ものの本によれば

独断と偏見によるアニメ・ビックリマン2000辞書です(未完成)。

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戦神の降臨その1(60)…タケル達の努力むなしく、ついに第3のブライトソウルが凶栄神ノクスの手に渡ってしまう。その結果、天変地異とともに呼び出される戦神。

ダーツの力により、要塞の周りから消え去ったバリア。

タケル 「食らええ!!(トライブレードを投げる。)」

トライブレードは、要塞に直撃してタケルの手元に戻ってくる。

タケル&ダーツ 「!」

要塞にひびが入り、崩れるが、中から真の姿が見え始める。タケルが破壊したのは、要塞の一部にすぎず、地面から巨大な要塞の本体が姿を見せる。

タケル 「な…何だ?」

チップ 「おっきぃ〜!!」

ダーツ、手に剣を出現させて構える。

タケル 「?」

ダーツ 「タケル様、私もともに戦います!」

タケル 「『様』はやめてくれよ。な〜んかこの辺りがかい〜くなるからさ、タケルでいいよ(苦笑いしながら頬の辺りを人差し指でさす)!」

ダーツ 「はい、行きましょう、タケル!!」

タケル&ダーツ 「でぁーっ!!(要塞へと突っ込んでいく。)」

いきなり目の前に振り下ろされる鎌に、タケルとダーツは飛ばされる。

タケル&ダーツ 「!」

現れたのは凶栄神ノクス。

チップ 「あ〜!あいちゅ、あいちゅ!ちょうちんのくちゅ!」

タケル 「お前が凶悪魔のボス、ちょうちんのくちゅか!!」

チップ 「のくちゅのくちゅのくちゅ〜!」

ノクス 「え〜い、黙れ黙れ、黙らんか!我が名は凶魔次元邪凶大帝・ベールガイスト様麾下(きか)、凶栄神ノクスだ!」

持っている鎌を構えると、そこから光を発し始めるノクス。

バカラ 「あいつ…強えぜ…。」

凶栄神ノクス 「(刃の部分が紫に光っている鎌を掲げて)今再びハダンタワー、蘇らん!!」

すると、鎌から発した光りが稲妻となって地面に落ちる。

一方天上キャッスルにも異変が。暗雲から稲妻が現れ、はげしい地震が聖魔塔を襲う。

ゼウス 「なな、何だ!?」

カーン 「!魔黒石が…。」

ガラスケースの中に納められていた魔黒石がケースを破って飛び出し、そのまま壁を破って飛んでいく。

予習太助 「保管されていた魔黒石が、全て外に飛び出してしまいました!」

ゼウス&カーン 「!?」

予習太助 「フロンティアゾーンに向かっています!」

その他の場所でも、エリア角鯛が監視していたケースから魔黒石が飛び出した後の様子のシーンが。

ゼウス 「フロンティアゾーンじゃと?」

予習太助 「各地で聖魔和合軍各隊が倒し、未回収の魔黒石も、フロンティアゾーン目指し飛んでいます!」

ゼウス 「何ぃ!」

カーン 「な…。」

暗雲たちこめる上空を大量の魔黒石がフロンティアゾーン目指し飛んでいく。それを見守る聖魔和合界の天使属&悪魔属。

タケル 「!ダーツ、打ち落とすぞ!」

ダーツ 「はい!」

タケル&ダーツ、それぞれ魔黒石に攻撃をしようとすると、魔黒石が巨大化する。あわてる2人。

ノクス 「邪魔だぁ!」

ノクスの振る鎌によってタケルとダーツは飛ばされる。

着地するタケル&ダーツ。

ダーツ 「タケル!」

タケル 「何っ!?」

魔黒石が集まって、第54話でコロシアムに現れたものと同じ形のハダンタワーが現れる。

カンジー 「これは…ハダンタワーです!!」

ポーチ 「え…どうなってるの!?」

カンジー 「タケルさん!魔黒石は、ハダンタワーの一部だったんですよ!凶悪魔は、自ら塔になって、魔零彗星を呼び出そうとしていたんです!」

タケル 「自ら!?」

ノクス 「我らは全て、遙か昔に魔零彗星が残した邪伝子より生まれし者…。たとえ、本体のハダンタワーが倒れても、この身捨てて新たなハダンタワーに成り代わる計画をもって、侵攻にのぞんだのだ!」

福陽気妃 「福ちゃん、ムー!!(と頬を膨らませてプンプン状態。)」

バカラ 「何て野郎共だ…。」

タケル 「言いたいことはそんだけかっ!!(と、トライブレードを投げる。)」

ノクス、鎌でトライブレードを跳ね返す。戻ってきたのをキャッチするタケル。

タケル 「ああっ!!」

ノクスが鎌の柄でタケルを押してくる。タケルはトライブレードでそれを防ぐ。

ノクス 「フッフッフッ…。」

ノクスの背後から現れるダーツ。

ダーツ 「凶悪魔!!私が相手だ!!」

ノクス 「ん?(すぐにタケルを振り払い、振り返る。)」

タケル 「ぐぁああ!!(飛ばされる。)」

ノクス 「第3のブライトソウルは、貴様だぁ!!(ダーツに向けて手からビームを出す。)」

ダーツ 「!!」

福陽気妃 「ダメで〜す!!」

福陽気妃、ダーツの前に来てかばったため、額の逆福の字マークにビームが直撃。

福陽気妃 「わぁ〜ぁ〜!!」

と、福陽気妃の額からまばゆいほどの光が発せられる。

ダーツ 「!」

タケル 「!福ちゃん!」

ポーチ 「福ちゃ〜〜ん!」

福陽気妃 「いやぁ〜〜っ!!」

光は体全体から発せられるようになる。

ノクス 「おおぉお!!」

福陽気妃の体から、彼女の顔が表面にある太陽が姿を見せる。

太陽 「福ちゃん太陽どぇ〜す!!」

あっけにとられる一同。

チップ 「おっきぃ〜!!」

タケル 「…何だ、こりゃ…。」

天上キャッスルでも同じくその太陽を見ているゼウスとカーン。

ゼウス 「これが福ちゃんの力の源泉…。」

福ちゃん太陽 「フフフフフ、ハハハハフフ…。(笑い声)」

ノクス 「なんたる強固…これぞブライトソウル!!」

タケル&ダーツ 「ええっ!?」

ゼウス 「福ちゃんが!?」

カーン 「ブライトソウルとは、新たな太陽だったのか…。」

ノクスに捕まる福陽気妃。

福陽気妃 「放してくださ〜い!!」

ノクス 「紛れもなくブライトソウル!!生け贄となってもらうぞ!!」

タケル 「この野郎!!」

ダーツ 「福ちゃんを放せ!!」

ノクス 「!…瘴気!!」

ノクスの周りに、隕石にはられていたものと同じようなバリアができる。

ダーツ&タケル 「うぁあああっ!!(ふっ飛ばされる2人。)」

カンジー 「タケルさーん!!」

ポーチ 「タケルー!!」

地面にたたきつけられそうなタケル達を助けに向かおうとする2人。

凹十魔 「(一気にカンジーとポーチの前を走っていって)まかせるブォ!!」

タケル達の落下地点へ行き、後部座席で2人をキャッチする凹十魔。

ポーチ 「ダーツ!…!ダーツ、元に戻ってる…。」

羽根が消えて元にもどっているダーツ。

タケル 「う、うう…。」

駆け寄ってくる一同。

糖衣嬢 「タケルさん!ダーツさん!」

タケル 「こんな傷…。」

ダーツ 「申し訳ありません大将…。こんな時に、また力を…。」

大将 「気にするな、よくやってくれたぜ!」

チップ 「げんきげんきぃ〜!」

起きあがり再び飛んでいくタケル。しかし、瘴気にはねとばされる。

タケル 「うぁああっ!!(地面に叩きつけられる。)」

ハダンタワーを見上げるタケル。それは瘴気に包まれて、福陽気妃がはり付けにされていた。

ピンゾロイド 「はり付けゾロ〜。」

タケル 「…福ちゃん…。」

ハダンタワーから瘴気が消えると同時にノクスが現れる。

ノクス 「フッハッハッハッハ!ここに3つのブライトソウルは揃った!魔零彗星よ…戦神生誕の儀を告げるはまさに今なり!!」

体から一筋の光を天に向けて飛ばすノクス。

暗雲が消えていき、星空が現れる。

ピンゾロイド 「宇宙ゾロ!!」

ノクス 「時の糸よ!請う!我ここに過去と現在をつなぎ、次元の壁を取り払わんとする者なり!」

ノクス 「1つ、魔凶次元が覇者、邪凶大帝ベールガイスト様に宿りしブライトソウルの『闇』!!」

ハダンタワーのところにブライトソウル&ベールガイストの影が。)

(聖魔塔の)予習太助 「次元位相、ねじれています。高エネルギー空間と、聖魔和合界空間が同軸上に存在しています!」

チップ 「あれ、おひさま?」

ダンディーラー 「バカラ様、悪魔属性に伝わる、暗黒太陽ですわ。」

ノクス 「1つ!幻次界に眠りし暗黒戦使に宿る、透徹なる『光と闇』!!」

2つ目のハダンタワーが現れ、そこにアズールの影が。

予習太助 「新たな位相の転換です!また別の空間が、同軸上に出現!!」

ゼウス 「これが…戦神生誕の儀か!!」

ダーツ 「あれは…アズール様の光です。」

ポーチ 「アズールの…。」

ノクス 「残る1つ!聖魔和合界に潜みし、天使が抱きし『光』!!」

福ちゃん太陽 「ピッカーン!!」

3つの太陽から炎の筋のようなものが出て、巨大な三角形を形成する。

カンジー 「グランドトライアングル…。」

三角形の中心の空間がねじれていく。と同時に、地面の石がどんどん浮き上がっていくという現象が起こる。

ポーチ 「わわわわ、何これ!」

バカラ 「ガスベラスに乗るんだ!」

避難していく一同。

バカラ 「少年、何してやがる!」

タケル 「冗談じゃねえ、逃げてたまるか!!(マスクをつけて飛んでいく。)」

バカラ 「少年!!!(絶叫まじり)」

ノクス 「魔零彗星よ、いざ!!」

天上キャッスルの機械に電撃が走っている。

ゼウス 「ぬ〜、来たか!!魔零彗星!!」

姿を見せる魔零彗星。

予習太助 「魔零彗星、空間しょうてん(字不明)してフロンティアゾーンに現れました!」

ゼウス&カーン 「!!…。」

空を飛び回っている魔零彗星。

ノクス 「おおおっ!!」

タケル 「たかが彗星…ぶっ飛ばしてやる!(と、トライブレードを投げる。」

しかし、トライブレードは魔零彗星に当たることなく戻ってくる。

タケル 「!!速ぇえ!!」

ノクス 「魔零彗星よ、ブライトソウルを捧げる!永き封印を解き、戦神をここに招きたまえ!(手からビームを出して、魔零彗星に当てる。)」

魔零彗星は銀色に輝く球体となって止まり、グランドトライアングルの真ん中に。グランドトライアングルは、彗星に吸い込まれるかのように、次第に小さくなっていく。

福陽気妃 「(はりつけ状態で)福ちゃん、ピ〜ンチ!(そして気絶する。)」

魔零彗星の中に消えていくグランドトライアングル。

タケル 「福ちゃーん!!」

その様子を見守っている一同。

バカラ 「太陽を飲み込みやがった…。」

一つの岩の塊となる魔零彗星。

ノクス 「幾千億の時を経て、蘇りし最高にして大いなる邪神…戦神カリユガよぉお!!」

魔零彗星が破裂する。

ノクス 「おおお…。」

タケル 「うわあ!!」

中から現れる戦神。

ノクス 「おおおおおお!!」

タケル 「!!」

戦神、閉じていた透明な翼のようなものを広げる。そして見える戦神の全身。

一同 「!!」

タケル 「あれが…戦神…。」

    
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