ものの本によれば

独断と偏見によるアニメ・ビックリマン2000辞書です(未完成)。

<サイトトップ <辞書のトップ
次界卵編 >> 付録 話数別 凶悪魔編へ >>
      

W仏KINGの真の目的とは?(42)…謎の発言を繰り返してきたW仏KING。彼の真の目的のかなりの部分が見えてきた「破壊の王覚醒の儀式」のシーン。天使と悪魔のルーツが見えて来る会話も。

謎の遺跡群で、つかまえたコーラルを台に寝かせて、「破壊の王覚醒の儀式」なるものを始めようとしているW墓戯。そこへ、タケル達がゼウス船で駆けつけて、コーラルを助けようとする。

◆   ◆   ◆

その様子をシネス皇帝に報告するポーカード。

シネス皇帝 「スーパーゼウスだと!?」

ポーカード 「はっ。」

シネス皇帝 「確かなのか、ポーカード。」

ポーカード 「はっ、ただし、肉体を失った魂だけのZ化現象を起こし、巨大な遺跡に憑依(ひょうい)しております。」

カリスマデビル 「何をさわいでおる…。」

シネス皇帝 「カリスマデビル様。スーパーゼウス存命を、ご存じだったのですか?」

カリスマデビル 「無論だ。」

ポーカード 「では何故このままに?」

カリスマデビル 「ヤツが天使どもの希望だからだ…。」

シネス皇帝&ポーカード 「は…?」

カリスマデビル 「ゼウスが先頭に立ち、戦い続けているからこそ、他の天使どもは、ゼウスの勝利を信じて待っているのだ。」

シネス皇帝 「ではなお、今ゼウスを叩かねば!」

カリスマデビル 「何もせぬ天使など恐れることはない…。」

シネス皇帝 「は…?」

カリスマデビル 「Z化は本来のパワーを半減させる。ゼウスが満足に戦うことができぬ今、天使どものエネルギーを食らい尽くしてくれよう。ゼウスが怒り、苦しみ、もだえる様をたっぷりと楽しむのだ。

…生かさず殺さず…天使族は我らの糧(かて)。世界を統べる(すべる)は悪魔族なのだ。この力の均衡が崩れ、全てが無に帰せば、ヤツの思うつぼになってしまうだろう…。」

シネス皇帝 「ヤツとは何者?」

カリスマデビル 「W仏KING…。」

◆   ◆   ◆

一方、タケルは、カンジーとポーチにコーラルを任せて、W墓戯と戦う。しかし、コーラルを助けに行ったカンジーとポーチは、W墓戯が投げたアイアンで、壁にはりつけ状態にされて身動き取れない状態に。W墓戯と1対1で戦うタケル。

◆   ◆   ◆

再び悪魔達の会話。

シネス皇帝 「カリスマデビル様は、より強大な力を求めておられる。さよう。超聖神さえも凌駕(りょうが)するほどの。」

ポーカード 「超聖神…。絶対の永遠と言われる、万物をつかさどる存在…。」

シネス皇帝 「すなわち、デビル様が絶対の存在となるということだ。」

◆   ◆   ◆

シネス皇帝 「世界は善と悪の長い戦争の果てに誕生したという。」

ポーカード 「この世界に存在したのは、アンビバレンツだとか。」

シネス皇帝 「争いを鎮めるために、超聖神は自分の姿に似せて、善と悪の2つの意思を統合した。力あるものが栄えるのは世の常。悪の心は善の心を支配し、さらなる力を求めて超聖神に挑んだ。…超聖神は怒り、悪魔属性が巨大化したアンビバレンツを善と悪、天使と悪魔の2つに裂いたという。」

◆   ◆   ◆

同じことをタケル達に話していたW墓戯。タケルは、W墓戯の素早い動き&パワーに苦戦している。

W墓戯(悪魔) 「そして、天使と悪魔は、争うことを宿命づけられたのだ!」

タケル 「くっ…。」

W墓戯(悪魔) 「まいったか!」

W墓戯、素早い攻撃でタケルに続けざまに攻撃、地面に落下するタケルにアイアンを投げつけて、ポーチ、カンジーと同じ壁にはりつけ状態にする。

W墓戯(悪魔) 「そこまでだ、小僧!」

タケル 「くっ、やりやがったな!」

W墓戯(悪魔) 「創造界帝(W仏KING)様は、不毛の争いを終わらせるために、立ち上がられたのだ!」

ゼウス 「終わらせるためだと!?」

カンジー 「では、僕たちの味方なんですか!?」

W墓戯(悪魔) 「味方?」

W墓戯(天使) 「んなわけないっちゅ〜の!」

W墓戯(悪魔) 「我らW族は、天使と悪魔を滅ぼし、新たなW族の世を作るのだ!」

タケル 「ほ、滅ぼす?」

W墓戯(悪魔) 「ゆえに!次界卵をもって世界を新たに創造する。」

台の上に寝かされたコーラルの所へ行くW墓戯。

W墓戯(悪魔) 「天使も悪魔も、果てしなき戦いを宿命づけられたゆえに、滅びと裁きを受けねばならない!」

ゼウス 「なにぃ!?」

カンジー 「裁きを受けるって…!?」

ポーチ 「あんた達、なんでそんなに偉そうなのよ〜!」

タケル 「…ふざけんなよ!お前らなんかの好きにさせねえぞ!」

W墓戯(悪魔) 「見るがいい。破壊の王が、真の力を発動する時を!」

W墓戯(悪魔) 「目覚めよ、破壊の王!創造界帝様のご意思を継ぐ者よ!鏡に映りし秘められた破壊の意思、真の王者として覚醒せよ!」

タケル 「コーラル!」

巨大な巻物がコーラルの上に。そして開かれた巻物は1枚の鏡となる。しかし、そこに映しだされたのはコーラルではなく、アズールの姿。

◆   ◆   ◆

コーラルと入れ替わり、鏡の中からアズールが現れる。

アズール 「う…。」

タケル 「あ、アズールじゃないか!」

ポーチ 「う、うそ!?」

アズール 「タケル?」

W墓戯(悪魔) 「プリンス・アズール!創造界帝様のご意思により…。」

アズール 「黙れ!!」

W墓戯に闇王核で攻撃するアズール。

W墓戯(悪魔) 「何をするのです、プリンス!」

◆   ◆   ◆

アズールとW墓戯の戦いを見るポーカードとシネス皇帝。

ポーカード 「こいつは!」

シネス皇帝 「闇王核を持ち去った悪魔…。」

ポーカード 「今なら闇王核を取り返すことができます。」

◆   ◆   ◆

アズール 「たぁ!」

W墓戯(天使) 「もう〜、プリンスってばワガママ。あなたが闇王核をデビルの元から盗み出したのも、天下をとって、創造主になるっていう野望を持っているのも。」

W墓戯(悪魔) 「これ全て、創造界帝様があなた様に与えた使命なのです!」

アズール 「…だから?」

タケル達をはりつけ状態にしているアイアンを闇王核の剣で切って解放するアズール。

タケル 「サンキュー、アズール。」

カンジー 「あ、ありがとうございます。」

ポーチ 「あ、あのさ、あんた今…。」

そこへ、アズールを狙って後ろからW墓戯の攻撃が。それをコアランサーではねとばすタケル。

アズール 「…余計なことを。」

タケル 「さっきの借りのお返しさ!」

アズール 「そこにいるんだろう、W仏KING!」

タケル 「ええ!?」

アズール 「俺はお前の思うようには動かないぜ、絶対にな!」

W仏KING、実体化して現れる。

カンジー 「W仏KING!」

ゼウス 「あぁあ!」

W墓戯(悪魔) 「はあ〜っ。」

ひれ伏すW墓戯。

W仏KING(悪魔) 「アズールよ…。」

W仏KING(天使) 「我が忠実なるしもべよ…。」

アズール 「W仏KING…これが…答だ!!」

W墓戯を闇王核の剣で斬り、天使の部分と悪魔の部分に分けるアズール。と、いきなり上空の雲の中からポーカードのステッキの手が延びてきてW墓戯(天使)をつかんでいく。

W墓戯(天使) 「あれ〜バイバ〜イ。」

W仏KING(天使) 「デビルか…。」

ゼウス 「デビル?デビルも見ているのか!」

◆   ◆   ◆

闇王核を奪うはずが、W墓戯をとらえてしまったポーカード。

W墓戯(天使) 「こんちは〜!」

ポーカード 「はずしたか…。」

◆   ◆   ◆

悪魔だけになったW墓戯がアズールに襲いかかる。

W墓戯(悪魔) 「創造界帝様…これも全て、あなた様の筋書き通りなのですか!?」

ゼウス 「何故だ、やつ(=W仏KING)は何故何もしない!?」

タケル 「アズール!」

アズール 「!!」

W墓戯の攻撃を食らうアズール。さらに攻撃が迫るが、その攻撃を、タケルがはねとばし、W墓戯に立ち向かう。

その後、再びアズールがW墓戯と戦うが、闇王核の剣をはじき飛ばされてしまう。

W墓戯(悪魔) 「創造界帝様、かくなる上は闇王核は、我が手に!」

タケル 「アズール!」

タケルがコアブーメランの天源核の力を発動させる。W墓戯、吸収され消える。

◆   ◆   ◆

黙ったままのW仏KING。

ゼウス 「仲間を助けもしない…ヤツは何を考えているのだ…。」

ポーチ、いつもの調子でW仏KINGに食って掛かる。

ポーチ 「こ〜ら〜!何でコーラルがアズールになっちゃうのよ!あんたアズールに何したのよ!」

W仏KING(悪魔) 「戦使達よ…次界卵はすぐそばにある…。」

ポーチ 「どこまで性格悪いのよ!プップクプ〜のプ〜!」

消えていくW仏KINGに跳び蹴りを食らわすポーチ。しかし空を蹴るのみ。

◆   ◆   ◆

魂壺に吸収されていくW墓戯(天使)。

カリスマデビル 「天使がいかにあがき、W仏KINGがいかに計り事をめぐらそうとも、このカリスマデビルの前に、全てひれ伏すのだ…。」

    
サイト管理:harasan