ものの本によれば

独断と偏見によるアニメ・ビックリマン2000辞書です(未完成)。

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「ポーチぃ!」「ジェット様ぁ!」(57)…ポーチ、そして彼女の運命の天使様のご登場。アツアツの2人。ポーチはこれで望みが全てかなったのかと思いきや、どうやらそれだけでは飽き足りないご様子。

みんなが大歓迎しているので、仕方なくジェット皇星を仲間に入れようとするタケル。そんなタケルの頭に金ダライが直撃!

タケル 「痛って〜っ!」

カンジー 「このタライは…。」

タケル 「…まさか…。」

ポーチ 「とうっ!!(タケルに足蹴りを食らわせる)」

タケル 「うわぁっ!!(吹っ飛ばされる)」

カンジー 「タケルさん!」

目の前に着地した人物を見るタケルとカンジー。

タケル 「ポーチ!」

カンジー 「ポーチさん!」

ポーチ、やれやれ、といった今にもブチ切れそうな顔でタケル達の前に立ったかと思うと、怒鳴りだす。

ポーチ 「な〜にジェット様に失礼な態度とってんのよ!」

タケル&カンジー 「あ…。」

◆   ◆   ◆

タケル 「何すんだよ、ポーチ!」

ポーチ 「ジェット様のおかげで助かったのに、その態度はないでしょ!」

タケル 「ジェットのおかげだと!?」

ジェット皇星 「ポーチ?」

声のする方を見るタケルとポーチ。

ここから、謎の2人だけの世界に入る。

ジェット皇星 「ポーチぃ!」

ポーチ 「ジェット様ぁ!」

お互いに両腕を広げて走り出す。

ジェット皇星 「ポーチぃ!」

ポーチ 「ジェット様ぁ!」

寄り添う2人。

ポーチ 「爆発音を聞いて、ジェット様が飛び出してから、もう3分よ。ポーチ、3分も一人ぼっちで寂しかった〜。」

目を輝かせながらジェットに話しかける。

ジェット皇星 「ごめんよ、ポーチ。」

ポーチ 「(涙目になって)ジェット様はあたしのこと、もう嫌いになっちゃったの?(涙を流すポーチ。)」

ジェット皇星 「(ポーチの涙を指でぬぐって)フフフ、バカだなあ。僕にとってきみは、暗黒のブラックホールに咲いた一輪のバラ。」

ポーチ 「本当!?」

ジェット皇星 「君の魅力の前では、光ですら逃れることはできるまい…ましてや僕をや。」

ポーチ 「素敵ぃ!!」

しっかりと寄り添う2人。そんな2人から大量の光の粒が発せられたと思うと、それは、遠くから見えるくらいの光の柱状になる。

カンジー 「うわぁぁあぁ!(あまりのまぶしさに腕を光よけにして目を閉じる)」

そんな光を遠くから目撃する駆込みジョーカー。

駆込みジョーカー 「あの輝きは!…もしやブライトソウルの持ち主…。」

◆   ◆   ◆

糖衣嬢と初対面のあいさつ。

糖衣嬢 「初めまして、わたくし、糖衣嬢と申しますの。」

ポーチ 「こんな連中と旅してるなんて、あんたも大変ね…。ねえ、ゼウスくんって変なオヤジよね。」

糖衣嬢 「え?」

ポーチ 「ねえ、ゼウスくんはどこ?自慢したいんだから!」

カンジー 「はぁ…。(と、ゼウスエンブレムでゼウスを呼び出す。)」

ゼウス 「何の用じゃ?わしは忙しいんじゃから、簡単に呼び出すでない!」

ポーチ 「ゼウスくん!」

ゼウス 「何じゃポーチ。合流しとったのか。」

ポーチ 「フフン、見て見て!」

ジェット皇星 「これはゼウス様。」

ゼウス 「ナヌ!?まさかジェット皇星が…。」

ポーチ 「当然!あたしの運命の天使様よ!」

ゼウス 「え〜っ!(両手を思い切り広げて空に向かって叫ぶ)」

ゼウス 「え〜〜〜〜〜っ!(辺り一帯に広がる叫び声。地面をも揺るがしている模様)」

ゼウス 「え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!(疑い混じりの大きな叫び声が聖魔和合界全体をも揺るがす)」

ポーチ 「どう?うらやましいでしょ。…ん?」

少し離れたところで、ジェット皇星に話を聞くカンジーとゼウス。

カンジー 「いったいポーチさんの何が(ここ強調)良くて交際を始められたんです?」

ゼウス 「悪いことは言わん。ポーチだけはやめといた方が良いぞ。」

2人から色々言われて困った表情のジェット皇星。汗タラリのポーチ。

ポーチ 「…ちょ、ちょっとちょっと!失礼ね!」

タケル 「何だか知んねえけど、もういいだろ、お前の話は、終わり終わり!」

◆   ◆   ◆

駆込みジョーカーが現れて、ポーチをさらって行く。さらわれた先で、ポーチは…?

ポーチ 「(目が覚めるポーチ)ここは…。!」

駆込みジョーカー 「いいところで目覚めたジョー。今からブライトソウルを見せてもらうジョー。」

ポーチ 「ブライトソウル?何それ?」

駆込みジョーカー 「ブライトソウルとは、新世界すら作れるという、美しい心のことだジョー。」

ポーチ 「美しい…あたしが!?(目をキラキラ輝かせながら、顔を赤らめる)あたしが、聖魔和合界一美しい心の持ち主!?(いきなり浮かれたような怪しげな目になって)イヒヒヒィ、ジェット様ぁ〜。」

駆込みジョーカー 「(たじろいで)へ、変なヤツだジョー…。でも、今のうちにやっちまうジョー!」

鼻からビームを出す駆込みジョーカー。

ポーチ 「うわぁ!」

駆込みジョーカー 「出でよ!ブライトソウル!」

ポーチの体から、フィルムがたくさん出てくる。

駆込みジョーカー 「おおっ!」

以下、ポーチの心の世界へ。

◆   ◆   ◆

ポーチ 「運命の天使様が見つかったんだから、次は結婚よね…。」

草原に突如現れる巨大な城。

ポーチ 「家はお城がいいわ!…ゼウスくんの家より広いの!」

次のフィルムへ。

ポーチ 「毎晩舞踏会よ…毎晩パーティー!」

城の中で運命の天使様らしき人物と踊るポーチ。

ポーチ 「そしてダイヤモンド!」

宝石が周りに散りばめられた金ダライが大量に降ってくる。

ポーチ 「素敵ぃ…。(ウットリする)」

次のフィルムへ。豪華な洋服を次々と着るポーチ。

ポーチ 「洋服…宝石…おいしいもの…欲しいものは何でも!手に入れるわぁ!」

駆込みジョーカー 「…あんた最悪だジョー…。」

崩壊するイメージ映像。

◆   ◆   ◆

ポーチ 「ちょっと待ちなさいよあんた!あたしからブライトソウル取るんじゃなかったの?」

駆込みジョーカー 「お前みたいな自分のことしか考えてないヤツの魂なんか、いらないジョー…。ジョッ。」

飛びあがる駆込みジョーカー。

駆込みジョーカー 「バイバイジョー!(去っていく)」

ポーチ 「こらーっ!だったら鎖をほどけーっ!!」

◆   ◆   ◆

タケルとジェット皇星の力で駆込みジョーカーも倒され、ポーチも自力で脱出。

ポーチ 「ジェット様!」

一同 「?」

ポーチ 「ジェット様ぁ〜〜!」

ジェット皇星 「ポーチぃ!」

再び2人の世界へ。花もないのに花畑が。

ポーチ 「ジェット様ぁ!」

ジェット皇星 「ポーチぃ!」

ポーチ 「ジェット様ぁ!」

寄り添う2人。

ジェット皇星&ポーチ 「ウフフ…アハハ…。」

タケル 「…何やってんだ、あの2人?」

カンジー 「タケルさん、さっきの話、聞いてなかったんですか?あの2人は、ゴニョゴニョ…。(小声で話す)」

タケル 「え〜っ!?」

カンジー 「信じられませんよね。」

タケル 「ジェットってもの好きなヤツだよな…。」

呆れるタケル。

    
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