春の奥会津と上信越、走った!・浸かった! ・食った!
2001年5月1・2日
旅の始まりは夜から
前の晩8時に寝たおかげで午前2時の目覚めはけっこうすっきりである。
作っておいた朝食のサンドイッチをほおばって3時に出発、深夜の首都高を走り東北道の蓮田SAに着いたのは東の空が明るくなってきた朝の4時半だった。
午前7時の朝風呂
東北道宇都宮IC−日光宇都宮道路今市ICと走り栃木県の山奥湯西川温泉に着いたのは朝の7時。しかし、無事着いたのは良いがガソリンスタンドがまだ開いていない。これは誤算だった。スタンドが開くまで温泉街をうろうろしていると 、街中を流れる川の橋の下あたりから湯気が出ている。よく見ると共同浴場の露天風呂らしいことがわかり、さっそくドボン。こんな贅沢はないのではないかと思う朝の7時20分30秒なのだ。
安ヶ森林道
朝風呂をたっぷり味わったおかげでガソリンスタンドはすでに開店していた。
給油したついでに情報を仕入れると林道はまだ残雪が多いとのこと。とりあえず行くだけは行ってみようと、栃木と福島の県越え林道「安ヶ森林道」へと向かう。
栃木側は峠まで舗装が進み、雪や落石等の障害も無く行けたので、問題無いだろうと福島側に入ったとたん峠の先はいきなり残雪が道をふさいでいる。まさしく『オーマイガー!!』である。が、よく見ると雪の上にバイクの轍がある。残雪も途切れ途切れのようである。ここで迷よう。バイクは荷物満載のテネレだ。普通は進まないのだがなぜか心は無謀にも「進め!」と叫んでいる。
ここは自分に正直に行こうと決め残雪にアタック!!、数回のアタックの結果、見事峠の残雪を突破。(良い子のテネレ乗りのみなさんはしないように)数ヶ所の残雪と1ヶ所の落石を無事突破した後はフラットで気持ち良いダートが続く。
奥会津
林道を抜けるとそこは福島県奥会津。このあたりは岩手県のように曲がり家の家屋が存在していて「奥会津曲がり家集落」を形成している。
代表的なのが舘岩村の前沢集落である。ちょうど茅葺屋根の張替え作業中だ。木賊温泉の「川の公共浴場」で本日2湯目を浴びる。続けて近くの湯の花温泉の公共浴場で3湯目に突入、午前中だけで3回ふやけた。奥会津の秘
湯といえば木賊温泉の方が有名だが個人的には湯の花温泉の方が好きだ。
湯の花温泉には計4ヶ所の公共浴場があり、それぞれがいい雰囲気を持っているので次の機会には全部入ってみたいものだ。
平家蕎麦
当初は湯の花温泉から栃木側に抜ける田代山林道を走るつもりでいたが安ヶ森林道の残雪具合を見て、更に標高の高い田代山林道は無理と判断して断念。国道をぐるりと回り再び湯西川温泉へ、昼食に蕎麦屋「志おや」のざる蕎麦を食べたが、これがなんともうまい。
私の好きな田舎蕎麦だ。(たしか大ざる1枚800円でした。)
奥鬼怒-奥日光
湯西川温泉から川俣湖方面に進み林道馬返線に入る。路面は全体的にフラットで走りやすく、前半は山岳路、後半は川俣湖畔沿いに進む気持ちの良いルート。
間欠泉で有名な川俣温泉でボーッとしながら温泉が吹き出すのを待つが、いっこうに出る気配が無いので、そそくさと日光方面へ、奥鬼怒・山王林道(全舗装済み)を走り日光戦場ヶ原へ、近くの光徳牧場でアイスクリームを食ベる。ここに来る度に食べるのだが、あいかわらずこれもうまい。
群馬の山はまだ雪深し
戦場ヶ原から金精峠を越えて群馬県へ、丸沼スキー場はまだ営業中である。片品から水上へ抜ける坤六峠へ進むが、登るにつれて残雪がどんどん増えていく、もしやと思い地図で確認してみると案の定まだ冬期閉鎖中である。ルートを素早く川場村方面に変更し、桐ノ木平キャンプ場にテントを張る。テン場には私だけで、ヒゲの管理人さんから「そこに張りなさい」と指定された場所は木のテラスが組んである下場に通称運動会テントの張ってある場所だった。夕方から霧が降る様にかかっていたので屋根&下場付きはありがたいのだが見た目は何か変だ。居心地があまりにも良かったので写真を撮るのを忘れる。
三国峠-新潟-長野
早朝、外はまだ霧の中。天気予報は曇りのち雨。テントを撤収しカッパを着用し、山の麓に向かって走り出す。霧は晴れたが新潟に抜ける国道17号三国峠に進むと、また霧の中になり雨も降ってきた。三国峠のトンネルを抜け新潟に入ると霧は晴れ雨も止み薄光りもさしてきたのだから不思議だ(笑)千曲川沿いに進み長野県へ。川沿いの国道117号は道沿いに菜の花が咲き揃い黄色の帯が連なり、春らしい色合いを奏でている。
とみくら
長野県飯山市から国道292号へ進むと道はぐっと狭くなり山里の中を進む。
このあたりは「その地区の人達が自分達用に作った温泉」が数ヶ所有る(2ヶ所の存在を確認)その1つの地元民ではないが「不動の湯」に入った。こじんまりした温泉でこれこそまさにローカル温泉なのだ。
不動の湯の少し先に「富倉」という地区がありここの蕎麦がひそかだけど有名である。
その一軒「とみくら食堂」で大ざる(1,200円)を食べる。とみくら食堂へは何回か来ているのだが、この店は私の
「田舎蕎麦ザ・ベスト」で堂々1位に輝くうまさなのです。
特にこの時期に来ると蕎麦といっしょに地物の山菜をいっぱい付け合せに出してくれ、
またこれがうまく、一杯飲めないのが残念だ。国道292沿いに何件も山菜売りの売店が出ていたのでおみやげにコゴミと山胡桃を買うとフキノトウをおまけしてくれる。
志賀草津道路
おいしい蕎麦を食べ土産の山菜をザックにしまい、気分よく出発。志賀草津道路へ、渋峠手前のスキー場はまだ営業しており、カーブの向こうをスキーが滑っていく不思議な状態。渋峠手前までは視界も良く順調だが、急に霧の中に突入してしまい5メートル先も見えない状況になってしまう。こりゃいかんと万座温泉方面に下るが霧はいっこうに晴れず、結局万座ハイウェイ終点まで霧の中だった。
軽井沢でついに雨が降り始める。上信越道・碓井軽井沢ICから高速に乗り自宅へ。
結局二日間で約900キロの行程となる。前後の高速以外は半分が山道。我ながらよく走るものだ。
風呂は4件も入ってしまい、我ながらよく入ったものだ。
そしてあいかわらず旅の中では蕎麦好きである私。田舎蕎麦バンザイ!!の言葉でこの旅を終えたい。