ものの本によれば

独断と偏見によるアニメ・ビックリマン2000辞書です(未完成)。

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「何が星戦使だ…。」(57)…危機を救ってくれたジェット皇星を素直に受け入れられないタケルは、その後の戦いでのみじめな敗北を通して、その気持ちの正体に気づいた。自分の中にある心の弱さを知ったタケルは、ジェット皇星と協力して駆込みジョーカーを倒すことに成功する。

凹十魔に乗って次の町へと急ぐタケル達、そこに…。

凹十魔 「ブォォオオン!」

タケル 「腹減った〜。凹十魔、フルスピードで次の町へ行ってくれ!」

カンジー 「凹十魔さん、頑張ってください。」

凹十魔 「誰かが運転してくれればスピードアップできるブォ〜…。!?」

その時、爆発音とともに遠くに砂煙が。

一同 「!?」

砂煙の中から上空に誰かが現れる。座席から立ち上がるタケルとカンジー。

タケル 「凶悪魔か?」

カンジー 「(千里ゴーグルの望遠モードで分析)違います。凶悪マークがついていません。」

タケル 「どっちにしたって、放っておけねえぜ!凹十魔!」

凹十魔 「ラジャーブォ!」

◆   ◆   ◆

持っているSAKEと書かれたビンの中の液体を口に入れ、勢いよく吐き出す駆け込みジョーカー。近くにあった巨大な像に命中し、像は崩れる。逃げまどう天使属、悪魔属達。しかし、一人の天使属の子供がこけて像の下敷きになりそうになる。

凹十魔 「危ないブォゥ!!」

寸での所で子供を抱えて、その場から離れる凹十魔。タケル、凹十魔から飛び降りる。

タケル 「カンジー!」

カンジー 「はい!」

凹十魔 「タケルちゃんさん、あとは任せましたブォ!」

糖衣嬢 「怪我をされたらお手当しますの〜。」

タケル 「おう!」

タケルとカンジーを残してその場から離れる凹十魔。

タケル 「何しやがんだ、てめえ!」

駆込みジョーカー 「ジョーッ、ジョッジョッジョッジョッジョッジョー!僕ちんは暴守(ボーガン)・駆込みジョーカーだジョー!」

タケル 「…ようかん?」

カンジー 「暴守ですよ、タケルさん。(苦笑顔)」

タケル 「なんだそりゃ?」

カンジー 「凶悪魔の魔守(フーリガン)ではないでしょうか?」

駆込みジョーカー 「ピンポーンだジョー。ご褒美をあげるジョー。ジョッ!」

口から勢いよく液体を飛ばしてくるジョーカー。

カンジーをかかえて横にとんでかわすタケル。

タケル 「お返しだぁ!(トライブレードを投げる)」

駆込みジョーカーは薄い板のようになってヒラリとかわす。戻ってきたトライブレードを手にとり、そんな薄っぺらの駆込みジョーカーを見て…。

タケル 「!?何でぇ、弱そうじゃん。(トライブレード一直線状に変形させて飛び上がる。)たぁっ!」

駆込みジョーカー 「無駄だジョ。(体を金属板のように硬くする)」

タケル 「何っ!?」

はじきとばされるタケル。

タケル 「うわぁああっ!」

カンジー 「タケルさん!」

タケル 「(着地して)こうなったら…。」

ジェット皇星 「僕の出番だぁねぇ♪(ポーズを決める。)」

タケル&カンジー 「!?」

駆込みジョーカー 「?」

ジェット皇星 「ハッ!(タケルとカンジーの前に着地するジェット皇星。振り返って右手の親指を立てて前に出し、歯を輝かせながら)OK!」

タケル&カンジー 「は…?」

タケル、呆れたような顔で頬を赤らめている。

駆込みジョーカー 「(元の姿に戻って)うっとおしいヤツは消えろ!ジョッ!(再び口からの噴射攻撃。)」

ジェット皇星 「受けて立とう!ジェントリータイフーン!」

前に出した両手から竜巻が生じ、駆込みジョーカーの噴射攻撃を押し返していき、駆込みジョーカーに命中。

駆込みジョーカー 「ジョッ!?…ジョ〜〜〜〜〜!」

タケル&カンジー 「…。(しばらくボーッとしていたが、宙のジェット皇皇を見上げる。)」

ジェット皇星 「(振り返って再び親指立て&歯を光らせて)OK!」

タケル達の後ろの瓦礫に隠れていた天使属、悪魔属達が歓声をあげているのに気付くタケルとカンジー。

ジェット皇星 「(タケル達の目の前に着地して)君、危ないところだったね。」

タケル 「(顔を赤らめて戸惑う。)え、俺…?」

カンジー 「ありがとうございます。」

タケル 「(慌てたようにカンジーとジェットを交互にみながら)え!?あ、あの、そ、その…。」

ジェット皇星 「ところで、君たち、星戦使の一行は見なかったかい?」

カンジー 「タケルさんのことですか?」

ジェット皇星 「聖魔和合軍に加わろうと思ってね…彼等をさがしているところなんだ。」

カンジー 「(うれしそうに)えーっ!?」

タケル 「(冷や汗顔で)い〜っ!?」

ジェット皇皇 「(辺りを見回しながら)このあたりにいるはずなんだけどなぁ…あ!でも、星戦使タケルがいれば、さっきの暴守なんか、僕が来るまでもなく、あっと言う間に倒しているよね。(ギクッとするタケル)何たって、新聖魔和合の立て役者なんだから。(冷や汗&赤面&青ざめ状態のタケル)」

凹十魔 「タケルちゃんさ〜ん!」

タケル 「あ…。(自分の名前を大声で呼ばれて焦るタケル。)」

凹十魔 「(状況を知らず、嬉しそうな表情でやってきて)大丈夫かブォーン。」

ジェット皇星 「えっ!?星戦使タケル?どこだい?(キョロキョロ辺りを見回す。)」

凹十魔 「タケルちゃんさ〜ん、無事で良かったブォ〜ン。…あれ?何で怒ってるのかブォーン。」

握り拳をつくって、凹十魔をにらむタケル。

ジェット皇星 「え〜っ!?君が、星戦使タケル〜!?(オーバーなまでに驚く。)」

タケル 「(再び赤面。恥ずかしそうに)悪かったな、俺がタケルで…。」

苦笑するカンジー。

ジェット皇星 「(気を取り直して、再び例のポーズで)OK!僕はジェット皇星。君を助けることができて、良かった。」

タケル 「(後ろを向いて、目を細めでボソッとつぶやく)お前が来なけりゃ、あんなヤツ、一人で倒してたよ。」

カンジー 「ジェットさんが仲間になってくだされば百人力ですよ!ねっタケルさん!」

タケル、後ろを向いた状態でちょっとブチ切れた表情に。

ジェット皇星 「僕は、タケルくんのお助けができるだけで、充分さ。」

タケル、ついにこらえきれなくなって、顔をでかくしてジェットに怒鳴る。

タケル 「やいやい!助ける、助けるって、俺はそんなに弱かねえや!」

カンジー 「タケルさん!(と、タケルを止めようとする。)」

ジェット皇星 「(辺りを見回して)誰がタケルくんのことを『弱い』だなんて言ってるんだい?」

タケル 「?」

ジェット皇星 「(タケルに手を差しだして)OK!2人で凶悪魔を倒そう!」

凹十魔 「凶悪魔との戦いも、楽になるブォ!」

糖衣嬢 「心強いですの〜。」

タケル、そんなみんなの様子を見て、仕方なさそうに、ジェット皇星の手に自分の手を乗せる。

◆   ◆   ◆

この後、ジェット皇星が運命の天使様である、と言うポーチと再会。タケルは運命の天使様話などどうでも良いらしく、ジェット皇星に勝負を挑むが…。

タケル 「やい、ジェット皇星!」

ゼウス&カンジー&ジェット皇星 「!?」

タケル 「俺とどっちが強いか、勝負だ!(と、トライブレードを構える。)」

ポーチ 「あんたって、全然、成長してないのね…。(腰に手を当て、やれやれ、と言った顔のポーチ。)」

駆込みジョーカー 「邪魔するジョーッ!(と噴射攻撃をしてくる。)」

かわすタケル達。

タケル 「(着地して)さっきの決着つけようぜ!」

と、その目の前に着地するポーチ。

タケル 「うわ!」

ポーチ 「見てて、ジェット様!」

ジェット皇星&カンジー 「?」

タケル 「邪魔すんなよ、ポーチ!」

ポーチ 「タケルも見なさい、パワーアップしたわたしの魔法を!」

駆込みジョーカー 「ジョッ?」

ポーチ 「(ハートのステッキを取り出して)えい!」

金ダライが飛んでいく。

タケル 「(怪訝な顔)どこがパワーアップしたんだよ…。」

ポーチ 「よく見てよ!」

金ダライにスポットが当たると、そこにはチューリップの模様が。

タケル 「(呆れ顔)花柄がついただけじゃねえか!」

駆込みジョーカー 「あ〜らホイ〜…ジョッ!(と、鼻を光らせてまた鉄板状になり、金ダライを跳ね返す。)」

ポーチ 「うわぁ!」

金ダライが当たって落下するポーチ。

ジェット皇星 「ポーチ!(ポーチを受け止める。)…よくも!」

ポーチをそのまま地面に落として(←多分この表現が一番正しいような気がする)、駆込みジョーカーに立ち向かうジェット皇星。

ジェット皇星 「ジェントリータイフーン!」

駆込みジョーカー 「バカの1つ覚えだジョー。」

駆込みジョーカー、周りにある建物の1つに乗り移る。攻撃は、建物で完全にかき消される。

駆込みジョーカー 「ジョーッ、ジョッジョッジョッジョッジョ!」

カンジー 「えーっ、そんな力が!?」

ジェット皇星 「やるな!」

駆込みジョーカー 「歯ごたえがないジョー。(と、建物から離れる。すると、その建物は崩れる。)」

タケル 「今度は俺が!(トライブレードを構える。)」

カンジー 「タケルさん、待ってください!駆込みジョーカーは凄い能力を持っています。ちゃんと作戦を立てて攻撃しないと…。」

タケル 「そんなのいらねえよ!(と、駆込みジョーカーに向かっていく。)」

タケル 「たぁーっ!」

しかし、タケルの攻撃をかわし、他の建物に乗り移る駆込みジョーカー。

駆込みジョーカー 「ジョッジョー。(得意気)」

タケル 「あ!…でっけえ〜っ!!」

駆込みジョーカー 「踏みつぶしてやるジョー!(建物に乗り移った状態で歩き出す。)」

タケル 「うわっ!」

ジェット皇星 「タケルくん!」

駆込みジョーカー 「ジョーッ!ジョーッ!」

タケル 「うわ、やべぇっ!(と、後ろから踏みつぶされそうになりながら走って逃げる。)」

カンジー 「タケルさん!」

ジェット皇星 「みんな、ポーチを頼んだぞ!(と、ポーチを預ける。)」

凹十魔 「はいブォ!」

糖衣嬢 「はい!」

一方タケルは、駆込みジョーカーに建物の角に追い込まれる。

駆込みジョーカー 「バイバイだジョー。」

タケル 「くっ…。うわぁあああっ!」

ジェット皇星 「タケルくん!」

駆込みジョーカーの乗り移っていた建物が崩れて砂のようになり、タケルを埋める。

駆込みジョーカーをにらむジェット皇星。駆込みジョーカーは彼の後ろのポーチに目をつける。

駆込みジョーカー 「お!?その子をいただくジョー!」

ジェット皇星 「そうはさせん!(と攻撃しようとする。)」

駆込みジョーカー 「うるさいジョー!(と口から噴射攻撃。)」

ジェット皇星 「うわっ!(命中して地面に落下。)」

カンジー 「ジェットさん!」

駆込みジョーカー 「ニンニクチェーン!(と、手にとった鎖を飛ばす。)」

カンジー 「あ!」

ジェット皇星 「しまった!」

ポーチ&糖衣嬢 「!!」

ニンニクチェーンに縛られたポーチは、駆込みジョーカーの手元へ。

駆込みジョーカー 「いただきジョー!」

タケル 「(砂の中から出てきて)くっ…。!…このっ!(ポーチがさらわれそうになっているのに気づき、駆込みジョーカーの方へ飛び上がる。)」

ポーチ 「放しなさいよ!」

駆込みジョーカー 「うるさいジョー。」

タケル 「ポーチを返せ!」

ポーチ&駆込みジョーカー 「!?」

飛んでいるポーチと駆込みジョーカーの前に現れるタケル。

ポーチ 「タケル!(ちょっと嬉しそう。)」

駆込みジョーカー 「お前は相手にならないジョー!」

タケル 「うるせえ!(とトライブレードを構える。)」

駆込みジョーカー 「ニンニクチェーン!」

チェーンはタケルを縛り付ける。身動きとれずに落ちていくタケル。

タケル 「うわ、しまった!うわっ、うわぁああ〜〜!!」

ポーチ 「タケル!」

駆込みジョーカー 「ジョッ、ジョッ、ジョッ、ジョッ…。」

◆   ◆   ◆

タケルは、ニンニクチェーンに縛られたまま、谷に宙づり状態に。

チェーンを何とかしようとするタケル。しかし…。

タケル 「くっ…力がでねえ…。(両手首のバンドが点滅している。)」

谷の上から聞こえてくる、天使属、悪魔属の悲鳴が聞こえてくる。が、タケルは何もすることができない。

タケル 「…何が星戦使だ…強いってうぬぼれてただけじゃねえか!くそぉっ、くそぉっ、くそぉおおおおっ!!(谷の上へ向かって叫ぶ。)」

◆   ◆   ◆

一方、バカラの特訓で、谷底に突き落とされて、崖をよじ登らされているダーツ。

途中までのぼって来たが、つかんだ岩が崩れて、一気に谷底へ。

ダーツ 「うわぁああっ!」

谷底から上を見上げるダーツ。そらは既に夕焼け空。目の前にある高い崖。

ダーツ 「無理ですよ…絶対…。」

バカラ 「何弱音吐いてんだ!夜までまだまだ時間があるだろ!立て立てぇ!!」

ダーツ 「(バカラに背を向けて)私は、こんなことをするために聖魔和合界に来たわけじゃありません!」

バカラ 「敵と戦うことだけが勝負じゃねえ!あきらめるってことは、自分に負けるってことだぜ。」

ダーツ 「クッ…。」

バカラ 「悔しかねえのか!!」

ダーツ 「(上を見上げて)こんな絶壁、のぼれるわけありません!…。」

バカラ 「…少年なら、そんなことは言わねえ…。」

ダーツ 「!…タケル様なら…?」

バカラ 「少年なら!!」

◆   ◆   ◆

タケルの方に場面は移り…まだ宙づり状態のタケル。

タケル 「ちっきしょう…俺は…俺は絶対ぇに負けねぇぞ!!あぐっ!(と、ニンニクチェーンにかじりついて体を支えながら、足で崖をのぼっていく。)」

◆   ◆   ◆

再びバカラ達の方。

バカラ 「(崖をのぼりながら)少年なら、こうする!!そして、俺様ならこうだ!おりゃぁあああ!うおりゃっ!ガシガシガシガシガシッ!!」

ダーツ 「…私だって!(と、決意して崖をのぼり始める。)」

◆   ◆   ◆

なんとか谷から脱出するタケル。

谷からはいあがり、ボロボロのタケル。そこへ凹十魔が。

凹十魔 「タケルちゃんさ〜ん!!」

タケル 「(力無くではあるが笑顔を見せて)遅いぜ…。」

◆   ◆   ◆

駆込みジョーカーと戦うジェット皇星の元にたどりつくタケル達。タケルの取った行動は…。

ジェット皇星 「ポーチを返せ!」

駆込みジョーカー 「あんなのいらないジョー。」

ジェット皇星 「何っ!!食らえっ!(ジェントリータイフーンを飛ばす。)」

駆込みジョーカー 「(建物に乗り移ってかき消す)無駄なことはやめるジョー。」

ジェット皇星 「うっ…。」

タケル 「そうそう!無駄なことはやめようぜ、ジェット!」

ジェット皇星&駆込みジョーカー 「!?(と、声のする方を見る。)」

凹十魔に乗って、ちょうどたどり着いたタケル達。

ジェット皇星 「何を言ってるんです、タケルくん!」

タケル 「(座席から立って大声で言う。)だってかなわねえんだもん。こうなったらヤツの好き放題にさせるしかないだろ。」

カンジー&糖衣嬢 「ええっ!?」

ジェット皇星 「…見損ないましたよ、タケルくん!とぉっ!(と、駆込みジョーカーの乗り移った建物に蹴りを食らわせる。)」

しかし、まったく歯が立たない。

ジェット皇星 「うあっ!」

次から次へと建物に乗り移っていく駆込みジョーカー。

駆込みジョーカー 「黙って見物とはお手上げかジョ?」

カンジー 「そうですよ、タケルさん。今戦わなくてどうするんです!?」

糖衣嬢 「タケルさん…。」

タケル 「いいから、いいから。(ゴショゴショとカンジーと糖衣嬢に話す。)」

駆込みジョーカー 「何を相談してるんだジョー?」

タケル 「(ヒソヒソ話が終わって)あぁあ、負けた負けた!ホントにもう、黙って見物するしかねえぜ!」

カンジー 「そうですね。」

糖衣嬢 「ですの。」

凹十魔の上でくつろぐタケル達。

ジェット皇星 「皆さんまで!」

駆込みジョーカー 「やっと僕ちんの強さを認めたかジョー!ジョーッジョッジョー!」

調子に乗って、建物に乗り移りまくる駆込みジョーカー。

タケル 「そのうちに…。」

次々に乗り移っていく駆込みジョーカーを横目で見て二ヤリとするタケル。

タケル 「…建物もなくなっちまうからさ…。」

ジェット皇星 「こ、これは!!」

周りの建物が全て砂と化して、乗り移るものがなくなった駆込みジョーカー。

駆込みジョーカー 「し、しまったジョー…。」

タケル 「これで貴様の妙な力は封じたぜ!(トライブレードを構える)」

駆込みジョーカー 「まだ僕ちんのフルパワーを見せてあげてなかったジョー。(と、手に持っているSAKEを一気に飲んで、膨れ上がる。)ジョー!」

タケル 「!…カンジー、お前達は逃げろ!」

カンジー 「は、はい!(凹十魔に乗って離れるカンジーと糖衣嬢。)」

駆け込みジョーカーの噴射攻撃をかわすタケル。

タケル 「聖神パシー、放射!!(武装翔束姿になる。)」

駆込みジョーカー 「ジョッ!」

タケル 「うぉーっ!!」

突っ込むタケルに、噴射攻撃を浴びせる駆込みジョーカー。タケルはかわしたり、トライブレードを回転させて防いだり…。

それを見て、さらに強力な力で噴射する駆込みジョーカー。タケルもトライブレードを回転させて必死に防ぐが…。

タケル 「何てパワーだ…うわぁああっ!(直撃を受けて落ちていく。)」

駆込みジョーカー 「とどめだ、ジョー!」

ジェット皇星 「危ない、タケルくん!ぬぉぉっ!!(とジェントリータイフーンを飛ばす。)」

タイフーンはタケルを包み、駆込みジョーカーの攻撃を防ぐ。

駆込みジョーカー 「何っ!」

復帰するタケル。やってきたジェット皇星と背中を合わせた状態で。

タケル 「助かったぜ!」

ジェット皇星 「すみませんでした。先ほどはタケルくんの作戦に気付かないで…。」

タケル 「気にするなって!」

ジェット皇星 「タケルくん、僕も一つ気付いたことがあるんですが…。」

駆込みジョーカーの方を見る2人。

駆込みジョーカー 「まとめて始末してやるジョ!」

ジェット皇星 「ジェントリータイフーン!」

駆込みジョーカー 「それは効かないと言ったジョ!(と、体を鉄のように硬くしてはじく。)」

ジェット皇星 「やはり僕のにらんだ通りですね。」

タケル 「ああ。」

駆込みジョーカー 「くたばるジョー!(と、噴射攻撃。)」

かわすタケル達。

タケル 「ジェット!俺を吹き飛ばしてくれ!」

ジェット皇星 「わかりました!んぉおおぁ!(と、ジェントリータイフーンを飛ばす。)」

タケル、その竜巻に押されるようにして駆込みジョーカーに突っ込む。が、鉄状になった駆込みジョーカーにはじかれる。

タケル 「うわぁああっ!」

駆込みジョーカー 「何をやっても僕ちんには勝てないんだジョー!」

ジェット皇星 「どうかな?」

駆込みジョーカー 「!?」

タケル 「(駆込みジョーカーの背後からトライブレードを投げる)食らえ!たぁっ!」

駆込みジョーカー 「何っ!?(鼻をトライブレードでそがれる)ぐあああっ!!…しまったジョ!」

タケル 「今だ!ジェット!」

ジェット皇星 「OK!ジェントリージェイル!」

駆込みジョーカー 「何っ!(体をがんじがらめにされる。)」

タケル 「食らえ…トライブレードぉ!!(マスクをつけて投げるタケル。)」

駆込みジョーカー 「(命中して!)ジョーッ!!(爆発)」

タケル、着地してトライブレードをキャッチ

ジェット皇星 「OK!(と親指立ててポーズ。)」

タケル 「やったぜ!(タケルも同じく。)」

カンジー 「タケルさん!」

凹十魔 「タケルちゃんさん!」

タケル 「おう!」

    
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