「失礼な、やっちゃなあ。」(59)…念願の「タケル様」とやっと会うことのできたダーツ。しかし、イメージとのギャップがあまりに激しかったのか、頭を抱えて言いたい放題。
ガスベラスを追って、凹十魔で海賊列車に突っ込んだタケル達。
タケル 「バカラ〜!お〜い!」
タケル 「あ!(隣の車両に移り、海賊の子分達と戦うダンディーラー&ピンゾロイド&ダーツを発見。)」
ピンゾロイド 「あ!!(驚く3人。)」
カンジー 「ご無沙汰してます、ダンディーラーさん。」
ダンディーラー 「(感激したような感じで)あぁ、あなた達…。(と、つかんでいた海賊の子分を横に投げる。)」
ピンゾロイド 「(海賊の子分を上に持ち上げた状態で嬉しそうな顔で)わぁ、少年〜!!久しぶりだゾロ〜!元気だった?元気だった?元気だった?元気だった〜〜??」
ダンディーラー 「タケルちゃんも、ちょっと見ないうちに、立派になったわねえ…。」
ダーツ 「えっ、タケル様!?(涙を滝のように流しながら感極まった声で)あーっ、あれが偉大なる戦使、タケル様かぁ〜っ!!」
ジェット皇星をまっすぐ見るダーツ。
ダーツ 「タケル様!(ジェット皇星の方に歩きながら)…お会いしとうございました…。(そして手を握る。)」
ジェット皇星 「??」
ポーチ 「(凄い目つきでダーツをジェットから放して)あんたねえ!あたしのジェット様をタケルなんかと間違えないでよねぇ!!ったくもう!プップクプ〜のプ〜!!」
ジェット皇星 「(苦笑)」
ダーツ 「え?…違うんですか?…すると、本物のタケル様は…。」
タケル 「(冷蔵庫をあさっている後ろ姿を見せながら)ん?俺がどうした〜?」
ダーツ 「た、タケル様?あなたが?」
タケル 「(振り返って、おにぎりを頬張りながら。)ん?そうだよ、タケル。(再び冷蔵庫のおにぎりをあさる。)」
真っ青に凍ってタケルを見ているダーツ。
ダーツ 「う、う、嘘だぁ〜〜っ!!偉大な戦使・タケル様が、こんな間抜けでお気楽な少年のはずが、なぁ〜いぃ〜〜!!(頭を抱えながら絶叫するダーツ。)」
タケル 「(食べかけのおにぎり片手に)失礼な、やっちゃなあ…。」
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