タケルを諭すゼウス(16)…カンジーを助けに行くと言ってきかないタケルをゼウスが諭すシーン。
ポーチ 「ちょっとタケル!」
タケル 「こうしちゃいられないんだ!」
ゼウス 「どこへ行こうと言うのじゃ!」
タケル 「決まってんだろ!カンジーを助けに行くんだ!」
ゼウス 「だからどこに!」
タケル 「う…そ、それは…。」
ゼウス 「頭を冷やさんか!敵の狙いはお前の持つ天源核。必ずや再びわしらの元に現れるに違いない。その時こそカンジー救出の時じゃ。」
タケル 「くっ…。」
(ブーメランを地面に突き立てて、座り込むタケル。)
タケル 「…俺はもう、誰も失いたくないんだよ!」
ゼウス 「ん…聞け、タケル。わしとカンジーが初めて逢ったのも、この遺跡群の一角だったのじゃ。
カンジーは逃げて逃げて疲れ切っておった。だが、自分をかばってくれた友の為にも、歩みを止める訳にはいかなかったのじゃ…。
わしと逢うまでカンジーはたった1人でこの荒野を逃げてきたのじゃ。
わかるか、タケル。お前の考えている以上にカンジーは強い。じゃから今はカンジーを信じてチャンスを待つことじゃ。」
タケル 「…」
ポーチ 「なんか今日のゼウスくんって、カッコよすぎ。」
ゼウス 「今めいっぱい決めておかんと、いつまた電話に戻るかわかったもんではないからのお。」
ポーチ 「(笑)」
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