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九州、優柔不断な旅 |
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第2話 |
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11月16日 温泉
目が覚めて、テントから出ると朝焼けが綺麗であった。いつもと同じ簡単な朝食を済ませると、荷物をまとめる。出発前に吹上浜を少し散策してみる。海岸の砂浜には貝殻がたくさん落ちている。綺麗なものをいくつか記念に拾ってみる。
バイクに戻り出発の準備をしていると世界選手権の選手らしい外国の人が大勢やって来た。目が合うと軽く会釈して挨拶する。相手も会釈で返してくれる。滑稽だが嬉しい一瞬だ。
バイクのエンジンに火を入れスタートする。とりあえず、今日はR226で指宿まで行く予定である。R226は海沿いの国道でアップダウンの激しいワインディングがひたすら続く道だ。
走り出してしばらくは、右手に東シナ海を眺めながら楽しくワインディングを走っていたが、走っても走っても地図上では全然先に進んでいないのに気が着いた頃から、九十九折れの道が億劫になってきた。高速コーナーならまだしも、ほとんどが低速コーナーで頻繁にシフトチェンジしなければならないうえに道幅が狭いからいっそうだ。
唯一の救いが綺麗な景色である。空と海の調和がなんともいい感じである。小さな入り江にある集落は、正しい日本の風景を静かに主張しているようだ。
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きれいだった朝焼け |
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大正浪漫漂う、谷次ケ湯温泉 |
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坊津町を過ぎ枕崎市に入ると拷問のようなワインディングも終わり普通の国道にもどった。時間もちょうどお昼時だったので、枕崎お魚センターで昼食にする。枕崎はカツオが有名らしいのでカツオのたたきを食べ、市場でさつま揚げを試食する。やはり揚げたては美味い。今夜の酒の肴に1パックほど買った。ついでにカルカンも2個ほど買う。
再び走り出し、しばらくすると右手に薩摩富士と呼ばれる開聞岳が見えてきた。指宿ももうすぐである。
午後2時を少しまわったところで、指宿に着いた。指宿と言えば温泉である。とりあえず地図に載っている「弥次ヶ湯温泉」に行ってみる。そこは大正時代の面影を残した昔ながらの湯治場であった。入浴料250円を払い温泉に入ると、お年よりが2人ほど先に入っていた。洗い場で身体を洗い、少し熱めの湯船に冷えた身体を沈めると、白濁した温泉が身体に染み込んで骨の芯から温まってくる感じが心地よい。
目をつぶってじっとしていると鹿児島弁で話しているお年よりの会話が聞こえてくる。そんな状況に、改めて九州に来ていることを実感するのであった。
やがて1人の爺さんがどこから来たのか俺に聞いてきた。神奈川県からだと答えると、その爺さんも昔、神奈川県にいたことがあるという。すかさず「厚木ですか?」と聞き返すと「横須賀の追浜だよ」と返事が帰ってきた。話を聞くと戦時中に飛行機の整備をしていたそうだ。その後、爺さんの昔話を一時間ぐらい温泉に入ったり出たりしながら聞いていた。
爺さんたちが風呂から上ってしばらくして、俺も風呂から上った。服を着て外に出ると冷たい風がほてった顔にあたって気持ちいい。温泉の人が熱いお茶を出してくれ、それを縁台に座って飲んでいると、先程の爺さんがやって来てみかんをいくつかくれた。そして家族らしい人に「俺が昔、住んでいたところからきた人だ」と説明している。ほのぼのした時間が、そこには流れていた。
まだ時間が早いので、再びバイクをスタートさせR226で鹿児島市内に向かうと、道の駅「喜入」が出てきた。小腹が減ったのでちょっとよってみることにする。食堂で黒豚ラーメンを食べた後、駅内を探索していると地元PRのHPが見られるパソコンを発見、さっそく使ってみる。そして、なぜか自分や友人のBBSをチェックし書き込みをする。
バイクに戻りこれからを考える。時間的にはそろそろ野営地を物色するころだ。しかし予定よりもだいぶ遅れているので、今日中に熊本県に入りたいと思った。
と言う訳で、九州自動車道の鹿児島ICを目指して出発。夕方の渋滞に巻き込まれつつも無事、鹿児島ICより高速に入り、午後8時過ぎに熊本県にある八代ICで降りる。
高速走行で冷えた身体を温めるため日奈久温泉に行く。温泉街の細い道を徐行しながら共同浴場を探す。怪しいネオンの光に混じってカラオケの音も聞こえてくる。絵に描いたようなひなびた温泉街である。
共同浴場「温泉センター」に着き、入浴料100円を払い中に入ると、子供から爺さんまで大勢の地元の人で賑わっていた。
「うぅ〜〜」 などと唸りながら湯船に浸かる時が、ほんとに幸せである。まわりのおじさん達もみんな「うぅ〜」とか「おぉ〜〜」と気持ちよさそうに唸っていたのである。
ひとしきり温まってから、バイクに跨り今日の野営地を探すと、いい場所がすぐに見つかった。すぐさまその場にテントを張り、まずはビールで1人乾杯する。しばらく星空を眺めていると、星が一つ流れた。一瞬の出来事で願い事ができなかったのが残念である。
それにしても、九州の空は綺麗でどこに行っても星がよく見えて気分がいい。
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11月17日 日本一に挑戦
九州は関東地方に比べて日没時間が遅いが、その分日の出も遅い。
そんな訳で、どうしても朝の準備が遅れてしまう。今日も簡単な朝食を済ませると、ダラダラと荷物をまとめる。荷造りが終わると、これまたダラダラと出発だ。
R3を少し北上して、R443で東陽村に入ると石橋の資料館「石匠館」が出てきた。とりあえずよってみるが、入場料が掛かるらしいので引き返そうとすると、受付のおばちゃんに「いらっしゃいませ」と大きな声で挨拶されてしまい、戻れなくなってしまった。
結局、入場料を払って資料館に入りのんびりと見学をして、これから行く「通潤橋」の予備知識などを仕入れるのであった。
石匠館を後にして、広くなったり狭くなったりするR443を進み、御船町でR445に入り道の駅「通潤橋」に到着。土曜日ということもあり駐車場は、地元ナンバーのバイクや車で賑わっていた。俺はバイクを地元ナンバーのR1150GS集団の横に止めると、通潤橋を見物し、団体客でごったがえしている食堂で「鴨うどん」を食べる。うどんのつゆは透き通っていて薄そうに見えるが、味はしっかりしていたのにちょっと感激である。
腹ごしらえが済むとR218で不知火町に向かうが、途中【日本一の石段3333段】の看板を発見。ちょいと寄り道をすることにした。
午後2時頃にそこに到着、とりあえず軽い気持ちで行けるところまでという感じで石段を登り始める。石段には100段ごとに目印がある。
400段までは楽に登る事ができ、1000段まで行ってみようと決心する。800段ぐらいから辛くなり始めるが、どうにか1000段に到着。ここまできたら最後まで登らなきゃなと決心を固める。しかし、ここからが地獄のような辛さであった。足が徐々にプルプルしてきてペースがぐっと落ちる。手すりにつかまりながら一段一段を踏みしめるようにカメのような速度で登る。時々すれ違う人たちが、「がんばって」とか「あと半分だよ」など声を掛けてくれるのが、励ましになる。
なんとか2000段を越え、やっとのことで2500段ぐらいまで来ると足が上がらなくなる。正直なところ「もう、登るのも降りるのもいや〜」って感じだが、ここまで来たら最後まで行くしかない。
しばし休息をしてから、ナメクジのような速度でじりじりとまた登りはじめる。
明日は筋肉痛確実だ。
3000段を越えると、後はほとんど惰性で登っているような状況だ。
死ぬ思いで、やっと3300段まで来たらあとは一段づつ数えながら登る。
そして、めでたく3333段目を迎えちょっと唖然とする。
登りきったところに神社があるのかと思ったら、そこから更に1kmほど歩いたところにあるそうだ。時計を見ると午後3時を少し過ぎていた。登るのに約1時間かかっている。降りるにも時間がかかることを考え、しかたなく神社参りはあきらめる。
降りるのは、登るよりはるかに楽だ。途中ですれ違う人たちに「もう少しだよ〜」とか「がんばってよ〜」などと声をかけてながらヒョコヒョコと降りるが、結局 約40分掛かって降りることができた。
しばらく休んでから、再び不知火町に向かって走り出したのは午後4時をまわってからである。
不知火町に着くと、地元のスーパーマーケットで今夜の食料を買う。鮮魚売り場にある魚には、なんだか熱帯魚みたいなものがあったりして、ちょっと不思議である。
買い物を済ませると、天草目指してR266を進むが、途中で太陽が海に沈んでしまった。海に沈む夕日は綺麗である。
道の駅「不知火」に着くと、そこには温泉があるので、とりあえず温泉にドボンと浸かる。身体がふやけきったところで湯から上がり、よく冷えた缶ビールを飲みながら休憩室でテレビを見ながらゴロゴロしながら、携帯電話を充電したりする。ブラウン管の中では、前川清が「長崎は〜 今日も〜〜 雨〜だったぁ〜〜♪」なんて歌っている。
休憩室が閉まる時間になったので、バイクに戻り野営地を捜し求めてふらふらと走る。少し走ると、海沿いに空き地を発見! すぐさまテントを張り酒盛りをはじめる。しばらくすると、テントの外から「そこのバイクの人!」と俺を呼ぶ声が聞こえ焦る。これは怒られるな〜と思いテントから出ると、1人のおじさんが立っていた。
おじさんは早口な熊本弁で、どもりながら何か言っているが、どうも怒っているようではなかった。どうやら、ここより道の駅のほうにテントを張った方がトイレや水道があって便利だよと言っているようだ。
しかし、いまさらテントをたたむのも面倒だし、道の駅は照明が明るく、車の出入りがうるさいから、今夜はここでキャンプしますとおじさんを説得してお礼を言うと、おじさんは車に乗って走り去っていったのである。
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紅葉の中 石段を登る |
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小さな漁村の昼下がり |
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11月18日 猫と流星
今朝もダラダラと朝の準備をして出発する。
R266を走り、天草五橋を渡り上島に入るとR324【ロザリオライン】を走る。海沿いの風景が単調だがきれいで気持ちいい。
道の駅「有明」に休息のためよってみると、駐車場に荷物を満載した神戸ナンバーのバイクが一台止まっていたので、その横に自分のバイクを止める。ライダーはいない。
九州以外のバイクを上陸後、初めてみて見たのでちょっと感激と期待をする俺であった。
トイレを済ませてバイクに戻ると、そのバイクのライダーが準備を整え出発するところであった。その人はきれいな女性である。しかし、沢山着込んだ姿がミシュランのビバンダムのようでおかしい。結局、声を掛けるタイミングを逃がして話をすることができなかったのが残念である。トホホ・・・
しかたないので、少し早い昼食を食べ下島へ向け出発する。
下島に入ると再びR266で南下して、途中でR389【サンセットライン】に進む。所々で国道をはずれ細い道を海沿いに走る。やはり海がきれいである。
小さな漁村を走っていると、陽だまりには必ずといっていいほど、野良猫たちが気持ちよさそうに日光浴をしている。なんだか一緒にごろごろしたくなる衝動を抑えつつ、崎津天主堂や大江天主堂を見学する。
その後、海沿いをひたすら走ってイルカがよく出没するらしい通詞島を一周してから、長崎県に渡るフェリーに乗るために鬼池港に行くと、そこには【鬼とイルカの町 五和町】と大きな看板があった。なんだかすごいな〜と感心
のんびりと乗船券を買うと、「あと3分で出港だから早く乗船して」とせかされてしまった。あわててバイクに戻り乗船するとすぐに出港となった。
30分ほどで口ノ津港に入港する。フェリーを降りると、すぐそこが国道であったのには、ちょっとビックリ! R251を島原に向かって走る。
海沿いをダラ〜っと走って、道の駅「みずなし本陣ふかえ」に到着。あたりはうっすらと夜のとばりにつつまれてきた。ここには雲仙、普賢岳の噴火後の土石流で被災した民家が保存されている。それらを見学するが、あまりにも観光地化されていて、ちょっと違うんじゃないのと思ってしまうのは、俺だけじゃないはず・・・ おまけに、繰り返し流れている宣伝のテープが耳障りで、はっきり言って最悪である。
そんな訳で、すぐにそこを離れて今夜の野営地を探す。温泉に入りたかったので、島原温泉の近辺をうろうろと走ると、小さな漁港の近くに野営には最高の公園を発見した。
テントを張る場所が決まったので、今度は日帰り入浴できる温泉を探すと、簡保の宿「島原」にたどり着き、入浴料500円を払い温泉に沈む。入浴後は、ロビーでビールを飲みながら、テレビを見ていると、今夜 獅子座流星群が見られるといっている。
テントに戻るとゆっくり時間を掛けて夕食のキムチ鍋などを作り獅子座流星群に備える。
午前1時頃になると流れ星が見え始める。結構、寒かったのでシュラフに包まった格好でセンタースタンドを掛けたバイクの上に横になり、眠い目を擦りながら、透き通った空を見る。
流れ星は次々に流れていく。二日前にできなかった願い事を、唱える可愛い俺。はたして、その願い事はかなうのであろうか? ちょっと楽しみである。
結局、午前3時頃まで夜空の一大イベントを眺めていたが、ついに眠さに負けてテントに戻り眠りに落ちたのであった。
空のきれいな九州に来てよかった一日だったのである。 |
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11月19日 カキ焼き
やはり寝坊してしまった。起床と同時に一気に出発準備をすませ、バイクに火を入れる。
R57で諫早に向かう。木々がうっすらと紅葉している中、雲仙温泉にさしかかると硫黄の匂いが鼻をつき、湯煙が一瞬、バイクと俺を包み込む。気持ちのいいワインディングをテンポよく走り抜けると、海である。ここから左手に橘湾を見ながら走る。
諫早市内に入ったところでR207に進路を変え、諫早湾の潮受堤防の見えるところまで走ってみる。問題の水門を眺めながら休憩をとり、その後 国道沿いに立ち並んでいる【カキ焼き】の看板に吸い込まれるように、その中の一軒に入る。
店の人にカキ焼きお願いしますと頼むと、ざるに山盛りいっぱいの殻付きのカキが出てきた。ちょっと1人では多い気がしたので半分にしてもらう。
カキと軍手とナイフを受け取ると店の裏に行き、かまどに陣取る。かまどには前の人が使った薪がまだ燃えていたが、火力が弱かったので新しい薪を何本かくめる。
カキを網の上に載せのんびり焼けるのを待っていると、店のおじさんがガスバーナーで薪を一気に燃やしてくれた。
殻がひらいたら食べごろサインだ! ナイフで殻から身を取り口の中へ・・・
ぷるぷるしていてジューシーである。カキ独特の香りが口の中に広がる。
おっ おいしぃ〜〜 と心の中で絶叫する。
まさしく、ほっぺたが落ちそうである。過去にこれ以上美味しいものを食べたことはないと思う。 絶対おすすめの一品!
旨いものを堪能したところで、R34を長崎に向かう。空は晴れ上がって最高の単車日和である。のんびりとした車の流れに乗っていると、「♪こんな〜 小春日和の〜 穏やかな日は〜♪」などと「秋桜」を口ずさんでいるのであった。
渋滞の長崎市内を抜けると、今度はR206で佐世保を目指す。大村湾を右手に見ながら、小さな漁村の緩やかな上り坂を登っていくと、1人のチャリダーが一生懸命この坂道を登っていた。Tシャツの背中には日本一周中とある。俺はスピードを落としてその自転車に並ぶとシールドを上げ「頑張れよ」と一言を贈ると左手でサムアップしながら、右手のスロットルをゆっくりと開けたのである。
バックミラーの中では、小さくなっていく彼が、大きく手を振っていた。
R202に入り、西海橋で針尾瀬戸を渡る時分にはすっかり夕方になっていた。このままでは、佐世保まで行けそうにないので、作戦を練り直すため国道沿いのドライブインに入りちゃんぽんを食べながら地図を広げる。
予定変更で大崎に行って野営することに決定。ここなら温泉もある。
ハウステンボスの前を通り、日没後に大崎に到着したが、野営できそうないいところには「キャンプ禁止」の看板が必ずある。温泉の料金も少し高めだ。
再び、地図をひっぱり出して1人で作戦会議をする。20kmぐらい走って佐賀県に入ると、嬉野温泉があることを発見した。
佐世保行きを完全にあきらめ、暗い夜の国道を嬉野めざしバイクをとばす。
嬉野温泉に着くと共同浴場を探し、湯船に沈む。身体の芯までホカホカになったところで、バイクを走らせ野営場所を探して温泉街をグルグルと走る。
結局、いい場所がみつからずに観光ホテルの裏にあった小さな公園にテントを張った。
観光ホテルからは、会社の社員旅行なのだろうか宴会で盛り上がっている声や、大きな声で歌うおじさんの下手なカラオケなどが聞こえてくる。
しかし、それらの音も午後11時を過ぎるとピタリと止んで、静かな夜がやって来た。 |
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おすすめの一品 |
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11月20日 新茶 朝、結露で濡れたテントやシュラフを、公園のベンチやブランコを使って乾かしていたら、近所のおばあさんが洗濯物を持って公園にやって来た。そしてフェンスにそれらを干し始めた。自然と会話が始まったのは言うまでもない。
荷物をまとめ終わり出発の準備をしていると、先ほどのおばあさんがまたやって来て「これ お土産に持っていって」と新茶を1パックくれた。
バイクに火を入れ、今日のスタートだ。おばあさんが笑顔で手を振って見送ってくれる。
R34で佐賀市に向かい、そこからR263で博多を目指す。途中、三瀬村で美味い蕎麦を食べる。
三瀬峠を過ぎると福岡県に入る。そして、午後2時ぐらいに博多に到着した。しばらく市内を宛てもなくグルグルと走っていたら道に迷ってしまった。地図を見ても現在地がよく判らない。ちょうど小腹が減ってきたのでラーメン屋に入り、ついでに道を聞くことにした。
チャーシュー麺を頼み、店のおばちゃんに道を聞き世間話をする。そのうち常連らしいおじさんも話に加わり賑やかになってきた。ラーメンを食べ終わりバイクに戻るとおじさんがついて来て、もう一度道の説明をしてくれた。 お礼を言って出発する。
R3からR495で宗像を目指すが、福間町まで来たところで日没となった。
ちょうど港に併設されているきれいな公園があったので、今夜はそこで野営する。
この日も天気が良く夜空には無数の星が見える。今回のツーリングは天気に恵まれて、前回の雨だらけの北海道とは大違いである。 |
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