スポーツとダイエット 
太りすぎの人は日々増加していおり、ますますたくさんの人がダイエットをしたいと思うようになっていますが、ダイエッ
トで健康を損なってはいけません。またダイエットに成功し理想の体重になれたら、そのまま長期間体重を保ち、苦し
いダイエットの必要な元の体重まで増やすようなことはしてはいけません。規則正しい運動はこの2つについて重要な
役割を演じます。 
消費カロリーを増やしてダイエット 
 
体重減少の唯一の方法は摂取したカロリーよりも消費するカロリーを多くすることです。これには2種類の方法があ
り、一つはカロリーの摂取を抑えること 、すなわち節食です。もう一つの方法は消費するカロリーを増やすこと、すな
わち運動である。または両者を共に行うことも考えられます。節食は体内の余分な脂肪を減らすことができるが、筋
肉も減らしてしまいます。筋肉は代謝が活発な組織ですから、運動せず休んでいる時でも、同じ重さの脂肪組織より
更に多くのカロリーを消費します。ダイエットするときは、できるだけこれまでの筋肉を保ち基礎代謝を高め、身体が
自然に使うエネルギーを増やすことが効果的。その上、筋肉は運動能力や仕事をする力を与え、それぞれの筋肉に
よりプロポーションがよく見えます。 
 
筋肉組織を保ちながらダイエット 
 
筋肉組織を保ちながらダイエットをするとき、必要なのは運動である。中でも身体に高負担のかかるバーベル運動な
どは最も有効です。今年発表された「アメリカ栄養クリニックジャーナル」での研究では、同じような節食状況で、バー
ベル運動をやる人は運動をしない人や主に有酸素運動をする人に比べ、筋肉組織を多く保持できることを指摘してい
ます。この3種の人が同じ分だけ体重を減らしたときでも、バーベル運動をやる人は減少した体重中の92%が脂肪で、
8%のみが筋肉でした。有酸素運動を行う人では減少した体重の中で20%が筋肉でした。また、完全に運動をしない人
の体重減少では28%が筋肉でした。これは運動をする人、特にバーベル運動をする人は脂肪をより多く減らすことが
でき、またより多くの筋肉を保持できます。長期的に見れば、これら3種類の人の間でダイエットでの筋肉組織の流失
は相当なもので、ダイエットの効果にもとても大きな差があります。その上、体型も変わってくるでしょう。運動をしない
人では多くの脂肪が蓄えられ、脂肪組織の密度は筋肉組織に比べて低く、同じ重量の脂肪と筋肉 では脂肪の方が
体積は大きいですから、太っているように見えます。 

この研究で、取り挙げているバーベル上げトレーニングは二頭筋、三頭筋、大胸筋、肩、広背筋、大腿四等筋、及び
大腿後筋の上半身、下半身の筋肉の運動を含みます。各種の運動は3つの順番があり、それぞれの順番には6種類
の項目があり、重さは先に少し軽い方から始め、その後ゆっくりと増加させていく、このようなやり方で毎週3回運動を
行い、最も重要なことは、筋肉に負担をかけてのみ、筋肉の減少を抑えることができるのです。 
  
ダイエットに成功したあとは...  
 
ダイエットが成功した後、依然必要なことは正常な飲食習慣と規則正しい運動で、これができて初めて理想の体重を
維持できる。「アメリカ栄養クリニックジャーナル」の研究では体重の減少後、規則正しい運動を続けた人は太りにく
く、また運動を継続しない人は、せっかく減少した体重がまた元に戻る可能性が高いことを示しています。これらの科
学者も、毎日80分の中程度の運動、または35分の激しい運動によって初めて、ダイエット後の長期の体重保持に効
果があることを計算 しています。中程度の運動はバスケットボール、バトミントン、ジョギング、エアロビクス、たくさん
の家事などです。 
ダイエットしたいと思ったら、カロリーの摂取以外にも、規則正しい運動がとても重要です。理想の体重まで減った後
も、運動はやはり体重維持の助けとなり、また体力増強や心臓疾患の予防にもなります。