■ ニモケ日記(雑文)


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#005('03.1.27)

■「ラブオーディション2003」

 書くタイミングを逃したとは思っていません。が、オーディションの放送が流れてからそれなりに時間が経った今、これを書いているわけです。それなりに時間がたつと、それなりに当初書きたかったことと違った内容を書いてしまう事もあるんだろうなと。
 とにかく、放送があったその日は、結構ウキウキしてました。その時の状態がちょっとおさまった時期に、こうして書いてるということだけ、記しておきたいなと。自分であとで読み返したときのために。

 今回のようなことについて感想を書く際、おそらく、切り込み方に二つの入り口があると思うんです。一つは、あくまで第三者的に、この三人が加入したことによって「モーニング娘。」がどうなっていくのかという視点でやってゆくやり方。もう一つは、思いっきり個人的レベルで、なんと言いますか「○○ちゃんかわいいいっっ!」的な視点で話をしちゃうやり方(笑)。

 前者については、正直全然わかりません(^^;)。なので、パスします(笑)。

 一点だけ。新人3人がスタジオに登場したあと、ミキスケを含めた4人で歩いているシーンを見て思ってしまったこと。
 「ああ、この4人に、5期の4人を加えると・・・」
 そんなシーンを「想像」したんですね。
 そしてそれは、もはや「ザ☆ピ〜ス」の頃のモーニング娘ではない。そのことに気づきました。

 偶然1/23日に書いたネタとも重なるんですが、「セカモ」(もしくは「ラブマ」)の頃のモーニングと、今のそれとは違うんですよね。今のモーニングは、明らかに「4期」(とごっちん)の作ったそれなんです。おそらく、それが完成されたのが「ザ☆ピ〜ス」の頃なんじゃないかと。
 で、今現在はどうなんだろうか。やはり今も、「4期の作ったモーニング娘。」を、ある意味中途半端に引きずっているんじゃないかと。5期は、まだそれを書き替えるだけのパワーを持ち得てなかった。
 しかし。「セカモ」のあの「モーニング娘。」を書き替えてしまったように、そろそろまた「新たな」モーニングに書き替えるべき時期がきたのだと、そう思いました。「新規加入」というものは、そもそもそれを実現する目的の為に行ってるハズですし。本来は。
 5期が入ったあとも、まだ中途半端にしか変わってないんですよね。その中途半端さがいけないんです。・・・なんて、五期推しの人間が書いてるとはまるで思えないことを書いてますが(笑)。まあ、五期メンは「いい子」なんですよ(笑)。現状をぶっこわすとこまではいってない。
 その今の流れを、これで完全に書き替える方向へいくのではないか。ふと、頭の中に浮かんだその「想像」シーンから、そう思ってしまいました。

 パスとか言いつつ、結構長く書いていますね(笑)。

 で、ある意味これから本題です(笑)。非常に個人的レベルな、今回のオーディションの感想です。

 とにかく。まず最初に番組を見たとき、どちらかというと流してました(笑)。「流して見てたなぁ」と感じたのは、確認のためその後何度か見たとき、結構細かいところを逃してるということに気づいたわけでして。とにかく最初は、小窓で号泣する矢口さんやら、こんこんのくしゃみやら、そんなとこばかり目がいってました(笑)。

 で、まずその「流してた」時の第一印象みたいなものから。
 とにかく、「能力面」で惹かれる娘が、今回はいなかったですね。前回は、小川ちゃんが踊ってるのを見て、「この娘をメンバーの中で踊らせてみたいっ!」という気持がわき上がってきたんですね。それから高橋ちゃんの唄(むしろ愛ちゃんの場合は、二次の時の「倉木麻衣」を聞いて「おおっ」と思ったんですが)。そういった「唄」や「踊り」でひかれる娘は、正直今回はいなかったんです。
 あと、やっぱり前回との比較みたいなものになってしまうんですが。前回の時の高橋ちゃんみたいに、僕個人に感情移入を起こさせる娘がいなかったんですね。前回のことをふと思いだしたんですよ。その時は高橋ちゃんに対して「この娘に入って欲しい」という感じだったわけでは無いんです。むしろ「受かったらいいね高橋さん」という感じに近かったといいますか。・・・って、わかりずらいですね(笑)。すなわち「モーニング娘。のファン」の立場というより、むしろ「高橋さんのお父さん(お兄さんの方がいいか(笑))」にでもなったかのような気持になってしまったと言いますかね。
 まあ、でも、今回そういう感じにならなかったのは、単に自分と相性ぴったしの娘が、たまたまいなかっただけなんでしょう。そして、だからといって、この子達にあまり抱くものがなかったかというと、そうではないんですね。最後にはやはり、好感を持って彼女たちを見ていたわけなのです。
 多くの方が既に書いていることなのですが、今回は合宿ドキュメントの作りが、本当にしっかりしていましたね。本当に、「この三人組のことをちゃんと見せる」事に主眼を置いた作りでした。どこかに「五期メンがかわいそう」と書かれてあったんですが(笑)、やはり前回のオーディション番組の反省を十分ふまえて、じっくり番組を作ったんだろうと思います。(だから、逆に言うと、あのショボイ番組の作りで僕に感情移入させた高橋という人は、相当オイラと波長が合う人なんだろうなと、そう思ってしまったのです。って、趣旨からどんどん外れた話になってごめんなさい(^^;))
 まあこの辺が、最初に見たときの感想かと。

 その後、繰り返してみているうちに、いろいろな発見がありました。見れば見るほど面白く、素敵な気持になっていくと言うんでしょうかね。そんないろいろな発見等を。まず、ひとりひとりの印象など。

 道重さんからいきましょうか。
 とにかく、この娘は将来キレイになるという予感がしますね。最後のレコーディングの時、ちょとあか抜けた彼女を見てハッとしたといいますか。今の素人の段階でこのレベルですから、下手したら、ハロプロ史上五本指に入る美少女に(笑)。あとは表情が豊かになり始めたら、ちょっとやばいのではと、そう思いました。
 まあ、この先劣化していくというパターンも(今までの例から)無いわけではないで。なので、ここで断言してしまうわけには実はいかないのですが(笑)。
 よく、紺野ちゃんとのキャラかぶりが言われますね。たしかに「(唄の面での)落ちこぼれキャラ」という、メンバー内での役割はかぶるかも知れません。が、キャラ的には紺野ちゃんとは違う娘だと思いますね。自分はなんだか、デビュー当時の柴ちゃんを思い出しました。
 性格的には、おっとりした印象に反し、意外と自分の意志をハッキリ言う娘だなと思いました。例の「出来ません」とかね。普通は先生の目を気にして、ああいうことは言わないですよ。内心そう思っていても(笑)。
 あと、スタイルがイイなという印象。この辺については、あとで改めて書くつもりですが。

 そうそう、紺野→道重ネタついでに、今回よく言われてる(自分もこの前書きましたが)五期メンとの類似性について。
 小川ちゃんと田中さんは、似てるのは明らかに「顔」だけでしょう。おそらく、キャラは全然かぶらないです。
 もしかしたらキャラ面での「かぶり」があるかも知れないのは、高橋ちゃんと亀井さんかなと。そう感じました。まあこればかりは、実際に6期の娘たちが動き始めてからでないとわからないのですけれどもね。

 で、亀井さんです。
 今回、合宿オーディションで一番印象が変わってしまったのは、この娘でした。
 正直、最初に「musix!」で紹介されたときには、ほとんど印象がなかったんですね。
 それが、実際合宿に入ってみると、明らかに強い印象を僕に与えてくれました。この娘だけが常に真剣な、鋭い目をしていたんですね。夏先生が職場放棄(笑)しそうになったとき、最初に声を出したのもこの娘でしたし。あれは、ちょっとキました。
 特に気に入ったシーン。「ダンス」の課題発表、三人で立ち位置に立ったとき。亀井さんが田中さんの方を見て「いくよっ!」って目をするんですね。この時の彼女の目に、完全にやられてしまいました。やっぱ俺って、真面目で真剣な娘に弱いです。
 たぶん、自分にとって、今回のオーディション密着を印象に残るものにしてくれた原動力が彼女ですね。助演女優賞は夏まゆみ、助演男優賞は菅井英憲両先生ですが(笑)。
 一つ気になった点。合格発表がなされたあと、スタジオに三人が登場した時。亀井さんは妙に「のほほ〜ん」とした表情になってました(笑)。オーディションの時は鋭い目をしていたのに、実際受かったら意外とのんびりしたキャラだったって娘は今までにもいましたけどね。亀井さんは、あの鋭いまなざしを失ったら、ちょっとまずいと思いますよ。

 最後に、田中さん。
 非常に個人的なレベルでいうと、ちょっとキャラが掴みにくい娘でした。まあ、客観的に見ればわかりやすいキャラなんだろうと思いますが、僕自身の直感・感性で掴むのがちょっと出来にくい娘といいますか。
 なので、印象としては能力面といいますか、そちらのみのそれが強いです。
 唄。ああ、これは加護ちゃんだなぁ、そう思いました。自分としては、加護ちゃんのボーカルはつんく♂氏のお気に入りだという印象を持っているのです(たぶん高橋ちゃんあたりは、客観的に評価はしていても、つんく♂の「好み」ではないと思う)。だからこのボーカルは、まさにつんく的な「ツボ」なのではないのか。この先、田中さんがパート割りで多用される可能性は大だと感じました。
 あと、踊りですね。上手いかどうかは全然わからないのですが、なんだか「柔らかい」印象。「娘。」で(上手い下手に関わらず)「柔らかい」印象を与えるのって、高橋選手ぐらいしかいないので、この感じは貴重かもしれないです。

 さて。
 この三人。三人が集まった時に感じてしまった事。それは「三人」で完結してるということなんですね。ルックス的なばらけ方、キャラ的なばらけ方。この三人のみで見事バランスがとれている、そういう印象なんです。5期の四人の時も最初、四人で上手くバランスがとれているなぁと思ったのですが、今回は遙かにあの時以上の印象を持ちました。
 特に、それが象徴的に出たのが、最後の課題発表の「Do it! Now」だと思いました。三人で立ったときのバランスの良さ。この三人で、どこかエイベックッスあたりからトリオでデビューしててもおかしくないなと(笑)。
 そんなわけで、この時ふと思ってしまったことがあったんですね。今、サブユニットに新しいメンバーを加える人数的余裕は無いです。もしかしたら、はなっからこのメンバーでサブユニットを作る事を考えて選んだ三人組なのではないか。最初っからグループ内サブユニットとして計画された三人。ああ、妄想がっ(笑)。無視して下さい。

 モーニング娘。については、実は「スタイル」もある程度ポイントだと思うことがよくあるんですね。この点について、この三人はちょっと新たな傾向を見せ始めてるかなぁと。
 モーニング/ハロプロの娘は、小柄な娘が多いというのは結構いわれてることなのですが。実は、もう一つ特徴があると思うんですよ。それは「小柄に見える娘が多い」。何いってるんだというツッコミが(笑)。いや、なんていうんでしょう、実際の身長そのままに、見た目も「小柄」に見える娘が多いんですね。唯一例外と言えるのはミキスケだと思いますね。彼女の身長が155センチ前後だというと、たいていの人は驚くんですよね。ピンで写ってっると、もっと大きく見えるんですよ。こういう「大きく見える」人がハロプロには少ない。
 あの最終課題「Do it! Now」を踊っているとき、自分は亀井:164、道重:162+@、田中:157〜160位だと思ったんですよね。ところが、最後に登場したとき、三人ともそこまで大きくないんですよね。(モーニングのメンバーはヒールを履いていたとか、そういったこともあるのかも知れないので、実際のプロフィールが出てこないと本当のところはわからないのですけれどもね。)
 まあ、今の段階で言い切ってしまうのは早急な話なのかも知れないんですけれど、三人とも「大きく見える」タイプなのではないかと。それが、今までとちょっと傾向として違うかなぁと。

 その辺と絡んでるかどうかわからないのですが、最終課題「Do it! Now」を見て思ったことをもう一点。特に道重さんなのですが。一通り踊り終わって、最後に三人で立つシーン。このシーンの道重さんの「立ち姿」のかっこよさに、自分はビックリしてしまったんですね。彼女は、田中さん・亀井さんの二人(この二人も決して飛び抜けて上手いわけでは無いと思うのですが)に比べて、あきらかに踊りが見劣りしてるのですが、それ故、最後の「立ち姿」のかっこよさとのギャップに驚いてしまったといいますかね。(それまでの経緯で、なんだか鈍くさいイメージが彼女についていたので、なおさらです。)まあ、道重さんが一番ギャップが大きかったんで(笑)、彼女のことをとりあげちゃてるんですが、亀井さんの田中さんも「立ち姿」がかっこいいです。
 モーニングは「踊ってる」時カッコいい娘は何人もいますが、「立ち姿」そのものがカッコいい娘は、あまりいないような気がするんですね。この点でも、この三人は新しいかなぁと。

 とりあえず、新人さん三人について、あれやこれや書いてしまいました。今回の放送、それ以外のネタ(現メンバーのリアクションとか)にも、相当面白いものがあったんですが、それはあとにでも書きたいです。
 ひとまず。

 おまけ。
 今回のオーディションに関して、五期メンのオーディションと比較する記述をよく見かけました。そのことそのものについては特に感想はないのですが。そういった文章を読んで意外だったのは、今「五期メン推し」だという人にも、当時五期にたいして関心がなかったとか、むしろイヤだったとか、そういう人が意外と多かったということですね。
 これは驚いたです。
 まあ、この日記の過去ログを読んでいただければわかると思いますが、自分は結構早い段階で五期の子たちにはまっています。自分のようなファンはむしろめずらしかったんだと・・・・そんなことを感じてしまいました。


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