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房総焼きハマ食べ隊顛末記 |
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H14年3月21日(木)晴れのち曇り&強風
事はイソップの掲示板で「九十九里で正しい焼きハマグリが食いたいのでなんとかすること。はぎちゃん」とのあいかわらずなわがままな一言から始まったのである。こういうネタに敏感に反応するのが我が掲示板の特徴である。
「焼きハマ食いたい人は集合!!」「ハイ!ハイ!」と見事にメンバーが反応し、食い気優先の我々はその前のカキコの★の君の「春の伊豆半島豪華別荘一泊ツーリング(案)」を見事に蹴飛ばし我々は一路、憧れの房総九十九里を目指すのであった。
【気分は遠足の朝】
今年の3月21日・春分の日は飛びの1日休日である。朝の首都高速の渋滞具合は、いささか読みづらい所であった。今回はバイク・車・タンデムバイクとペースの違う各自が進路上で合流して行くという加納姉妹もびっくりのゴージャスなプランになっている。我々バイク隊の集合場所は首都高湾岸線の横浜大黒SA。はとバス横浜中華街食べ歩きコースでは必ず訪れるであろうレインボーブリッジ下のサービスエリアである。
車で参加のOGWファミリーは車で成田空港に行く人は必ずトイレ休憩するであろう湾岸幕張PA。更にタンデムで参加のT-Shota&Nonoコンビは海水浴に行く人は必ずここでジュースを買うであろう下道ルートの九十九里東金道路の福俵PAにて合流というマーケットガーデン作戦もびっくりな壮大な作戦となっている。
渋滞を考慮し、早めに自宅を出発した私の予想は外れ、道路は気持ち良く流れており、集合予定の30分も前に着いてしまった。ところが私の目前を見慣れたバイクが・・よろしこ哀愁@ゼファー1100である。今日もシブいウェアでまとめている。パーキングには、すでに自称ハイウエィ・マグナムのイソップ@ZRX1100となんきん@BMW・R1100Sが到着している。
「いや〜渋滞しているかと思って早く出たら結構空いていてさぁ」な〜んて言ってはいるが、みんな揃っての遠乗りはひさびさのためか、遠足の朝よろしく家で待っていられないのである。そうこうするうちに★の@BMW・R1150GSとM田改めドイツ兵@TW200も時間前に到着。みんな30過ぎのいい大人である(あれ?ドイツ兵は違うか)みんな前の晩は眠れたのであろうか?
ところがである。我々より更に遠足の朝だった人達がいた。AM8時半に携帯が鳴った。相手はNono嬢である、「もう福俵PAに着いちゃったの.......」
T-Shota&Nonoの二人は都内の渋滞を予想して朝早くXLV1000バラデロ号で出発したのだが、やはり予想に反して都内をスムーズに走り抜けてしまい、我々の集合時間にはすでに東京湾の反対側にいたのである。
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料金所で一休みの図
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高速羽田線上のイソップ
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【時間通りに事は進んだ】
そんな遠足気分の我々バイク隊6台は次の合流場所である湾岸幕張PAを目指して出発、首都高湾岸線快適に進む。ペースは鈍足のTW200に合わせて比較的ゆっくりのペースで進むが、実はイソップの免許の点数が厳しいというのがその真実だったりするのだ。
我々の進路である首都高湾岸線はさしたる混雑もなくスムーズに流れ、予定通りに湾岸幕張PAに到着、ほどなくOGWファミリーのレガシーも到着。予定通りの進行に皆気分も良く、颯爽と湾岸線から京葉道路へ飛び出す。時々、よろしこ@ゼファーとイソップ@ZRXか仕掛けあうが、概ね安全運転で快適に、千葉東金道路−九十九里東金道路と進み、待ち合わせの福俵PAに到着すると待ちくたびれた二人が手を振って迎えてくれた。
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よろしこ@ゼファー!快走!
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決まってるぞ!よろしこ哀愁
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【九十九里は焼きハマと砂嵐】
高速を走っている時は気持ちの良い天気だったが、東金あたりから風が強くなってきた。前日の予報でも「千葉方面、昼から強風」との事だったが、その通りである。
全員集合した「焼きハマ食べ隊」は一路、九十九里の不動堂海岸を目指し、強い横風の中をフラフラと走りだす。このあたりに来るのは皆、初めてなのだが、海岸までは特に何かあるわけでも無い「ごく普通の」町並みが続く。さしたる高揚感も無く空腹を引きずりながら、走るとひょっこり海岸線に出た。九十九里道路の高架をくぐり、今回目星を付けておいた「ゴンちゃん」が目の前に現れた。
「ゴンちゃん」は常設の海の家で、地物のハマグリや魚をセルフで焼いて食べられると評判の店なのだが、外見は「噂どおり」いささか妖しいのである。中に入ると白熊やほこりを被ったペンギンの剥製が出迎えてくれる。また更に妖しい。
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一行、ごんちゃんへ到着
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盗み食いしてるHagy
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OGWファミリー(手前の4名)とその他の人々
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地元漁師とその他の人々
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しかしその妖しさとは別にカウンターの前に並ぶ魚介類は種類も豊富で皆うまそうだ。残念ながら今日は強風で漁ができなかったらしくハマグリは養殖物であったが、それでも中々の代物である。さっそく各自好きな物を買って、店内のガスロースターで焼き始めた。うひゃあいい匂い♪テーブルに就いたT-Shota&Nonoやよろしこ哀愁はマグロ?のカマでロースターを占領し、OGWファミリーはホタテ&その他もろもろ、なんきんは車海老を貪り食い、イソップはさすがに言いだしっぺを意識し、はまぐりオンリー、私はイワシのたたきをぐわしと食す。どれもうまい。イワシ丼もうまそうである。気がつくといつもの調子で食べまくり、いつもの調子でT-Shota&Nonoのハマグリも大量に食べてしまった。(ゴメンなさい)
皆満腹となり何人かは砂浜に出てみた。強風で九十九里の細かい砂が舞いちぎりすごい状態である。私はゴーグルをして砂浜に出てみた。OGWファミリーの長男JunJunは小さい体が強風に煽られ、さらに鼻水に砂が付きチャップリン状態になっている(笑)。砂浜を歩くT-Shotaは、頭にてぬぐい&足元は黄色い長靴の地元漁師ファッションで決めていてさすがである。
【ダラダラと海岸線】
焼きハマをすっかり堪能した一行は出発。
最初の信号をT-Shota&Nonoの二人は更に食を極めるべく銚子方面へ、我々はおみやげを求めて鴨川方面に進む。強風を避け九十九里道路を避けたため一本奥を走る国道は特に海が見えるわけでもなく、東京に近いわりには田舎風景の直線道路を走るだけである。加えて強風が我々をひたすら叩き続けているので、いささか不快である。
イソップが信号で止まる度に「トイレ・トイレ」と騒ぐが、バイク6台・車1台が休憩できる場所が中々見つからず、勝浦のお土産屋でやっと休憩、止まったついでに土産を物色。ここでOGWファミリーと別れた。
天津小湊から国道を外れると小さな漁港のある港町を通る。やはりこういった風景は良いものだ。内陸に入ると道は小気味よいワインデイングが続き、抑揚の無い直線に飽きた我々は喜々として走り、内房の鋸南町・保田に出る。
そろそろ気になるのは東京湾フェリーの運航状況である。我々の微かな希望を裏切り、風は相変わらず激しく、東京湾波高しである。
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黄昏イソップ
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★の@BMW・R1150GS
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【スペシャルローリング東京湾フェリー】
「あわや欠航か?」と思われた東京湾フェリーはなんとか運航していたが、固定具の関係で一便につきバイクは6台しか乗れないとの事。しかも風がこれ以上強くなったら即欠航らしい。かろうじて往復しているフェリーは荒波に揉まれグワングワンとローリングしながら出入港している。待つこと1時間半、ようやく乗船可となったが、台数の関係で我々は無情にも2班に分かれる事になった。この荒天である。船はいつ沈むやもしれず、今生の別れを悟った2班はお互いの無事を祈りつつ別れたのであった....涙。
なーんてことは全く無く、第1班のハギー・よろしこ哀愁・なんきん・★の、の4人は乗船し甲板に出ると、ざまあみろとばかりに手を振るのであった。
残されたイソップとドイツ兵の姿が心なしさみしく見えた(と言っておこう)。二人の姿も出港と共に荒波の向こうに消え、我々はスペシャルローリングフェリーの中で35分のガマンに入った。
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乗船待ちの人々
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不安いっぱいのよろしこ哀愁
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船慣れしている私や★のやなんきんは特に問題ないがよろしこ哀愁はひたすら不安げである。窓の向こうが空を向き、そして海を向く。時おりドカン・ドカンと波が船底を叩く音が船内に轟き、乗船客の悲鳴があがる。洞爺丸にならなければよいが....
そのころ金谷に残された2人は、ドイツ兵のもうひとつの趣味である空挺降下...じゃなかったスカイダイブの話で盛り上がりつつ、第1班が海に投げ出されるのを祈っていたのであった。
出港から15分ほどでよろしこ哀愁は「まだ着かないの?もう飽きたよぉ〜」とお子様のように絶叫し始めたが、まだここは東京湾のド真中である。そんな彼も横須賀の灯りが見えてくると素直に元気になってきた。無事到着。
車両甲板のバイクは荒波を被り潮まみれになってしまった。船から出ると横須賀・久里浜港も変わらず強風が吹き付けている。あわや欠航かと思われたイソップ&ドイツ兵の乗船した便も無事出港したようだ...チッ!
到着してしまったイソップ&ドイツ兵と合流した我々は横浜横須賀道路をひた走り、各自の家に散っていったのであった。
無事家に着き振り返れば、焼きハマグリはうまかったが、体もバイクも九十九里のパウダーサンドでじゃりじゃり。とにかく風に揉まれた一日なのであった。次回は廻目平だぞ!みんなぁ!!
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