【子供を山に慣らそう】
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我々夫婦の共通の願望として「家族で山歩きがしたい」というのがあります。
それを遂行するにあたって2歳のエリコは愛用のチャイルドキャリアで背負ってしまえば良いのですが、5歳のタクミにはしっかり歩いてもらわなけれはならず、いきなりきつい登りなどに連れて行くと気分が萎える事も想像でき、まずは少しずつ簡単な山歩きをさせてついでに帰りにはオモチャを買うなどの特典を付けて(笑)山歩きへの印象をよくする事から始めました。
慣らし第1回目は大山ケーブルカーで下社まで上がり、下社の茶屋で大好きな串ダンゴやラーメンを食べ下りは旧参道の女坂を歩いての下り(帰りに参道でオモチャの特典付き)。
慣らし第2回目は大山ケーブルカー下社駅から見晴らし台に往復1時間弱の山歩き。
見晴らし台でお弁当を食べて山で食べるお弁当の美味しさを体験させイメージをアップ(当然帰りはオモチャの特典付き)
タクミの「ハイキングってムシキングみたいで強そうでかっこいいね」という意見にも笑顔で同意(笑)も忘れません。
背負われているエリコも機嫌は良いようで3回目は少々ステップアップしてみようという事になりました。 |
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【本厚木―秦野―蓑毛―蓑毛越え】
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今回の山歩きには電車を使います。小田急線で秦野駅に向かう車中、いつものハイキングと違って電車に乗る事にタクミもエリコも楽しそうです。
秦野駅から蓑毛まではバスで移動、連休の割にたいした渋滞も無く予定どおりに蓑毛に到着。
ヤビツ峠方面に行く人はさっさと出発してしまいましたが、我々はのんびりエリコのオムツなんぞを替えてジュースも飲んでからゆっくり出発。
しばらく舗装の道を歩くとヤビツ峠方面と蓑毛越え方面に分かれる分岐に到着、我々は蓑毛越え方面に進みます。道は元々大山参拝の裏参道だっただけあって古道ムードの漂う良い雰囲気で楽しいのですが、間もなく道は斜度がきつくなり本格的な登りになりタクミの様子が気がかりになりましたが、当の本人は「うひゃあ」なんて言いながらも良いペースでヒョイヒョイと登っていきます。 |
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古道の趣きです |
ちゃんとした登りの道が続く |
途中からコツを掴んだのか慣れたのかペースはグングン上り、我々がおいていかれそうです(笑)。
特にゴメキチは久しぶりの急登に息があがり大汗をかいてますよ。さすがに後半は休憩が増えましたがほぼ地図上の予定どおりに大山山頂ルートとの分岐に到着。
ここからは斜度も緩くなり10分ほどで蓑毛越えの峠に到着しました。蓑毛越えは木のテーブルが何基かある静かな峠でした。我々はここで昼食タイム。みんなでラーメンを食べます。うまいねぇ(笑) |
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蓑毛越手前付近 |
蓑毛越に到着 |
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峠で食べるお昼は格別 |
静かな峠です |
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【蓑毛越え―大山ケーブルカー下社駅】
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峠でのんびりと昼食をいただいたら大山阿夫利神社下社の方向に進みます。
歩き始めてすぐは広く平坦な道が続きますが、ほどなく道は細くなりアップダウンやガレ場が続き(下は崖)親としては気が抜けません。当のタクミは特に臆する事もなく適度に慎重さを出しながらヒョイヒョイと歩いていきますよ。
遠くにケーブルカーの駅が見えたあたりで鎖のある岩場が出現。ここも大きな段差は補助しましたがだいたい自力で踏破。いや〜感心感心。 |
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ルートも終盤になろうかという頃に背中のエリコがグズりだし、動きまくるのでちょっと肩にきますが、大山山頂からのルートと合流するあたりで気がつくと静かになってます。寝てました(笑)。
ほどなく大山阿夫利神社下社に到着。無事到着の御礼を言っていつもの茶屋に腰をおろします。
ここ何回かの山慣らしトレーニング通いのおかげで店のオバちゃんともすっかり顔馴染み。タクミはソフトクリーム、私とゴメキチはそれぞれ串団子を食べて労をねぎらいました(エリコは熟睡中)。 |
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背中のエリコ熟睡中 |
串団子が美味しいのです |
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【下社駅−不動前―女坂】 |
美味しい串団子とソフトクリームを食べたら女坂を下山と行きたいところですが、タクミは当然ケーブルカー指名(笑)まぁここまで歩いてくれれば充分なので素直にケーブルカーに乗り込みます。
満員気味のケーブルカーで下っていくと突然タクミが「ブドウ前で降りたい」と言い出した
(注)途中駅の不動前の事です
おっなんだなんだ?と思いながら不動前で下車すると不動前から歩いて降りるという事でした。
我々にしてみればそりゃ嬉しい事ですが、これには本当に驚きましたよ。背中のエリコも目を覚ましわいわいと歩き参道の土産物屋で蕎麦を買って伊勢原駅行きのバスに乗り小田急線と乗り継いで帰宅、帰りの乗り物の中で寝るかと思ったらまぁ元気元気。帰宅してからも元気で早起きした分、親の方が睡魔に襲われ「頼むから早く寝てくれ〜!!」と夜は更けていきましたとさ。
終わり |