南アルプス林道ツーリング&Single Smile Meeting


2002年9月22日〜23日

【ひさしぶりの旅】

思えば5月からツーリングらしい事をしていない。忙しさにかまけてバイクに触れる機会もえらく少なかったのだが、こんな事はバイクに乗り始めて以来初めてだと思う。そんな時、テネレ仲間のOGWさんらが発起人となり、単気筒車のミーティング「Single Smile Meeting」をやろうという事になった。
(ついでにテネレミーティングも併催)開催場所は静岡県御前崎である。スタッフと一部参加者による前夜のキャンプ宴会も決定した。これは行かねばなるまい、いいや行くのだ!!どうせ行くなら林道も走りたくなり、南アルプスの林道を走ってから大井川沿いに走り、キャンプに合流し、翌日は御前崎で海を見るという「海山両手に花の宴会付き秋のゴージャスツーリング」という豪華なプランが練られたのである。


9月22日(日)曇りのち雨

【南アルプス・マウンテンロード】


快調な滑り出しです

    意外にも富士山が見えました


朝の6時半も少し回った頃に今回の同行者であるスーパー★のちゃん@BMW・R1150GSがタイヤの音を響かせてやって来た。まずは道志から富士五湖へ、道路も快適に流れているし、午前中の早い内から雨と言われた予報に反し、まだ降る気配は無い、途中「道の駅・道志」で休憩をしつつ本栖湖に到着すると、なんと富士山が見えるではないか、期待していなかっただけにちょっと嬉しい。 

★のちゃん
は1150GSのタイヤを最近ブロックタイヤの「カルー2」に変えたばかりである、まだ皮の剥けきれていないし、フィーリングをつかめないでいるのかコーナーでは慎重に走行していたが、まあそれも今のうちだけだろう


けっこうビビってます

峠からは南アルプスの山々を一望


本栖湖から国道300号を走り富士川沿いの国道52号へと進み、鰍沢町に入ったあたりで左折し十谷温泉を抜けると本日最初のダート林道である。大柳川渓谷沿いに走るこの林道は以外と大きなギャップや溝などがあり、下手に跳ねると沢に転落⇒ヤマメイワナの目線に直行である。
二人共冷や汗をかきつつ慎重に走る。途中にある分岐を左に進むと「五開茂倉林道」である。最初の1キロ程意外は峠まで舗装済であったが中々気持ちの良い道である。峠に着くと目の前に南アルプスの山々が頭を覗かせていた。
ここから下りはダートで一見フラットなのだが、良く見ると流水のワダチがあちこちに伸びていて注意が必要だが快適である。私のテネレもそうだが、ブロックタイヤを履いた1150GSで★のちゃんはダートを楽しんでいるようだ。楽しくお尻をフリフリしてあっという間にダートも終了である。
時間は11時を少し回ったあたり。腹も空いたので昼飯を食べたい、山といえば蕎麦、という訳で近くの蕎麦屋に入った。店のおばちゃん達は忙しく動き回っているのだが、客の前には一向に蕎麦が出てこない。
要は手際が悪いのだろう。やっと目の前に置かれたザル蕎麦大盛りを食べ、外に出るといよいよ雨が降ってきた。二人共いそいそとカッパを着るが★のちゃんは何故か上衣のみ着用である。下はビリビリで使えないのだとか、カッパくらい早く買えよ(爆)
雨はすっかり本降りとなったが、ひさびさの林道ツーリングの士気の高い我々にはそんな物は関係ないのだ。とにかく楽しい、ひたすら楽しいのである。
我々は意気揚々と「井川雨畑林道」へとバイクを走らせた。この林道もしばらくは舗装路の山道が続くのだがやはり楽しい。日本のマウンテンロードの良さがこの道には有る。
標高が大分上がったあたりで路面はやっとダートになった。降る雨で道は所々川の様になっているのだが、路面が雨で締まっていて走りやすい。一服しようと思った標高2000メートルの山伏峠はガスの中でおまけに風が強くて寒いので、そそくさと下って行く。峠の静岡側は全面舗装路なのだが、この付近は地盤が崩れ易いのか付近は土砂崩れの跡だらけで、路面やガードレールは凸凹ですごい事になっていた。舗装路なのに気分はダート(笑) そんな道筋も麓に降りれば快適な一般舗装路である。

小雨の降り続く中を大井川沿いに走り、中川根町のスーパーで食料品等を買い込み一路キャンプ宴会予定地の島田市の「いこいの広場かわぐち」へと向かった。

【狂乱の大宴会】

キャンプ場を探していると駐車場にテネレが止まっていて、テネレ仲間のガムテーパー氏が手を振っている。そこがキャンプ場の「いこいの広場かわぐち」であった。
駐車場に入るとOGWさんも居ました。屋根付きの休憩所には二人の女性、初めてお会いするじゅごんさん銀姐さんなのだが、一目見てどちらがじゅごんさん銀姐さんだか判った。
何と言うか....Web上のイメージ通りである(爆)
我々とほぼ同じタイミングでDR800Sに乗る横浜の赤い鳥ことE川さんも到着、富士の愛鷹林道を走ってきたそうで、我々同様この人も「好き者」である(笑)。
キャンプ場に向かうとすでにテネレ仲間のZAKIさん座敷トドさんが到着していた。
キャンプ場を見渡すと広くは無いが芝生と砂利の柔らかい路面、そして管理の行き届いた綺麗な水周りに好感が持てる。ちなみに料金は400円常設の貸テントを利用しても520円と最近には珍しくリーズナブルなキャンプ場である。何はともあれまずは幕営、今回は雨天を考慮してミニタープを持参してきた。実はタープの下にテントを張ろうと目論んでいたのだが、「おっこりゃあいい宴会場だ」と皆のテントが周りに集まってきたので不本意ながら宴会場として譲渡(爆)。
テントを張り終わるのが早いか、すかさず缶ビールをプシュ♪グビグビぷはぁウマイウマイ♪ 
ほどなくテネレ仲間のさいとーさんとアフリカツインに乗るつるべえさん、BMWR1100GSに乗るあにーさんドゥカティM900に乗るJunさんが到着も到着。4人共お会いするのは初めてです。
雨天を考慮してOGWさんが「最初はお店で一杯やりましょう」と言ってくれて、皆キャンプ場管理事務所と併設のレストランらしき店に入ると、外見的には場末の食堂チックなその店は居酒屋の雰囲気である。一同とりあえずカンパイし、さてつまみでも・・とメニューを見ると書いてあるのは寿司のみ・・
この店は場末の食堂でも居酒屋でもなく、実は寿司屋だったのである....

狂乱宴会のまだ序章です

うひ〜ビールがうまいぜぇ♪


考えてみるとお昼の蕎麦からほとんど食べていないすきっ腹である。皆も似た様なもので、すきっ腹に流し込むビールがまた効くのである。その為かどうかは知らないが場は異様なハイテンションと化してきた。
遅れて入店してきたOGWさんやSRXに乗るKAMEPONさん初期型600テネレに乗るあラッキーさんが思わずひるんでいたのを私は見逃しませんでした。こんな騒ぐとお店に悪いなぁと思い、周りを見まわすと...ハイテンションなのは我々だけではありませんでした。

カウンターの方では店長を交えて大騒ぎの様子、ここは本当に寿司屋なのであろうか?
そんなこんだで結局閉店まで寿司を肴に飲んでしまいました。さて店の外に出ると雨はすっかりあがっていて野外宴会の我々は意気揚々キャンプ場へ、いざ飲み再開である。明日仕事であるガムテーパーさんは哀しくもここで帰宅となった。さぞかし後ろ髪を引かれた事でしょう。



ここからは各自が仕込んだ晩のおかず改め酒の肴の登場となる。座敷トドさんは折りたたみ式焚き火スタンドで薪天空を焦がす勢い(笑)で燃やし、あにーさんがその火でウインナーを焼く、「表面焦げ焦げ中味は冷たい」おいしいウインナーの出来上がりである(爆)。
E川さんはそれを無視してフライパンで焼いたウインナーを配給、美味です。
女王様お二人はおでんをぐつぐつ「女王様おでん」の出来上がり、なぜかジャガイモが丸ごと入っています。ZAKIさんのストーブはなんと年代物のホエーブスです。何でも昔山ヤさんに譲ってもらったとか、箱から察するにかなりの年代物です。Junさんも静かに楽しんでいる様子、そもそもこの宴にドゥカティで参加してしまう女性です、只者ではありません。
最近めっきり酒の弱くなった★のちゃんは早々に逝ってしまいました。
宴は更にヒートアップする一方です、皆の語りが熱い熱い、おいしい酒と肴、そして居るだけでおもしろいキャラクター郡、気がつくとあにーさんが椅子の上で逝っています。
その有様は打ち揚げられたアザラシのようでした。
じゅごん・座敷トド・うち揚げられたアザラシとこれは海獣大決戦の様相を呈してきました
(皆様、抗議は一切受け付けません)
それを静かに見守るあラッキーさんいとーさんつるべえさんも只者ではありません。
さいとーさんに至っては660テネレとSZR660の「スタイル違いの同じエンジン」という物好き振りです(笑)。いいですね、やっぱりライダー宴会はおもしろいです。
皆がIモードで明日の天気をチェック(便利な世の中です)すると明日の天気はなんと「晴れ」です。
いったい誰の日頃の行いなんでしょうかね。

みんないい歳した大人です 爽やかな朝と爽やかとは言えない人々


9月23日(月)晴れ

【御前崎へ】

宴会の後とは思えない程パっと醒めた私の耳に最初に響いたのはテントを打つ雨音だった、あれ〜?なんでやねんとテントからモゾモゾ出ると、すでに何人か起きていた。
改めて空を見上げると雨は止む方向の様で7時を回る頃には雨が止み、日が射してきた。
朝ご飯を食べ終わる頃にはすっかり晴れ模様である。自前テント組より貸テント組より撤収が遅いのは何故だ?(笑)。しかし、予定通り朝9時には皆撤収完了。
車参加のJuzoさんも合流し、朝のミーティングをする。私と★のちゃんは先遣として皆より一足早く出発した。
本日は道路の流れ順調にて天候も良く気分上々で申し分無し。御前崎へのルートはどこまでも続く茶畑、さすが茶所静岡。牧之原あたりはひたすら茶畑の中を走るのだ。これは結構良いロケーションだな。
相良町で道はシーサイドラインとなり、目指す「SSM第一次集合場所」である御前崎の「なぶら市場」にほどなく到着した。

【Single Smile Meeting】



なぶら市場の駐車場に入るとすでに2台のバイク。BMW・R80とドミネーターが到着していた。
BMWのモリカワさんは1時間半以上前に到着とのこと。

程なくすると宴会軍団・・じゃなかったスタッフ一同も到着し、俄然ミーティングの雰囲気になってきました。
さてさて次々に単気筒を中心としたバイクに乗ったライダーが集結してきました。まず単気筒と言えばSRX、新旧個性的なカスタムが施されていますね。
世界最大のシングルエンジン、スズキのDR800Sは3台の参加。スズキのロードスポーツ、グース350に乗るIchiさんは皮ツナギを着てバシっと登場です。
ホンダの誇るビックシングルトレール・ドミネーターも2台参加です。おっと忘れてはいけません。
ホンダと言えばGB500クラブマンも来ていますね。個人的に注目は660テネレと同じエンジンを使用したバイクイタリアはベルガルダヤマハの「SZR660」とドイツのメーカー「Mz」の「スコーピオン」です。両方共マジマジと拝見するのは初めてです。

お尻がセクシーなSRX こときちさんとDR800S 走りも革ツナギもアツイです ベルガルダヤマハSZR660

MZスコーピオン初めて見た アプリリアのMOTO6.5。 これも立派なシングルです 「なぶら丼」、うまいですよ

でも今回のSSMを象徴するバイクといえば、じゅごんさんの愛車「アプリリアMOTO6.5」でしょう。おもしろいもので、参加者が到着する度にそのバイクに人だかりができます。皆さん好きですよね。
ビックシングルだけではありません。地元からは素敵な女性がCT110ハンターカブも来場。これも立派なシングルです。シングル以外も個性的です。
銀姐さんのヤマハルネッサ250なんてめったに見ません(笑)。パンチさんに至っては白バイレプリカのVFRで気合バリバリです。しかしドゥカティM900のJunさんあにーさん&★のちゃんのBMW-GSコンビも充分個性的ですね、つるべえさん&はなさんのアフリカツインコンビが普通のバイクに見えます(笑)。

さてメンバーも揃って来たので皆でお昼ご飯というスケジュールです。レストランの開店時間までに若干時間があったので名産売り場を冷やかしに行きました。なぶら市場の「なぶら」とはカツオの事だそうで、おいしそうなカツオがゴロゴロと並んでいました。一本買って帰りたい所ですが、泣く泣く断念(笑)。
揚げたてのさつま揚げみたいなヤツを買って食べましたが美味です、サイコー♪。

レストランが開店したようなので皆でゾロゾロと入っていきます。やはりカツオの料理が中心で、皆うまそうでしたが私は「なぶら丼」にしました。カツオをヅケにしたのがご飯の上に綺麗に並んでいて、おいしかったです。目の前のZAKIさんの頼んだカツオのカルパッチョもうまそうでしたね(笑)。
さて皆のお腹も収まり、次の集合地「弁財天川」という川の河口の公園に向けて各自好きなペースで走りだします。特に揃って行くようにはしていません。
皆さん走り方もペースも違いますから、自由に走るのが一番ですよね。私は★のちゃんE川さんの3人で走りだしました。バックミラーを見るとビックオフが2台、そして青空と遠州灘の海、こんなロケーション良いですよね。

 もう気持ちよすぎです、サイコ〜♪

 

 

 

               珍しく自分の写真


途中、★のちゃんの1150GSに「リヤのブラックフェンダーがタイヤに巻き込まれる」という珍しいトラブルが発生しました。BMWにブロックタイヤを履くとこんなトラブルが起きるんですねぇ〜本人もビックリです(笑)。それでも無事弁財天川の公園に到着、国道の分岐ではランドマーク代わりに座敷トドさんが手を振って立っていてくれました。公園とは言っても実際は砂浜に通じる広場といった感じで特に何かある訳ではありませんでした。
でも目の前の砂浜は「走ってこい〜走ってこい〜」と呼んでいるようです(笑)。眼と眼を合わせる私とE川さんのビックオフロードクラブ会員コンビ。
「行きますか?」
「行きましょう」
と二人の息はピッタリ(爆)。二人でお尻フリフリ砂浜を激走、つるべえさん&はなさんのアフリカツインコンビも砂塵の彼方に走り去っていってしまいました。触発されるようにDR800Sのこときちさんもリヤをスライドさせながら走っていきました。
さて砂浜狂走人も一段落。皆のバイクを横一列に並べて記念撮影。ズラ〜っと並んだバイク達は壮観です。それが終わると今度はスタッフ持込ネタ争奪のじゃんけん大会、珍品奇品が続々と登場しますが何故か収まる所に収まっていきます(笑)。女王様セットは銀姐女王の手に渡りました。

なんか昔の角川映画みたいです(笑) 

並べてみると壮観ですな 

一応あった予定のイベントも終わり、早めの帰路につく方も出始めた頃、最後の参加者、ドミネーターのKEMEさんが来場しました。「皆さん帰りは取り締まり等には気をつけてくださいね〜」という声に「今日もらっちゃいましたよ」と青い紙を取り出したKEMEさん(爆)最後の最後においしすぎです。

【帰路】

さて我々もそろそろ帰路につきます、私と★のちゃん、そしてE川さんで菊川ICから東名高速へ。
静岡ICあたりから天気が怪しくなってきて、由比付近で遂に降られ始めました。由比PAに逃げ込み、雨をやり過ごしているとじゅごん&銀姐コンビも逃げこんできました。
おっと由比と言えば忘れてはいけません「桜えび」ですね。しっかりお土産に冷凍の生桜えびをゲットしてきました。雨はその後御殿場あたりで降られたものの、その後はたいした降りも無く無事帰宅できました。

終わってみれば、このSingleSmileMeetingは大成功だったなぁと思います。
それぞれジャンルの違う単気筒のバイクに乗るスタイルも走り方も違うライダー達が、ただ集まり喋りお互いのバイクを見て語り、そして好きなペースで目的地に向かって走る。最近これほどまでに自由で楽しく、内容の濃かったイベントは無かったと思います。単気筒のバイクに乗る人、乗ってはいなくても興味のあるひと、よくわかんないけどおもしろそうだから来ちゃったという人(笑)。
「単気筒って何?」なんていう方もいましたし(爆)でも皆楽しそうでしたね。
最後にこのミーティングの準備運営に尽力をつくしたOGWさんを始めとするメインスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした、そして....楽しかったですね。

Single Smile Meetingの詳しい内容はこちらへ
http://homepage1.nifty.com/ogw/ssm/ssm.html