雲取山日帰り山頂制覇大作戦

第一回:女王の登山教室

 

女王の登山教室

 
 

いいかげん 目覚めなさい(登山に)

 

2005.9.23 晴


【今回の参加者】                                 

ハギー:登山計画書の上だけは隊長マーク。
      不祥事の起きた会社の記者会見で謝罪しているだけの現場責任者みたいなもの。
赤鬼ちゃん:ご存知WES中隊長夫人なのだがOLの「お局様」に憧れる。女王の登山教室を主催?
イソップ:ハギーズルームの突発的山岳企画本部長、ご存知、嵐を呼ぶ雨男。


【ルート】                                 

後山林道終点発−三条の湯−三条ダルミ−雲取山荘−雲取山頂−三条ダルミ
−三条の湯−後山林道終点着


【ことの始まり】                                 

知らない人以外は知っていると思うが、過去、海・山・林道ツーリングと制覇してきたアウトドア女の赤鬼ちゃんが、とうとう山にも興味をお示しになられ、最近、入笠山・御嶽山と単独行を敢行。すっかり高峰を目指し始めてしまった。
しかし、荷物持ちがいないということで下僕を探しておられたところ、まんまと引っかかった哀れな二人が同行することになったのである。しかし、なぜ女王の登山教室なのか?とお思いの方もおられるだろう。
休憩時に女王様はスポーツドリンクを御飲みになられるが、ザックはおろしたくないらしく、下僕二人に取らせたり、登山だっちゅーのにほとんど食料を持参しないところから付いたネーミングである。 ちなみにこの当時、巷では「女王の教室」が話題になっていた。


【出発〜三条の湯】                                 

まだ陽の昇らぬ早朝、某社の駐車場に集合した我々3名の精鋭隊員は赤鬼号に乗車し、一路雲取山登山口の三条の湯を目指す。途中青梅のコンビニに立ち寄り飲み物やおやつ(500円以内)なんぞを買いつつ国道411を進み後山林道へ突入。普段4WDに乗ったことが無いイソップは嬉々としてハンドルを振りまわしブンブン走るが、車のオーナー?の赤鬼ちゃんが泥はねをするな、足回りをぶつけるなとうるさい。そんな会話を交えつつも途中、雨粒がパラ

パラと落ちてきて我々を不安に落としいれるが、その先は奇跡とも思える青空である。我がテネレ号で走ったらさぞ楽しいであろう後山林道を進み三条の湯手前の広い路肩に車を停め、いざ出発となるが、ここで精鋭隊員のはずの赤鬼ちゃんが、登山靴を忘れてきたことが判明。我が隊最大の危機が訪れるがなんとか、車の中から運動靴を見つけ出し、事なきを得たのであった。
簡単な準備の後、だらだらと歩きはじめる3人なのであった。

後山林道終点発。三条の湯への入口


【三条ダルミ−雲取山荘−山頂】                               

林道終点から三条の湯までは約30分の行程である。
綺麗な渓谷の後山沢に沿って歩く、テントを張りたくなるようなところがあちこちにある。後山の滝が見えると三条の湯はもう間近だ。水や川を見ると、ムラムラくるらしい指の間に足ヒレが生えてるハギーと赤鬼ちゃんは、ここはロールでいけるとか、歩きながらもカヌー話でいそがしいご様子。
カヌーをやらないイソップは阻害感を感じつつも10年ぶりの雲取山への山道を味わいながら歩くのであった。
沢を俯瞰する感じで緩やかな道を登りきると谷あいの正面に、「ドン」とある感じの三条の湯へ到着。立派な小屋?である。ここで家から持ってきた水を入れ替え、赤鬼ちゃんは下山後、三条の湯での入浴を目論見、お着替え一式を小屋の脇に隠すのであった。ここから少し本格的にまじめに登りはじめる。

 無駄に気合がはいる私

寝不足で無意味にハイテンションな二人


それほどの急登では無いので、息も上がらず、3人でのんびり会話をしながら歩く。登山道両脇の原生林が見事で、とてもここが東京都とは思えない。だらだらと長い登りに飽きてきたところで、三条ダルミに到着。天気もまぁまぁである。奥多摩の山々を眺め、赤鬼ちゃんのペットボトルを取ってあげる。
ダルミから山頂までは地図上で40分程の行程であるが、我々は何故か山頂を挟んで反対側にある雲取山荘へと山腹を迂回します。何故?理由は・・?
「山頂で冷えたビールをグビグビやりたいからに決まってるでしょ!!」
普段、全く意見の一致を見ない我々もこーいうことはあっという間に賛成なのである。明らかに通行量の少ないと思われる荒れた登山道を、鹿の鳴き声に追われながら進むと小奇麗なログハウス風の雲取山荘に到着。当然、ビールも我々の場合、各自で購入するわけでは無い。ここで勝負の時間
「恐怖のビールジャンケンwith山の上」(ちなみに350のキリンラガーが一本500円×3=1,500円である)
下界のコーヒージャンケンとは違い、負けるとたった3名なのに1,500円の出費である。3隊員、だれもかなり真剣である。最初はグー!それ!!ジャンケンポン!! 負けました〜(泣)あぅぅぅ                               

                                潔く1,500円を払い3本のビールを手にするハギー♪

さらなる仕打ちでこの3本のビールを持たされ、精神的にも肉体的にかなりのダメージを受けながらも、山荘からの急登を肩で息して登ればそこは東京都の最高峰、雲取山山頂です。
嗚呼なんと晴れやかな気分でしょうか!

登頂の証拠写真


ちょうど時間も正午あたり、まずは身銭を切って苦労して担ぎ上げた冷え冷えのビールで乾杯しつつ今回の一大イベント「山頂ラーメン豪華絢爛」に取り掛かります。いつもならマルタイ棒ラーメンもしくはサッポロ一番が定番の所ですが今回はちょっと豪華に中華三昧。

それに赤鬼ちゃん特製の煮卵(各自に1個配給)を始めハギー持参のメンマやイソップ持参のワンタン&フリーズドライラーメンの具専用を、イソップ持参の昭和17年製兵式飯盒でグツグツ煮ます(注:今時、山に飯ごう持ってくるヤツはほとんどいない)。横ではイソップと赤鬼ちゃんが
「あぁロハで飲む山頂ビールは最高だなぁ!プハーッ!」
とうるさい。しかし、嗚呼中華三昧美味也、こんなに豪華絢爛で美味しい山頂ラーメンは私の山行史には存在しません(笑)。食後には更に赤鬼ちゃんの心のこもった(たぶん)ドリップコーヒーで麿は満足じゃと言ってしまいそうです。イソップもすでにバカ殿化しており、後から登ってくる登山者に愛嬌を振りまいています。運動靴で登ってきた赤鬼ちゃんも東京都民として満足そうに景色を睥睨しています。

4月20日(日)雨                            

【山頂−後山林道終点−帰宅】                               

さてここからは気楽な復路。息は上がらないし行程は早いしで鼻歌もでますが、下りは結構足にきます。
変なところでコケまくり、私だけ、大幅減点のマイナス5点と大幅に負け越してしまいました。なんとなく悔しいので時々、後方の2隊員にガスなど発射しながら下山します。お昼の中華三昧のせいか、なかなか良いにおひです。みんなでよろしこさん風のコピーな会話を楽しみながらのんびり歩き、予定より大幅に早く三条の湯に到着しペプシなんぞをグビグビ。三条の湯で一風呂浴びる予定でありましたが、雨がポツポツ降ってきたことと、ここは男湯・女湯が別れておらず、どっちかが待っていないといけないシステムのため、今回は残念ながら見送りです。車まで移動し、青梅で風呂に入り御岳のカヌーイスト定番のさぬきうどん屋さんで美味なうどんや親子丼に舌鼓を打ちながら無事帰宅となったのであった。
ただ、赤鬼号車内に靴下を片方忘れてきたのは秘密である。
尚、女王の登山教室では、下僕・召使・執事・女中・下女・下男随時募集中です。


 

【所要時間】                                 

後山林道終点発07:10−三条の湯07:42 07:52−三条ダルミ10:30 10:45−雲取山荘11:25 11:30
−雲取山頂12:00 13:10−三条ダルミ13:35 13:45−三条の湯15:30 15:50−後山林道終点16:20