マレーシア出張
9月19日から25日まで久しぶりの海外出張となりました。
パスポートを見ると一昨年の9月にドバイ、昨年4月にドイツへ出張しており1年に1回ずつ、今回は1年半ぶりの出張となりました。
今回の出張目的が技術的応援ということで直接的な責任を伴わないため気分的には極めて気楽であり、そのせいか国内出張と同程度に気楽に考えていたのですがドタバタとした珍道中となったのです。
それを書き残して出張報告としてみましょう。
出張前日
海外出張へは何度も行ってますし、冒頭記載のように仕事に対する責任が普段に比べれば極めて軽かったせいか、スーツケースに服を詰め込んで準備は終わったと思ってました。
電車の時刻を調べ、切符も購入したし準備万端と思っていたわけです。前日の夜家内から
「パスポート持った?」との何気ない一言。
「あっ、持ってない」(完全に意識の外だったのです)
「どこへ行く気なの!」と、今度はきつい一言。落ち込んでしまいました。それから、改めて入念にチェックをしなおしたのは言うまでもありません。
当日
飛行機のフライト時間は午前11時30分。7時10分の沼津発で9時30分成田着です。
今までの海外出張と言えば誰か必ず同行者がいて、その点では心強い面があったのですが今回は全くの一人です。
それでも、出国手続きまでは何のトラブルもなく順調に通過し1時間以上空港待合室でのんびりと過ごしました。

成田空港シャトル連絡ロビーと待合室からの風景
そこで、暇つぶしにと「筆談ホステス、67の愛言葉」という本と、コアラのマーチなどスナック菓子を数点購入しました。飛行も若干の遅れはあったものの順調でした。
ところがKL空港へ着いて少しどたばた。
私の携帯は海外でもつながることは確認していたのですが、待ちうけだけで良いだろうと高をくくっていてかけ方を覚えてこなかったのです。そこに、ちょっとした悲劇(喜劇かもしれませんが)が待っていたのです。
空港で荷物の出てくるのを待っているときに駐在の方から連絡が入り“荷物待ち”ですのでもう少しお待ちくださいと返事しておきました。荷物が出るのも遅かったのですが、出てみると私の迎えらしき人は見当たらないのです。
リダイヤルしようとしても、受けた番号は0301なるわけのわからない番号。駐在の方のお名前を呼んでみても誰も反応しない。
さすがに心細くなりましたが、そこは待つしかなく10分待ったか20分待ったかわかりませんが、次の電話がかかってくるまでの時間がとても長かったです。
再会
駐在の人と無事出会え、そのままホテルへと直行です。
荷物を降ろして、一緒に食事をしましょうということになりホテルの道1本隔てたところにある中華(屋台)街へ行き食事を堪能しました。
以前、ドバイに行ったときにも感じたことですがChinese Restaurantというのはどの町に行ってもあり、味もまた外れがない。中華を食べることができればどの国に行っても問題ないと言えると思います。
さて、そんな時間を過ごしていたのですが、日本を出る前に卒業生の加藤七奈と会えたら会おうねと連絡し、KL到着時に着いたことを知らせておきました。
実は彼女は3ヶ月ほど前から海外青年協力隊の一員として障害者の自立支援に向けた活動に従事しており、たまたま当日はそのカンファレンスでKLにいるとのことだったのです。
食事を終えた頃連絡するともうホテルにいるとのことで、あわててホテルに戻ってきました。
そのまま、ホテルのラウンジで思い出話から始まって、現在の業務の様子や周りの状況、協力隊に志願する動機など次から次へと色んな話をすることができました。目的や目標を持って頑張っている人はどうしてあのようにきらきらと輝くんでしょうかね。
気がつけば11時近くであり、うら若き女の子を遅い時間まで引き止めるわけにいきませんので名残を惜しみながら見送りました。折角の機会、食事でもしながら話したかったし、遅い時間であり何よりタクシーで帰してやるべきだったと後悔したところです。

青年海外協力隊の一員として活躍している加藤七奈と。きらきら輝いているのが印象的でした。
KLからペナンへ
さて、ここからは仕事モードです。
翌日(月曜日)、現地事務所で今までのいきさつのおさらいをし、午後技術サポートをする会社を訪問し種々ディスカッション、その足でペナンへ移動したのです。
車で約5時間の距離です。
ペナンは新婚旅行のメッカで私の知り合いも新婚旅行の地だったという人もおりました。多少、観光できることを期待していたのですが今回は時間が取れませんでした。ペナン島に泊まるには泊まったのですが、島の入り口のホテルでリゾート地のあるのはもう少し北に行ったところだと伺いました。
仕事のほうは順調にこなすことができて3泊の予定を2泊で切り上げることができました。

ホテルの部屋からの眺望(左:KL、右:ペナン)
ペナンからマラッカへ
さて、駐在事務所では専属のドライバー(インド人)を雇っており今回は彼の運転で毎日移動しました。車はホンダのオデッセイ。
乗り心地は非常に良いのですが、その運転手がスピードを出すのなんの。
高速ではスピードメータ振り切れでずっと走っているのです。高速道路ですからほかの車も100km程度では走っているのでしょうが、まるでそれらは止まっているかのごとく追い抜いていくのです。
正直、怖かったです。
そんな彼も天気には勝てないようで、ほぼ毎日午後には短時間に超大粒の雨が土砂降りとなる時間があるのです。そのときにはさすがにスピードが落ちましたがそれでも100kmは超えていましたので抜き去っていく速さはさほど変わりませんでした。
マレーシアは現在でこそ2番目に降格したそうですが、数年前まではパーム油の生産量が世界一だったそうです。
それを裏付けるかのごとく、高速道路の両サイドは一面椰子畑といった風景が続きます。マレーシアの高速道路は南北に1000km程度だそうですが、それに沿ってずっと椰子の林の姿を想像してみてください。
圧巻です。

マラッカの要塞遺跡とそこから見たマラッカ海峡の眺望(世界遺産だそうです)
10年ぶり
私はKL空港に降り立ったのは初めてでしたが、マレーシア訪問は2回目です。
前回は約10年前にシンガポール経由で訪問したのです。そのときは観光ではあったのですが、“関連会社訪問と激励ツアー”で、当時マラッカにできたばかりの工場を見学に行ったのです。
今回、仕事も順調にいき日程にも余裕ができたことで訪問を申し入れたところ快諾を頂いたのです。10年前にはジャングルの中にぽつんと工場があったイメージでしたが、今回訪問してみますと周囲に工場が立ち並び工場団地化していました。
道も整備され、広くなり10年という時の流れを肌で実感することとなりました。おそらく、もう訪問することはないと思いますが次の10年はどのようになるのでしょうか。
日本の高度成長期をまさに髣髴とさせる躍動感にあふれていました。
食事
先ほども書きましたが基本的には中華がOKであれば何も問題ありません。
マレーシアは基本的にモスリムの国のため豚肉とお酒はだめなんだそうです。しかし、建前と本音というか、オリジナルのマレー人の居住区は確かにその通りのようなんですが国の殆どが架橋と現地人の混血のようでどこに行っても必ずキャンティンがあり中華料理を食すことができます。
しかし、日本のラーメン自慢のようにその地域、地域で特色があるようで現地の人に言わせるとこちらの味はこうで、あそこはこうだというような会話があるそうです。私も試してはみたのですが、その微妙な違いについては理解できませんでした。
ただ、シンガポールなどに比べると料理は全体的にスパイシーになっていると思います。インドに近づいているせいかな?。などと勝手に思っています。
まぁ、なんにしてもうまい。
この一週間の出張で3kgは体重が増えていると思います。人間ドックをうける時期なのですが、ちょっと延ばそうかと思ったりしています。

左:代表的マレー料理(スープカレーのぶっかけメシ)
右:骨肉麺(バクテイと言うらしい)ペナン料理。港湾労働者の朝食がルーツとか。日本のモツ煮に近い

ペナンで食べたシーフードのチャイニーズ料理:激ウマ。右:海老、烏賊。左:蒸し白身魚。

最終日に食べた料理。海老、かになどなど。飲んだぁ、食ったぁ。。。。ゲップ・・・
観光
最終日は予備日ということで予定し、飛行機も深夜便を押さえていました。
仕事のほうはことのほか順調であったため、予備日は完全にオフとなりました。現地事務所の皆さんが気を使ってくださり、例の超早ドライバーをオーダして観光に振り向けてくれました。
KLタワー、ツインタワー、チョコレート工場、オオキッドガーデン、ピュータの製造工場などなど。
車移動でおおよそ半日、駆け足での観光でした。
ただ、どこもそんなにすごいと思うようなところもなく私にとっては半日で十分でしたが、再認識したのはやはり高所は苦手だったということでしょうか。

左:KLタワーからの眺望 右:KLツインタワー

セントラルパークとオーキッドガーデン(規模が小さかった)
フィナーレ
どたばたとした始まりでの出張でしたが、成田に無事到着しこの行はNEXの中で書いています。時刻は朝の8時10分。沼津には10時過ぎの到着となるでしょう。
色んなことがあったようにも思いますが、終わってみるとあっというまの一週間だったように思います。
印象に残ったのはマレーシアの通貨1Rm(リンギ)は日本円換算で約30円なのですが、マレーシア国内ではそれがだいたい100円程度の感覚だと思えることです。
日本人から見れば全てが1/3程度ですから安いと感じますが、日本の製品が高くて売れないというのもなるほど理解できるところです。
そんな中で宿泊ホテルは一流ホテルばかりだったということです。会社のポリシーとして外国のホテルでは安全性を第一優先にすることがその理由とのことでした。もし、外国でトラブルが起きた場合に発生するコストは、宿泊費の比ではないことがその理由のようです。
海外出張で感じるのは「百聞は一見にしかず」と言いますか、その場の空気を感じて始めて真実がわかるように思います。駐在や七奈のように長期間住んでみるともっと奥深いものを感じるのかもしれませんが、たった数日でも大きな刺激を受けて帰ってきます。
今回の仕事の関係で11月に再びマレーシアを訪問する可能性が高くなりました。次回にもまた違う感動を味わえたら良いなと思っています。
番外編(マレーシアで会った人たち)

左:現地駐在日本人スタッフ(タイ人に間違われると嘆いていた)
右:超早ドライバー

左:タイガービールキャンペーンガールと(同級生かと思うようなガールもいましたが)
右:KLタワーのエレベータガール