ブーメランの修復と、1つの出逢い(25)…「俺の聖守」とまで言っていたブーメランを大凶魔1/100に踏みつぶされたタケル。当て木をしてとりあえず修復するも、やはり無理がある模様。そんな時に訪れた1つの出逢い。
◆ ◆ ◆
タケル、当て木をしてブーメランの修復をすませる。
タケル 「できたぞ!よし、今度こそ絶対、大凶魔1/100を倒してみせるぜ!」
ポーチ 「な〜に言ってんの、あいつの強さは半端じゃないでしょ!」
タケル 「強かろうと何だろうと、倒すっつったら倒すんだよ。」
ポーチ 「ムリムリムリ、絶対ムリよ。」
タケル 「うるさいうるさいうるさい、絶対倒すつったら倒すんだよ!」
中吉中吉 「まあまあ、もめないもめない、ここはひとつ中をとって仲直りしようよ。」
ポーチ 「ふん!…だいいち、そんなブーメランでどう戦うつもり?」
タケル 「決まってらあ!特訓あるのみだ!(走っていく)」
カンジー 「タケルさん!」
ポーチ 「んもう、このわからずや!」
ゼウス 「頑固で負けず嫌いなところは、父親のトーサンダーそっくりじゃのう…。」
カンジー 「いくらタケルさんでも、弱点のない大凶魔1/100が相手では…。」
中吉中吉 「おおっと待った」
不運試子 「弱点ならあるだめし」
◆ ◆ ◆
一人で特訓するタケル。ブーメランを投げるも、タケルの手に戻ってくる前に失速して落ちる。
タケル 「…ダメだ、こんなんじゃ大凶魔1/100は倒せない…。」
再びブーメランを投げるタケル。そのブーメランが何かに当たる。
? 「きゃあ!」
タケル 「?」
? 「いった〜い!」
タケル 「大丈夫か?」
(女の子が振り返る。)
? 「もしかして、お兄ちゃんなの?何だお兄ちゃんじゃないのか。何、これ?」
タケル 「あ、それ俺の。…まてよ、このパターン前にも一度…」
◆ ◆ ◆
(第1話回想・タケルとポーチの出逢い)
タケルの投げたブーメランに当たって、うずくまっているポーチ。
ポーチ 「何、これ?」
タケル 「あ、それ俺の。」
ポーチ 「(怒)!ったく、せっかくの昼寝、よくも邪魔してくれたわよね。」
タケル 「昼寝?」
ポーチ 「そうよ、あっぶないでしょうが!」
◆ ◆ ◆
(現在に戻って。)
タケル 「うーん…。」
この後、出逢った女の子の名前がコーラルであると知る。タケルは行動を共にすることに。
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