走り屋カンジー三たび!(57)…タケルを拾って駆込みジョーカーの元へ向かう凹十魔。でも、凹十魔はマニュアルモードにしないとスピードが出ないということで、ここはあの「走り屋」の力を借りることに。
大急ぎで駆込みジョーカーの元へと車を走らせる凹十魔。後部座席で糖衣嬢の手当を受けるタケル。
カンジー 「急いでください、凹十魔さん…。」
凹十魔 「おいらだけのパワーじゃ、スピードが出ないブォ…。」
糖衣嬢 「カンジーさん、運転お願いします。」
カンジー 「え!?…でも…僕は…。」
タケル 「カンジー、ためらってる場合かよ!」
カンジー 「タケルさん…。…わかりました!オートマチック解除!」
レバーを切り替える。
凹十魔 「頼むブォ!」
カンジー 「…合点承知の助ぇ!(目が走り屋の目になり、アクセルを踏む。)」
一気にスピードが上がる。カンジーは完全にスピード狂状態。
カンジー 「でやぁあああっ!!」
目の前に切り立った崖が。
糖衣嬢 「ぶつかりますの〜!」
タケル 「カンジー!」
カンジー 「ヘッ!(不敵な笑みを浮かべる。)」
崖の手前でウイリーをかけて崖を垂直にのぼり出す。
カンジー 「何人たりとも、俺の走りはとめられねえぜ!!」
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