再び、六手の里(52)…世界が復興へと向かう中、タケル達は六手の里へと戻る。第1話同様、タケルに修練をさせようとするタフ鎧だが、タケルはそっちのけでバカラとの対決に夢中の模様。次界卵編、最後のシーン。
タフ鎧 「タケル殿〜!タケル殿〜!修練の時間ですぞ〜!…や、コーラル殿、タケル殿を見かけませんでしたか?」
コーラル 「コーラル知らな〜い!」
タフ鎧 「申し訳ありません、トーサンダー様。私の不徳と致すところで…タケル殿ときたら、何ともかんとも…。」
大きなおにぎりを頬張りながら振り向くトーサンダー。
タフ鎧 「あ…。」
コーラル、コンパクトを開いて。
コーラル 「お兄ちゃん、タケルちゃん、本当はねぇ…。」
アズール 「あいつのことだ、何してるか、見当はつくさ。」
満面の笑みを浮かべるコーラル。
◆ ◆ ◆
草原に即席で作ったらしいリングで上半身裸で何やら準備をしているタケルとバカラ。
バカラ 「なあ、この間、ヘッドロココから、戦使ってやつのことを聞いたぜ!」
タケル 「ふ〜ん。」
手に格闘用のグローブをはめるタケル。
バカラ 「戦使ってのは、世界の危機を救うために、超聖神が仕掛けた、平和の使いなんだとよ。」
リングのもう一方に腰掛けて、グローブをつけながら話すバカラ。後ろには、チアガールの格好のダンディーラーとピンゾロイドが。
タケル、準備が出来たらしく、構える。
バカラ 「本当は、『戦って、道を切り開く』って意味があるらしいぜ。ってことは、少年!(タケルの方を指さして)おめえも結構なタマってこった!」
タケル 「(ゆっくり構えて歩きながら)戦使がどうでも、おれは俺だぞ!んなことより、今日はどっちかが『参った』って言うまで、とことんやろうぜ。」
バカラ 「いつかきっちり勝負つけたかったからなあ、お互いによお…。(同じく歩いていくバカラ。)」
バカラ&タケル 「へへ…。」
拳を合わせる2人。
タケル 「それじゃあ。(腕を回す)」
バカラ 「遠慮なく…行くぜ!!」
タケル 「うぉおおお!!」
試合のゴングとともに、クロスカウンターを出し合う2人。晴れ渡る青空。
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