授乳外来は助産師が担当します。

1.授乳量測定

 「母乳は足りているだろうか?」「赤ちゃんはどのくらい飲んでいるだろうか?」と
   不安に思ったことはありませんか?

母乳は、どれだけ出ているかわかりにくいものです。
 そこでママの不安を解消するために実際、授乳時間に合わせて予約していただき、
  クリニックで授乳をしてママがどれだけ出ているか 、赤ちゃんが飲めているか測定します。

 足りないのか出すぎか、その結果をもとに、これからの授乳計画を立てていきます。

2.乳房トラブル

 乳腺炎…急に熱が出て、その部位が赤くなります。37〜40度と、熱の程度は様々です。
        視診・触診・搾乳を行い、適宜、血液検査や超音波検査や乳汁検査も行います。
         炎症が強ければ内服や点滴も行います。

         今後の授乳計画を立てます。


  乳頭・乳輪部のトラブル
         乳頭亀裂、水泡・乳口炎(乳首の先が白い)、赤肌、口咬、カンジダなど。

              飲ませ方の援助・指導を行います。
              状況によって軟膏を処方します。アロマオイル(植物性)配合のクリームもあります。

扁平・陥没乳頭…乳首が平らだったり凹んでいたりして飲ませにくい方には、
                  妊娠中からケアを行なうと飲ませやすい乳首になります。
                  出産後の方もご相談ください。


   乳栓…急におっぱいが出なくなり、しこってしまう場合で熱が出ないのが特徴です。
        赤ちゃんが飲んでつまりが取れてくれることもありますが、取れないときは受診してください。
        搾乳します。状況によっては内服薬も処方します。


   うつ乳…飲み残しているおっぱいの状態です。搾母の方法も指導します。

   乳汁分泌不全…おっぱいが出ないと悩んでいる方、どのくらい足らないのか授乳して計画
                          を立てて援助します。

乳汁分泌過多…赤ちゃんが飲んで満足していてもおっぱいの余ってしまう方です。
                程度はさまざまです。出すぎで注意が必要なのは、赤ちゃんの体重増加が順調かどうかです。

                         授乳計画を立て、ちょうど良い分泌量になるようコントロールしていきます。
                         中には、乳房圧迫帯を用いたり、乳汁分泌を抑制する薬を内服していく必要があるケースもあります。

3.断乳や卒乳…授乳してきたおっぱいは一人ひとり違うもの。
                         その人に合った計画を立て、乳房内をきれいにお掃除して次の出産につなげます。
                         また、今回の出産で最後だという方も、乳汁を残さずに乳房内をきれいにして
                断乳・卒乳ができるように援助します。

                         必要に応じて、乳房圧迫帯を購入していただいたり、内服薬の併用を行ったりします。

乳房超音波検査…乳腺炎のしこりが硬いときや乳房腫瘤に対して行っています。
                         乳がんの早期発見にも役立ちます。

育児相談…何でもご相談ください。

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