Fly Fishing in Henry's Fork

20インチニジマス、ヘンリーズフォーク

BBS
 ヘンリーズフォークに行こう!

ラストチャンス
 シャンパン・ピンクの美しいニジマス。53pだった。ガイドに感謝の言葉を言いつつ、握手を交わす。これで二人とも20インチクラブ・バッジを手にすることが出来る。
 その後、数本の20インチクラスの魚を各ポイントで見つけ、トライしてみたがストーキングの途中で逃げられたり、ほんの数投のキャストで魚がいなくなったりした。
 陽が少し西に傾き始めた頃、イブニングライズを狙うためラストチャンスに向かう。途中トラウトハンターに寄り、RINKOのウェーダーを修理して貰う。
 トラウトハンターはとてもサービスが整ったSHOPで、水漏れ部分を15分ほどで修理してくれた。それも無料で♪

 ラストチャンス。昨日と同じポイントでライズがある。RINKOとガイドがライズを見つけ静かにウェーディングしていく。その様子を岸辺に座って僕が見ている。西の空がうっすらと茜色に染まる。かなり下流部では、4、5人くらいの釣人がライズを狙っているようだ。RINKO達の目の前にいる魚はライズを続けているが、定期的ではない。キャストするタイミングがなかなかとれないようだ。右斜め正面からは4m以上の風が吹いている・・・
 ガイドが上流でライズする魚を見つけた。後ろを振り返り、僕に目配せする。静かにうなずき、水の中に入る。3日間朝から夜遅くまで釣りを続けたため、腰にかなり負担がかかっている。水流に負けないように足を踏ん張り魚に近づく。

 とりあえずアップストリームでライズを狙ってみる。風は真っ正面だ。時折吹き付ける風は体を揺らすほどだ。ティペットの先にフラブを結び、ターンオーバー優先でフライを流す。だが、風が強すぎてなかなか思ったレーンを流すことが出来ない。2.3投した後、ポジションを変更することに。下流から静かに回り込み風を背にした。1投目。上手い具合にレーンにのった。魚がフライにヘッド&テイルでゆっくりと出る。
「あっ!」
状況があまりにも出来すぎ過ぎて思わず手が動いてしまった・・・

 下流を見ると少し小さいが3つのライズがあった。「今度こそ・・・」ゆっくりと近づきフラブを流す。が、反応はない。
 「ラストチャンスではラスト・チャンス・クリップルだよなぁ」と独り言を呟きフライをチェンジ。
 今度も1投目で魚が出た。魚が沈み込んでからゆっくりとあわす。ロッドを持つ手に小気味のいい反応が。ゆっくりとラインをたぐる。どうやら魚が上流に向かって泳いできている。ラインに少し強いテンションがかかる。と、その瞬間一気に下流に向かって走り出した。ここの魚は走り出したらジャンプするから面白い♪リールを巻き上げながら下流に下り、岸際に寄せていく。ランディングネットを持っていないので、岸際のランディングしやすそうな場所へ誘導する。丁度石と石に挟まれ流れが緩やかになっている場所があった。竿先からラインが5mほどになったところで、リールを使わずラインで寄せる。こうすることによって、魚の突然の走りにも対処することが出来る。手を魚のお腹の下に入れハンドランディング。45pくらいの綺麗なニジマスだった。
 

今日も私達は日が沈むまで水に浸かっていた。
「すまない。もっと二人に沢山の魚を釣って欲しかったんだが・・・」
私達はビックリして
 「え〜っ!そんな事は気にしないで!私達は貴方にガイドをしていただいて、本当に楽しい釣りをさせてもらったし、二人とも20インチを釣らせてもらったのよ。貴方は素晴らしいガイドだけれど、私は下手くそな釣人よ。それに私達はもっと英語を勉強する必要があるわね(笑)ありがとう。」
落ち込み気味のガイドにそう伝えると、
 「そんな事はないよ。君たちは上手いよ。英語も他の人より話せる。」
と、おせじだとは思うが、あたたかいお言葉をいただいた。「次回、ここを訪れた時は、また是非、貴方にガイドをしていただきたいわ。」ハンドルを握りログハウスまで送ってくれる彼にお願いすると、彼は少し安心した表情で
 「ありがとう。」と言ってくれた。
 アメリカで釣りをするだけなら英語が多少出来なくても問題はないだろう。だが、ガイドと共に心の底から楽しみたいと思うのならコミュニケーションは必要不可欠だ。そしてコミュニケーションの道具である言語習得は釣りをする以前の事なんだろうなぁと改めて感じた。もっと、英語ができれば、もっと楽しい釣りになっていただろう。これだけが悔やまれた。 夜、夕食をバーでとり、明日の準備をするために店を出ようとした時、レネ氏とガイドの姿を見かけた。私達は彼らに最後のお別れを済ませた。レネ氏とは「また来年も来るでしょう?どうぞ来てください。」と笑って私達と握手をかわした。
ガイドとは「本当に楽しかったわ。私はヘンリーズフォークでの釣りを決して忘れないわ。ありがとう。」とハグして別れた。(RINKOの文章引用)
 

サードチャンネルパインヘブン周辺ラストチャンス


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