−ベタ飼育記−

泡巣を作るベタの雄


2010年12月

ベタは赤ヒレたちと同居して増えることなく優雅に暮らしている。
たまに雄が作ったらしい泡巣を見かけるがいつの間にか消えている。


お食事時間には水槽の決まった場所に集まってくる。


ベタのお宿


2010年4月13日生後4カ月

右上の母親と4尾の子供たち

同じ親から生まれた子どもたち 仲が良いときもあり、喧嘩三昧のときもある。


平らに泳ぐことが出来ない未熟魚が必死に餌を加えて水草に隠れているところへ
餌を横取りしようと上から狙ってきたメスのベタ。
この後逃げ回るうちに餌を落としてしまった・・・
弱肉強食の世界に生きていくことは大変である。



ベタの繁殖

****************

6回目
2009年〜2010年


2009年
12月13日
 
水温25℃の水槽で生まれたベタの稚魚



ベタの子供たちの住まい


12月19日
 今度こそ適切な餌をあげて育ててみよう・・
 稚魚の餌用にブラインシュリンプの乾燥品を戻す(生き返らせる)作業をする。卵を戻すのが正道らしいが・・卵が手元にないので。
どれがブラインシュリンプなのか判然としないままあげてみる。
これがブラインシュリンプらしき物体。

12月21日
 稚魚が食べているのはブラインシュリンプかな?

ベタの親(父)子
 雄が作った粘着性のある泡が稚魚の立ち泳ぎ時代を支えているようだ。

水平泳ぎになってきた
12月25日


 市販の「ブラインシュリンプの卵の黄身」というのを見つけた。
これは稚魚たちがよく食べてくれる。戻す作業の手間が省ける。
12月27日  餌を探す稚魚

動くものが餌だと思って食いつくらしい。

12月30日
お腹がプックリしているのは食べている証拠。

       よく食べる個体はどんどん成長する。
2010年1月2日

2010年1月3日

 稚魚は15匹育っているのが確認できた。
 栄養失調みたいなチビちゃんから食べ過ぎデブちゃんまで個体差は大きい。

 1.5cmくらい。 下あごが出っ張っているベタの特徴がわかる。

まだ5mmのチビもいる

メタボな稚魚もいる
1月9日
 随分親魚に似てきた。
 この段階ではオスなのかメスなのか判別できない。
 オスではないかと思うのだが・・  大きいのは2cmに届く。
1月13日 
 ちょうど1カ月経ったので住まいの水替えをした。餌の食べ残しやフンが底に澱んでいたのを取り除くとさっぱりした。
    
 立って餌を食べるものがいる・・弱っているのか?趣味なのか?
 (これらは障害魚らしい。
 成長しても正常な泳ぎが出来なくていつもどこかに止まっている。)
1月20日 

暖かい大寒 餌をやろうとすると寄ってくるようになった。
こうなると可愛くてせっせと餌をやるので成長も早い。
 
1月22日 生後40日

 大きな2尾をメスの水槽へ隔離して入れる。
 母親は寄り添うように稚魚のそばへくっついているように見えたが同じ水槽に放したら追いかけて突っつくので稚魚たちは恐れて水草に隠れてしまった。隔離用の網が気持良くて寄り添っていただけかもしれない・・・


・・ここで問題発生・・

 稚魚が成長するとオスは一人用の水槽が必要になる。
 メスが多いように思われるがもしオスが何尾も育つと水槽が足りなくなる。ヒーターをかけなければ死んでしまうし・・



一回衝撃的な共食い場面を見てしまった!

 大きいのがチビをパクッと食べたところだ。
 まだ5mm程度の発育不全が4尾いる。せっかく生まれた命だから無事に大きくしてあげたい・・チビ魚でも気が強い個体は自分より大きいのを追っかけていたりもするが。



2月1日
生後50日
2カ月に満たないのにもうしっかり大人になったのが8尾。
お食事の時間になるといっせいに並んで待っている。
雌がほとんどで雄は見当たらず・・もう少し経てば雄らしく美しいヒレになってくれるのかな??


2月5日
色の違った個体が判別できるようになる。これらは皆メスの体形だ。



2月12日生後2カ月
体長4cm

この子がオスかもしれない。腹ビレが後ろへ伸びているように思える。
気が強いしヒラヒラと優雅な泳ぎもオスのものだから期待が膨らむ。。

2月19日
生後67日
胸鰭をたたんでいるがこれも長い。オスだと思う・・




お食事時間にはチビもデブも参戦。
それにしてもチビはちっとも大きくならないなぁ・食べてはいるんだけど・・

2月24日


メス(上)とオス(下)の体形の違い


3月6日
もうじき3ヶ月になる子供たち

メス                         メス                    オス 


メス                               メス


オス


4月13日生後4カ月
まだ小さいものもいる


順調に成長したオスたち
ケンカをしながら同じ水槽に暮らしている。
他のお魚(赤ヒレ)たちに惑わされてケンカが長続きしないのがうれしい。
これ以上増えたら困ってしまう。誰ももらってくれないし・・・




オスの障害魚
   一番父親に似ている子どもだが泳ぎが困難でいつも水草や水温計に頼って止まっている。
このようなものは3割くらい出ているから、交配の難しさであろう。

メスたち







気の荒いオスも人口密度が高過ぎるこの住まいではあきらめておとなしくしている。
少数だと強いオスが水槽を支配するようだ。


********************
第2回目


2009年7月15日
オスが泡巣を作り始めたのでメスを入れてみる。なかなか気が合わない・・


7月16日産卵する。
受精卵を世話するのはオスの役割り。泡巣の下で献身的に卵の面倒を見ているオスのベタ


7月18日孵化した稚魚が立ち泳ぎしている


7月20日無数の稚魚が水平泳ぎになり泡巣の下でデビューを待っている


7月26日泡巣から離れて泳ぐ稚魚たち


8月19日
大分お腹が膨らんできた
動作が素早くなりうまい写真が撮れない




9月1日
メスの体形ですが・・・。


9月30日
最後まで残った稚魚。残念ながら10月5日に死んでしまった。
外気と同時に水温も下がったのが原因か?
熱帯魚であるから、稚魚はなおさら温度管理をしてやらないと成長は無理なのでしょう。
(これは明らかに栄養失調である)

++++++++++++++++++++++++++++
子育ての役目を終わるオスからは風格が感じられた。


産卵が終わったメスは地味な色になる  同じ個体とは思えない



*******************************************
第1回目
2009年6月29日

オスのベタ               メスのベタ

1回目のお見合い=水草の中へ逃げ隠れるメス

3回目のお見合いでメデタク合体

オスが作った泡巣の中へたくさんの卵を運んで孵化を待つ
2日目にはこの中から稚魚が泳ぎだす・・はず・

卵の世話をするのはオスのベタで、稚魚が孵化したら独居暮らしに戻る。
(飼い主が未熟のため失敗に終わる。オスを隔離するのが早すぎたためか?)