。それが、私の一番の関心でした。本業と書との両立。従来の書と枠を超えた抽象の書の両立。氏はどちらも両立していきたいと言われます。また抽象の世界への扉は何かと尋ねた時、「何度も何度も書く」ということだと・・・すべての天才・人たちと同じ言葉・・・やはり、そうか・・・・と。今年は、ウィーンで、グループ展に臨まれると聞いています。ますますのご活躍をお祈りしています。

作品展アップに際しまして、ご協力頂いた友人草加女史、前野ご夫妻に厚くお礼申し上げます。                             

  
2003.01.12 sorara

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