相模川KAWA-KUDAR2002 -3nd

                                        2002年10月20日(日)


今回の参加メンバー
ハギー・XTZ660TENERE フリッツ・TW200 
なんきん・KLX250  M宮・XR400  OGW・TW200 
(敬称・略!)


さて季節はもう秋。河原の草は少しずつ色を変えていき、セイタカアワダチ草は黄色い花を全開バリバリにしています。やってみましょう秋のカワクダ海へ一直線!!

 

まだ元気な4人+テネレ号


さて今回集まったメンバーは、まずいつものワタクシことテネレ馬鹿ハギー、今どき珍しいオフロード仕様TW200で参加はフリッツ。北海道帰りのさすらいのクレーシューターことなんきんはKLX250で参加、いつもアフリカツインで大立ち回りのM宮、しかし今回はアフリカツインではなくXR400で参加です。ちょっとさみしい・・
単テネレでおなじみOGW。しかぁ〜し!!そのOGWも今回はテネレではなくTLM200で参加です。これもちとさみしい・・嘘です。楽しく参加が一番です!!。でも俺だけテネレ・・計5人でいつものように高田橋下流よりスタート。今年は2つの台風が直撃し、増水しました。おかげておもしろく地形が変化していますな。最初に突入する草むらの中のトレールはサンドになっていました。
まだ体の慣れていない我々はフラフラとハンドルが取られます。河原に出ると待っているのはおなじみ最初の難関「元川底スーパー玉石フィールド」増水によって浮いてしまった安定感の無い大小の玉石が我々を苦しめる。
私も2・3度ハンドルを取られそうになったがなんとかクリア。意外にも転倒者無し(チッ)続く軽い川渡りは特に問題なく皆クリア。気持ち良く走って新昭和橋の下をくぐると目の前に大きめの水溜り(というか池)いつものルートは完全に水没していました。一度水の中を歩いてルート確認。意外と深いですが、大丈夫そう。
まず私、慎重に進んでクリア。続いてM宮、豪快に突入です。が!!
おおっと!!水溜まりの中央付近でフロントタイヤがズルっとすべり転倒!!
かと思わせたがなんとか踏ん張って転倒回避、残念・・じゃなかった良かった良かった(^_^;)
 
 おおっとM宮君あぶな〜い!! 

その光景を見た後続は皆慎重に進んでクリア。
しかしその水溜り改め池は序章に過ぎない。ここから先は昭和橋上流のスーパートレールが約500メートルに渡って続くのです。
蛇行する小さな流れ込みを突っ切る様にトレールはあるのだけど、この流れ込みが栄養豊富な為川底にコケがヌルヌルと育成されており、滑る事この上ないのである。加えて台風の増水によりトレールの路面もデコボコで更に!!(まだある)前日の雨でマディ化しているのだ。気合一発!!テネレでアタックするが、育成ゴケ(仮名)でズルリと滑り倒れそうになる。それを無理やり支える左足「ぐわ〜足がつる〜!!プルプル」こんな所でコケるのは絶対イヤです。
  
 良く育った苔はよく滑ります 

私だけではありません、皆苦戦しています。
でも「スーパー極太リヤタイヤ」のTWや「ちょ〜軽快」のTLMが恨めしく見え・・いやいやそんな事はありません。流れ込みセクションを過ぎてもマディが我々を苦しめます。何の問題も無いと見える場所で突然リヤが横滑りします、イヤ〜怖いですよホント。

  
 気を抜くと大変です

阿鼻叫喚の修羅場を何とか抜けると最後は昭和橋のヒルクライムが我々を「やっと来たかコラ」と待ち構えています。
ヒルクライムの一番上に刻まれているワダチは5月の時より深く見え、しかも前日の雨のせいでトラクションがかかるか不安が残るが、私は過去ここで失敗をした事が無いのが自慢 (^_^)v
最初にアタック「いっけぇ〜!!」ところが、ワダチの間のピークを狙ったラインが微妙にズレて、リヤタイヤがワダチにズルリと落ちてしまった。
ヒルクライム途中でテネレは真横に向き、崖下に向かって倒れそうになる!!
というかほとんど倒れてます(笑)それを無理やり支える私「ヘルプ ミ〜!! 助けて〜!!」皆が助けに来てくれるまでの数秒がえらく長く感じました(皆様助けてくれてありがとうございます)

とりあえず下に降ろすと皆が「よくあの状態でテネレを支えるよなぁ」なんて言ってくれますが、人間何とかしちゃうもんです。あれ?そうじゃない?(笑)
続くM宮やフリッツ、なんきんもスタックし失敗、立場上失敗できないOGW、バビィ〜ンとTLMでヒルクライムを駆け上がり成功!!と思ったら、登りきった所で全開ウイリーまくれ上がりでTLMお散歩状態でバタン!!さすがテネレ乗りは皆芸人揃いで期待を裏切りません、さて私は2度目のチャレンジ、皆の失敗を踏まえてラインを選んでエイ!!難なく登坂完了。失敗を糧にするとうまく行くもんだなぁ(笑)
まぁつまり、ここでは皆失敗したという事です。

さすがにここで大休憩となりました。いや〜濃いルートですねぇ(汗)
そんな濃いルートの為か皆妙にハイテンションです。こうなると勢いが増してきて、ルートを選ぶ先導役の私も濃いルートばかり探し始めます。
続くフィールドは、お馴染み相模川ダートのメッカ猿ヶ島エリアです。第一堰堤と第二堰堤の間の濃いトレールをウリャウリャと進むとルートの前に現れるテトラポット郡、どう見てもまともに走れるルートではありませんが以前ここをエンデューロマシン軍団が走るのを見た事があり、天の声が「行け」と言ってます(笑) とそこへ現れたスコルパSYに乗るトライアルおじさん、悩む我々を尻目にテトラセクションに進入、軽快なマシンさばきで見事走破!!しかも足着き&ストップ無し、トライアル競技で言うところの「クリーン」です。

トライアルおじさんは止まるとこちらを振り向きニッコリと微笑しました。
これで火がついてしまったカワクダ一同(爆)もうこれは行くしかありません。とはいってもまともに走るのは無理、慎重にラインを選びながら押しの状態で進みます。当然全員でサポート、冷や汗全開でテネレを押し進め見事に走破!!
まあこれを走破というかどうかは皆様の判断におまかせします (^_^;)
ラリーストM宮はなんと約半分を自力で進みました、いやぁスゴイ。続くフリッツ・なんきんも押し&サポートでクリア、さて先程のトライアルおじさんの妙技に対抗意識ムンムンのOGW、クリアを狙いますがバタバタと足着き&ストップ(笑)でもサポート無し転倒無しはさすがです。強烈な難関を進み終えるとまたしても休憩、疲れますよホント。

  
 もはや道ではありません この時点で減点-3

ほてった体に河原の風が心地良く、ケツに根が生えて動けなくなりそうなので出発。
林の中にある秘密のトレールに皆を引きずりこみ苦しめますいっひっひっ♪
面白そうなトレールを見つけては入り込み、充分堪能すると猿ヶ島エリアも終わり、座架依橋を過ぎると広い河原と草原の中依知エリアです。川の流れに近いラインを選んで進むと、玉石とサンドの路面が交互に入れ替わって飽きのこない楽しい走りが堪能できます。そして中依知エリアと下依知エリアの境に
ある堤防決壊の場所。決壊してもう何年も経ちますが、今だに修理のメドがたっていません。
ここは決壊個所を舐めるようにある細いトレールを進みます。特に問題のあるトレールではないはずが・・草の中に隠れていたプラスチックの物体にテネレがフロントタイヤを取られ、バランスを崩したが最後、力無く倒れる私ハギー&テネレ号(爆) 草むらに埋もれた私の耳に後続のM宮の笑い声がハッキリと聞こえた。うぅちくしょう・・
国道246新相模大橋の下のマディトラップをクリアすると皆さすがに疲労気味三川合流点近くまでは快走コースで・・と思ったら、三川合流点手前付近は大マディ天国状態で皆ヒヤヒヤ、なんきんは直線ドリフト状態。(笑)
大休憩&昼飯のため近くのコンビニへ、残念ながらM宮は諸用がありここで帰宅となった。

さて三川合流点からは海老名側を走ります。あゆみ橋を渡り旧もぐり橋跡の道を降りて河原へ、ここは見通しの良いエリアですが、最初のうちは増水の影響で玉石がゴロゴロと浮いています。しかしそれは勝手知ったる路面です。
大排気量に物を言わせてバビィ〜ンと皆をブッチぎってみました(^_^)v
海老名総合運動公園の脇を抜けてしばらく堤防の上を進むと再び河原に降りるルートを発見、流れのすぐ近くの土質のルートを進むと東名高速の下をくぐり相模大堰の脇に出ますが草質の路面は大量に水を含んでいて、直線なのに不安定感バリバリで気が抜けない。しばらく進むとグランド脇のルートになるが、やはり水溜りの連続 どっぱ〜ん!!じゃばじゃばじゃば 時々深いです。
このルートは戸沢橋あたりで消滅です。橋の真下の土手をヒョイっと上がっておやや?なんきん以降が来ません、戻ってみるとなんきんが土手のコンクリイボイボの罠にハマって転倒、ミラーが割れちゃいました。合掌。

戸沢橋を渡って再び厚木平塚側に戻り橋下から河原へ、小さなグランドがポツポツと現れるルートを過ぎ、流れ脇の土手に出ると目の前に鯉釣りの竿が3本並んでいました。普通なら問題無い位置でくぐれるのですが、車体の大きなテネレと図体がデカイだけの私にはくぐるのも大変です(^_^;)
新幹線の鉄橋を過ぎると大きなグランド郡の脇に出るルートなのですがいつも走るルートは水溜まりバリバリ草ボーボーです、快走ルートだと思っていて油断しまくりの我々は踊りっぱなしで悪戦苦闘、ヒィ〜
それでも神川橋を過ぎれば後は快走ルートです。多少のマディーに気をつけながらも気持ち良くバビィ〜ンと走ると目の前にお散歩の人、当然減速して静かに横を通り抜けると目の前はドロドロヌカヌカ突っ込んだら即転倒の路面でした。ひぇ〜 お散歩のおじさんがいて良かった〜(汗) 皆様調子良く走る時は
気をつけましょう。さてそんな楽しい?ルートも湘南銀河大橋の下あたりで終了。
後は舗装の一般道をのんびり走って河口まで行きます。
きっとこの区間もちゃんと探せばスポット的に走れるルートがあるんでしょうね、今度探索してみます。
辿りついた相模川河口は丁度釣り遊船が帰船してくる時間らしく、太公望達が皆満足気に下船してきます。それを横目に最後の大勝負はコーヒージャンケン今回の犠牲者はOGWでした(笑) 

今回は正直強烈にハードなルート設定になってしまいました。それなのに一人のケガ人も出ず、バイクの損害もなんきんのミラー1本だけだったというのは、参加したメンバーがそれぞれに自己の技量に沿って遊べたからのと、各ハードセクションでの皆の的確なサポートがあったからでしょう。
このスタンスがカワクダの一番良い所なんでしょうね、実感実感。