| 表丹沢・小屋泊珍道中 | ||||
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第二回:女王の登山教室 |
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いいかげん 目覚めなさい(登山に) |
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2006.1.7 赤鬼晴 |
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【今回の参加者】 |
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赤鬼ちゃん(女王様)・全ての権限・決定権はこの人に有り |
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【ルート】 |
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1日目大倉―二俣―後沢乗越―鍋割山荘 |
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【大倉―二俣】 |
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地図上コースタイム:1時間25分 |
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やはりというか予想通り集合予定時間より1時間も早く待ち合わせ場所である小田急渋沢駅に到着してしまったワタクシ。 |
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大倉からの道すがらでさえも2・3日前に降ったと思われる雪が路面を覆い、今年の冬を象徴しているかの様です。まずは二俣までの車道をノンビリと歩く行程。民家の連なる舗装の車道を進むとほどなく未舗装路となり、サクサクと気持ちよく雪を踏みます。 |
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やはりというか予想どおり私とキリンちゃんが先行。イソップと女王様がのんびり続くという展開。 |
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【二俣―後沢乗越】 |
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地図上コースタイム:45分 |
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二俣の車止めチェーンを過ぎてもしばらくは林道が続きます。許可車両以外は通れないので気楽に道に広がって歩きます。途中の沢の渡りは木橋が凍ってプチスリリング。残念ながら誰も落ちませんでした |
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鍋割山荘に限らず丹沢の山小屋は基本的にどこも水不足。丹沢は北アルプスなどの高山と比べると積雪が少なく、山頂に湧水などほとんど有りませんから稜線上の山小屋は営業に使う水を荷上げしなければいけません。そのため水上げボランティアをするととても喜ばれますよ。 |
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今回は体力に余裕のある私とキリンちゃんが水上げボランティア。私は気合壱発、一番大きな大五郎ボトルをチョイス(笑)。スカスカだった縦走用デカザックがまるで冬山5日間縦走の様に膨らんできました。 |
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林道終点からすぐは沢沿いを登ります。 |
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ここからは怪物キリンちゃんの本領発揮、本当にあっという間に姿が見えなくなってしまいました。 |
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杉林から少し登る、私の好きな雰囲気の開けた感じの道になり、よっこらせっと尾根へ上がる後沢乗越の分岐に到着。キリンちゃんが余裕の笑顔で迎えてくれました。 |
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それにしてもの女王様。 |
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【後沢乗越−鍋割山荘】 |
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地図上コースタイム:1時間20分 ルート:尾根を上がるひたすら登り。木の根の階段が多く路面は土質。 |
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さて長らく続いた赤鬼女王様の生死を賭けたガケ上ギリギリランチもようやく終わり再び登り始めます。 |
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体調不良の人間には果てしなく続くように感じる尾根道をひたすら登ると丸くなだらかな姿を見せる鍋割山頂がようやく顔を見せてくれました。 |
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【鍋割山荘宿泊萬話】 |
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鍋割山荘・鍋割山頂にある山小屋。ご主人は丹沢でも有名なポッカの達人。 その人柄の良さで登山者の皆から慕われる。宿泊は1泊2食付/6300円素泊まり/4000円。 http://tanzawa.xrea.jp/nabewari/ |
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ようやく登り終えた鍋割尾根の余韻もそこそこに鍋割山荘にチェックイン。 |
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各自、適当に荷物を納めて身軽な格好になり食堂である大広間にツマミや酒飲み物を持って移動します。この鍋割山荘、昨今の近代設備山小屋とは路線を異とする、昔からの手作り山小屋で、ヘリでの荷揚げ等も行わず、一切をボッカに頼っています。 |
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※「山の上ビールジャンケン」とは.... |
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それジャンケンポン!! 3人がパー1人がグー。 |
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正に踏んだり蹴ったりのイソップを尻目に美味しいビールをグビグビ飲ります。 |
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頃合を見て−10℃の小屋の外に出れば富士山に沈む夕日を眺められる絶好のロケーション。 赤鬼ちゃんお手製の鳥ハム(これがうまいのですよ)などをツマミに酒は進みます。 3人はイソップが気合でボトルのまま持ってきた北杜10年をチビチビ。 私は頑なにペットボトルに詰め替えてきたバーボン(メーカーズマークだぜい)をグビグビと飲ります。 隣のコタツの大阪からのパーティの皆さんとツマミや酒の交換などしながら楽しく過ごしているうちに 「夕飯でーす。」待望の晩飯タイム!です。 |
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次々と手渡しで回ってくる(当然セルフサービス)予想外に豪華な食事に驚きました。 まずメインはな、なんと鰻丼!! おかずが各自に天婦羅3点盛・おでん。共皿でフルーツとトマトの盛り合わせ・枝豆、いや〜美味しかったですよ。宿泊者一同で楽しく和気藹々で食べる晩飯は楽しいものですな。 山小屋楽しいです。食後も今日の出来事を肴にさらにのんびり酒など飲み、9時の消灯と共に各自の部屋に戻りとっとと2枚重ねで敷いた布団入ります。 |
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私と女王様はインナーシーツを持っていない為、代用の3シーズンダウンシュラフを持参。シュラフに潜りこんでから布団を被ります。今回はこれが正解でした。 我々の部屋は場所的に枕元のペットボトルが凍るようなところだったので、布団に隙間が出来ると結構寒かったのですが、シュラフに入ったおかげで寒い思いをしないで助かりました。 |
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【ルート】 |
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2日目 鍋割山荘―塔ノ岳―烏尾山―新芽山荘―大倉 |
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【鍋割山荘―塔ノ岳】 |
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地図上コースタイム:1時間の25分ルート |
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眩く朝日に映える霊峰富士、ベタ凪の相模湾が一望に見える雲ひとつ無く厳冬期とはいいながらもさわやかな朝日を浴び、ダラダラ・のそのそと起きる我々である。枕元に置いてあった濡れたタオルが棒のように凍っている。 鍋割山荘の美味しい朝ご飯と味噌汁をおかわりして元気満タン、今日もしっかり歩かねば!!。 ダラダラと準備をしていたわりに、いわゆる想定内程度の遅れで無事出発できたのはかなり意外(笑)。 我々もやる時にやるのだ。 |
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山荘の裏側に周るように始まる金冷やしまでの鍋割山稜の尾根道は私的に表丹沢で一番好きなルートなのですよ。ブナ等の自然林を心地良いアップダウンが適度に続き右手に麓の街並みを見下ろし、左に白銀に身を包む西丹沢の山々を眺望し、常に富士山も後視野に入る素晴らしい道。何度歩いても素晴らしいと感じられるルートです。 |
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小丸・大丸と続くアップダウンを白い息をはきながら、楽しんで行くとほどなく金冷やしの合流に到着。 |
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【塔ノ岳−烏尾山】 |
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地図上コースタイム・1時間30分くらい |
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さて、刺すような冷たい風も山頂から表尾根に少し下れば風も当たらず快適な下りルートとなります。木の又小屋までは軽いガレもある急な下りが続き、雪もあるので足場を確かめながら下ります。木の又小屋は丹沢の山小屋の中では比較的新しく、イソップもお勧めの宿泊スポット。 |
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無事に水分の補充も済み再び歩き始めますが、地図上では並ぶようにある筈の次の山小屋が意外と距離があります(あくまで地図上と比べてですが)。 どういう事かというと当然ながら高低差があるのですな。新大日小屋、昔は名物親父が住んでいた書策小屋...。と続く道はガレ場や細尾根の続くアップダウンのルートで、表尾根だけに日当たりの良い場所が多く、路面の雪も解けて無くなっている箇所も多くなってきました。 まだこの先の状況が読めない時ではありますが、岩にアイゼンが当たるジャギジャギ音が嫌いなイソップがアイゼンを外し、それを真似て、赤鬼ちゃんもアイゼンを外しました。 軽アイゼンを着けたままのチーム台工(笑) |
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ハギー&キリンはガレ場の下りも軽快に駆け降りていきます。この付近の路面は日向の尾根が続き路面の雪も少なくアイゼン無しでも問題なかったのですが、その先の行者ヶ岳の鎖場で事態は一変してしまいました。 |
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【烏尾山−新芽山荘】 |
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地図上コースタイム:1時間ルート |
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烏尾山からの分岐にはこのルートを通った足跡が意外とたくさん有り、負傷した人間を連れて行っても問題無しと判断して新芽山荘方面へと下り始めます。 |
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赤鬼ちゃんの様子はというと荒れ気味とはいえ下りが続き、足を高くあげる必要が無いのでゆっくり進めば特に問題は無い様子で我々も一安心。杉林の中の斜面のつづら折れをしばらく歩くと道は尾根に変わり、そこからしばらく歩きやすいルートが続きます。途中で休憩を入れつつ歩き続けると道は尾根ルートながらも荒れたワダチラインとなり、かなり歩きづらいルート模様が続きます。我々は時間に余裕があるので良いのですが、夕方近くや日の暮れてしまう時間帯ではとても迷いやすいルートでしょう。そんなルートをコースタイムの倍近くかけて下って行くとひょっこり目の前に山小屋が現れて、それが新芽山荘でした。 |
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【新芽山荘―大倉】 |
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地図上コースタイム:1時間ルート |
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無事下り終えた安堵感で皆ほっとしています。時間優先の為昼食を取らなかったので、ここで大休止。体質的にカロリー消費の激しい赤鬼ちゃんは待望の食事とカップラーメン。我々は赤鬼ちゃんのオゴリでコーヒーをいただきます。 すっかり暗くなった大倉でビールと食事を堪能し、お土産にこの食堂名物の柚子味噌(これが美味しい)を買って帰路に着きます。 初日・2日目共に軽いアクシデントはありましたがとても楽しい山行でしたね。当初のルートだった烏尾山から先の三ノ塔−ヤビツ峠−蓑毛は近いうちにぜひリベンジしたいものです。 おわり |
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