ミラスタ☆解散について思うこと

2003/08/25記

■いくつかの事実

  • 2003/02/11のライブをもってライブ活動を休業した。
  • ライブ活動復活は2003/05を予定していた。
  • 休業中は曲作り・イベント司会などを行っていた。
  • 2003/05/01付の日記にて、復活が少し延びそうだとの案内された。
  • 2003/05/07付の日記を最後に公式HPの更新が停止した。
  • みきぼんからの暑中見舞いが2003/07/22に投函された。
  • その暑中見舞いに2003/05末で解散した旨書かれていた。
  • 2003/07/25に公式HPにて解散の報告がされた。
  • みどりんごは事務所を辞め、みきぼんは残留した。

■推測しかできない

 突如降りかかってきた、ミラスタ☆解散のニュース。それは予想だにしていない出来事であった(もっとも、そういうことになっててもおかしくはない、とは思っていたが)。
 とりあえずここでは、順を追って好き勝手に色々と推測していってみることにしよう。

 まずは、休業宣言。これはライブに先立って(記憶にないが、日付的にはそうなる)、公式HP上で行われた。2003/01/30付だ。ライブ終了後の物販(復活の際には案内を出すから、ということで住所を聞いていただけだったが)で復活の時期を聞いたら即座に5月と答えていたので、5月復活は当初から計画されていたものだったのだろう。

 それ以降の情報源は、公式HPの日記が唯一のものとなる。何らかのイベントで司会も何度かしていたようだが、情報は公開されていなかったし、行ったという友人もいなかったので、詳細は不明。
 その2003/05/01付の日記で、復活はもう少し先になりそうだとの案内がされる。しかし、今になって考えても、この延期の意図もしくは理由がどのようなものだったのかがわからない。日記を読む限り、順調だったようにしか見えないのだ。
 5月復活予定だったのに2003/05/01に延期宣言をしたということは、復活は6月以降になるということだ。いや、6月の予定であれば「ちょっと遅れました」程度の言い訳で済むのだから、6月での目処さえ立っていなかったのだろう。
 ということは、ライブイベントの予定が立っていないから、という理由は考えづらい。イベントが「入らない」予定など、そう何ヶ月も前に決まるものではないからだ。
 では、このときすでに「解散」の前兆があったのかというと、日記での順調振りを見るとそれも考えづらい。もっとも、「解散」の理由がわからないので、後者の理由は否定しきれないのだが。

 しかし、その日記も、2003/05/07付の日記を最後に更新が止まった。それまでは、毎日とは言わないまでも、結構頻繁に更新されていたものが、いきなりぱったりと止まったのである。
 一ヶ月経ってもまるで音沙汰がなかったので、実は6月頭に「日記更新しないんですか?」というようなメールを送ってもみた。以前に某氏が「過去の日記も読めるようにして下さい」とメールを送ったところそれが実現された経緯もあり、メールが有用なのは確認出来ていたからだ。しかし、そのメールを送っても何の反応もなく(前述の某氏も同様のメールを送っていたらしい)、こちらとしてもそれ以上は打つ手もないので放っておくしかなかったのだが・・・。

 さらに一月以上経った2003/07/24。事態は急速に進展した。
 みきぼんから届いた暑中見舞いのハガキ。
 そこに書かれた、「2003年5月末にてミラクルツインスタアは解散しました」の文字。
 衝撃的な事実を、いきなり過去形で叩きつけられたのだ。

 そのときの私の心境は、「何で!?」の一言に尽きる。全然理由がわからなかった。ただ、「解散しました」と言われ、「ああ、やっぱりね」と思うことも出来た。日記が止まってたからという些細な理由からではあったが。
 それでも、「解散」そのものについては、自分自身の中である程度納得することは出来た。しかし、それ以上かもしれないくらいに疑問だったのは、「なんでみきぼんからハガキが来るんだ・・・?」というものだった。
 私はミラスタ☆ファンを標榜しつつも、実はあまりみきぼんには優しくなかった。どちらかといえば・・・というか、誰がどう見てもみどりんご寄りであったのだ。それは彼女らも充分認識していたことだろう。そんな私に、「なんでみきぼんから?」という疑問が浮かび上がるのは当然のことであるといえよう。

 しかも、解散の第一報が、そのハガキだったのだ。今までの唯一の情報源だった公式ホームページではなく、みきぼんからの「暑中見舞い」。それは、「解散のご案内」でさえない。
 その上、この暑中見舞いも何のために出されたものなのかが今ひとつ不可解なのである。体裁はあくまでも「暑中見舞い」である。解散した事実が書かれていても、決して「解散のご案内」ではない。かといって、今後のスケジュールの告知というわけでもなく、本当にただの「暑中見舞い」でしかないのだ。どういう意図があるのか、色々勘繰ってしまうのも致し方ないことであろう。
 正式な「解散のご案内」であれば、解散が決まった直後か、解散する日の前後に、みどりんごとみきぼんの連名で案内を出すべきであるのだ。しかし、それはやらなかった。もしくは、出来なかった。それを二ヶ月近くも経ってから案内するというのは、どう考えても不自然でしかない。
 ではあのハガキは何なのかというと、書いてある通りに「みきぼんからの暑中見舞い」なのだろう。「ソロアーティストMikiko(今後は藤沢美樹として活動するらしいが)」としての。だから、みどりんごとの連名である必然性は、全くない。あれは、もうミラスタ☆とは何も関係がないみきぼんが、かつてミラスタ☆をやっていた儀礼として独自に解散報告をしただけのものなのだ。
 それを出した意図は、近々ソロとして復活する目処が見えてきたので、旧ミラスタ☆ファンの動員を期待して、といったところか(実際、公式HPでの解散報告と同時に、2003/08/15のイベント出演を発表)。最初はもう少し好意的に、今の時期なら「暑中見舞い」という格好の「ハガキを出す理由」があったからか、とも考えていたのだが、暑中見舞いと公式HP発表のタイミングを考えると、その両者は連携していたと考える方が自然だろう。

 しかし、結局のところ、それが何故「今になって」なのかは、よくわからない。ソロでのイベントが決まったから発表したと考えるのが自然なのかもしれないが、私にはどうしても腑に落ちない。その理由ならば、みきぼんからのハガキに、イベント告知を書いておくべきなのだ。インターネットを見れない、わざわざ公式HPなど見ていない、という人も少なくはないであろう。だとしたらやはり、ハガキを書いた時点ではイベントの予定が決まってなかったと考えるべきなのだ。
 2003/05/07直後にみどりんごが失踪した。色々探し回った挙句、やっと最近見つかった。しかし、彼女に復帰の意思はなかった。ということで、日記とかが止まっていた理由付けのためにも、ある程度さかのぼりで5/末に解散していたということにした。
 無理矢理ひねり出したこんな理由の方が、まだ自分では納得出来る。
 みどりんごだけが事務所を離れることになった理由が、その空白の二ヶ月に隠されていることは間違いがないのだ。解散が先か、辞めたのが先か、私は後者だと睨んでいる。何故なら、ただ解散するだけなら(しかも、それが円満解散だというなら尚のこと)、みどりんごが事務所をやめる必要はないからだ。

 それにしても、公式HP上でそれぞれ解散のコメントを書いているが、どれもこれも全て綺麗事にしか思えない。本当に「二人がこれまで以上に大きく輝くための新たなスタートとして」とか思ってるのなら、解散ライブくらいは行って当然ではないだろうか。立つ鳥跡を濁さず。無残な終わりを見せておいて、新たなスタートも何もないものである。
 解散ライブは、何か「出来ない事情」があるのだろう。そして、その事情こそが、解散の理由なのではないだろうか。
 つまり、ミラスタ☆再結成の道はありえないということなのである。

※補足
 これの概要を書いたのは解散発表後2日くらいなのだが、まとめるのが遅れたせいでみきぼんはすでに復活してしまっていたりするし、思いきり公開時期を逃したのには苦笑するほかありません。
 なお、私は復活イベントには行っていないので、ここに書かれた推測については何も確認を取っていません。あくまでも、最初から最後まで全て推測なことを、改めてお断りしておきます。