ウバメガシ(姥目樫)ブナ科・コナラ属
木の特徴:常緑高木で自然では高
さ10m、直径60cmほどになる。葉
は長さ3~6cm、幅は2~3cm厚い革
質で表面には光沢がある。新芽も茶
褐色でとても落着いた美しさがある
。幹にも老木になると浅い裂け目模
様がでる。4~5月頃に新枝の下部か
ら長さ2~2.5cmの雄花序が垂れ下
がる。翌年の秋に約2cmのどんぐ
りが成熟する。また葉が通常のもの
より長くしわの多い品種をチリメン
ガシいう。造園:主に生垣、庭木
、街路樹、公園樹などに使います。
最近は刈込み仕上げでなく自然樹形
の株立ちなどが人気があります。
性質:
潮風、煙害、排気ガス、乾
燥に強い。名前の由来:新芽の色
が茶褐色なことから姥芽(ウバメ)
昔既婚婦人の葉を染めるときの染料
の色からとった説と、葉のしわから
老女を連想して姥女(ウバメ)など
の説がある。他にイマメガシやウマ
メガシともいわれます。プチ知識
:他の用途では、材がかたくあの有
名な炭の最高級品、備長炭の原料に
なる。またどんぐりは食べられます
。以前に私(管理者)が生で試食し
ましたが苦味がありました。あく抜
きが必要だと思います。
木の特徴:江戸時代末(文久
1861~1864年)に日本に渡来した常緑小
高木で自然では高さ2~7mほどになる。
葉は長さ2.5~6cm、幅は7~15mm。樹
皮は灰緑色で皮目がある。5~7月に前年
枝の葉腋から円錐花序をだし、淡黄白色
の花をつける。また1.2~4cmの実をつ
ける。造園:主に庭木に使います。性質
耐潮性、乾燥に強い。名前の由来
英名oliveから。別名オリーブの木とも
呼ぶ。プチ知識:果実を塩蔵してピクル
スに加工し、完熟した果肉からオリーブ
油をとる。力と勇気の象徴としてギリシ
ャでは勝者に受ける冠に使われたり、平
和や豊穣の象徴として国連旗に用いられ
た。
木の特徴:常緑小高木で、カナメモチとオオカ
ナメモチの雑種。高さ4~6mほどになる。葉は
長さ10cm程度で革質で光沢がある。新芽が赤
く美しい。最近の洋風建築ブームにとけこみ人
気がある。造園:主に庭木、生垣に使います。
名前の由来:赤いこまどりの意味。別名セイヨ
ウベニカナメとも呼ぶ。
木の特徴:オーストラリア原産で、日本
には明治中期に渡来した。常緑小高木で
自然では高さ1.5~2mほどになる。葉は
長さ3~15cm。3~7月本年枝の先に大形
の穂状花序をだし、濃赤色の花をつける
。最近の洋風建築ブームにとけこみ人気
がある。造園:主に庭木に使います。
名前の由来:花序の形から、英名もポ
トムブラシ(ビン洗いブラシ)です。別
名カリステモン、金宝樹(キンポウジュ)
とも呼ばれます。プチ知識:他に鉢植え
や花材にも使われます。
木の特徴:常緑小高木で自然では高さ4~8m
ほどになる。葉は長さ3~7cm、幅は
1.5~3cm、厚い革質で表面に光沢がある。
3~4月に葉腋に2.5~5mm黄白色の花を下向
きにつける。10~11月に4~5mm程度の実が
黒紫色に熟す。造園:主に生垣、庭木、神
社などに使います。性質:耐潮性にやや強
く、耐陰性、煙害、乾燥に強い。名前の由
:姫サカキの訛り、サカキに比べ小型で
あることによる。ミサカキ(実栄木)の転
、ヒサカキ(火榊)などの説もある。プチ
知識:
日陰に強く、日陰の生垣によく使わ
れる。枝葉をサカキの代用として神前に供
える。野鳥が訪れる。
木の特徴:常緑小高木で自然では高さ5m
ほどになる。葉は長さ4~8cm、幅は2~5c
m、厚い革質で表面に光沢がある。6月に
新枝の先に長さ5~12cmの円錐花序をだし
白い花をつける。10~12月に5~7mm程度の
実が黒紫色に熟す。造園:主に庭木、生垣
、公園樹に使います。性質:耐陰性、耐潮
性、煙害にやや強く。湿地に強い。名前の
由来
:実の形や色が鼠の糞に、葉がモチノ
キの葉に似ていることから。プチ知識:
名前に似ず、実や花は綺麗で日陰や刈込み
に強く、日陰の生垣によく使われる。野鳥
が訪れる。
木の特徴:常緑小高木で自然では高さ3~7m
ほどになる。葉は長さ4~8cm、幅は
2~3.5cm。6~7月に葉腋から長い柄をだし
白い花をつける。10~11月に8mm程度の実
が赤く熟す。造園:主に庭木に使います。
成長が遅く、実が綺麗なことから人気があ
る。名前の由来:「そよぐ」で、堅い葉が
風に揺れて音をたてることから。別名のフ
クラシバは、葉が熱に触れると葉内の水分
がこもって膨らむことから。別名ソヨギと
も呼ばれます。プチ知識:他に器具材、染
料。ギターのサウンドホールの周囲の象嵌
はこれを使う。長野県と山口県の一部では
ではサカキの代用にする。
木の特徴:常緑小高木で自然では高さ
5~6mほどになる。葉は長さ3~7cm、幅は
2~3cm。10~12月に直径5~8cmの白色の花
をつける。造園:主に庭木、生垣、公園樹
に使います。性質:耐陰性、耐潮性にやや
強く、煙害、排気ガスに強い。名前の由来
:ツバキの漢名、山茶に由来するサンサカ
(山茶花)から音意転換した。プチ知識:
同種に立寒椿があります。それぞれに園芸
品種がありますが、開花はサザンカは10月
~12月、立寒椿は12月~3月なので区別がつき
ます。タチカンツバキはサザンカの園芸品
種という説と異説があります。他の用途に
建築材、器具材、種子からとれる油はたか
し油と呼ばれ、椿油と同等に用いられます
木の特徴:江戸時代中期に日本に中国から
渡来した常緑小高木で自然では高さ3~5m
ほどになる。葉は長さ4~8cm。5~6月に直
径3cmの黄白色の花をつける。花にはバ
ナナに似た甘い香がある。10~11月に実が
熟す。造園:主に庭木、神社に使います。
名前の由来:カラタネ(唐種)は中国から
渡来した意味で、オガタマは招霊(オキタ
マ)の転訛したものです。またオガタマは
小香実で、オカは小香、つまり香のことで
、タマは実の形が玉に似ることからです。
プチ知識:最近では香が良いことから、ポ
ートワインという名で親しまれています。
木の特徴:常緑高木で自然では高さ15mほ
どになる。葉は長さ1~3cm、幅は5~15mm
。樹皮は灰黒色で皮目が多い。6~7月頃に葉
腋から淡黄白色の花をつける。10~11月に
5~6mmの実が黒色に熟す。造園:主に生垣
、庭木、街路樹、盆栽などに使います。
質:
耐陰性、耐潮性にやや強く、煙害、排
気ガスに強い。名前の由来:ツゲ科ツゲ属
ツゲ(ホンツゲ)に似ているが、ツゲではな
いという意味から。別名ヤマツゲ、ツゲとも
呼ばれる。プチ知識:他に器具材などにも
使われます。また樹皮から鳥もちがとれます
。野鳥も訪れる。イヌツゲの園芸品種で新芽
が黄色のものをキンメツゲといい人気がある
。同じく園芸品種のマメツゲも葉の形が丸く
て面白い形から人気があり特に低木の玉物と
して使われます。
中木で使われる木一覧
TOP
雄花
どんぐり
イヌツゲ(犬黄楊)モチノキ科・モチノキ属
雄花
オリーブ モクセイ科・オリーブ属
果実
カラタネオガタマ(唐種招霊)モクレン科・オガタマノキ属
サザンカ(山茶花)ツバキ科・ツバキ属
タチカンツバキの花
サザンカの園芸品種
オオミゴロモ
サザンカ
サザンカの幹
ソヨゴ(冬青)モチノキ科・モチノキ属
ネズミモチ(鼠黐)モクセイ科・イボタノキ属
ヒサカキ ツバキ科・ヒサカキ属
雌花
ブラシノキ フトモモ科・ブラシノキ属
レットロビン バラ科・カナメモチ属