I T化  タウン構想                                                        

               「実践Managementの改革ポイント」


        ご周知の通り、日本経済を取り巻く環境は、ますます厳しい状況であります。
           グローバルな不況の波がうねりとなって押し寄せて来ることを予見。
        その為の危機管理体制が必至である事を、企業戦士を引退した足軽兵の立場から
        世に 警鐘してきました。   


                
孤独な「花さかじいさんと壺物語」をご笑覧ください。

      足軽兵が現役時代、情報通信(IT)産業のプロフィットセンターである設計部門に
      於いて、設計の
Management改革に33年間従事してきた実践から、地方自治体の
      行財政計画と推進の管理手法、
NPM(New Public Management)の 改革に微力ながら
      お役に立てれ ばと、地元の「自律の町づくり」と「町民会議検討委員会」などに、
      老婆心
までに 参画させて頂きました。
 

     企業では、日常の作業をP-D-S(Plan-Do-See)の管理サイクルで実践する組織体制と
     アクション機能があります。
      顧客納期を厳守する為に、仕事の推進状況は逐次フォローされ、業務の合理化や
     改善提案が実施されます。
       この期限内での作業の合理性や追求の必要性は職場教育で徹底され、
      目的追求原理による 抜本的な作業改善が求められます。
        さらに関連部署との連携が強化され協同意識の高揚が図られます。

       しかし、地方自治体の行政の経営改革の諸問題には、長年の根強い国政との
     フォーマル組織の稟議制度上に成り立っている為か、固定的観念からの脱却が
     難しく、一般的な企業で実践される
 Management手法を、直ちに導入できない
     環境にあります。

     職員や町民の意識改革はもとより産学官民一体の「自律の町づくり」管理体制を
     どのような方法で 推進すべきか、他に先がけた独自の新
Management理論と
      運用システム体制を早く構築したい念願でした。


                                   行政Management改革の着眼点

     行政管理体が自律する為には、行政改革の目的と目標を明確に理解しないで、
    組織ありきで 改革を推進すると、あとで無駄な時間とエネルギーを費やす事に
    なります。
     良いと思って取り上げた改革案でも総合的な抜本的改革にならず、組織化された
    ご都合の良い 断片的な改善になります。
     その結果、方向性を見失い時代遅れになることが良くあります。
           俗に言われる「合成の誤謬」に注意が必要です。

     旧管理体制のシステムに何が問題であるのかを明確にして、誰でもが何処にいても、
    有効に活用できるコミュニケーション
-BestのとれるIT化システムの構築と管理体制の
    立ち上げが急がれています。

    最重点課題や問題意識の欠如した行政改革の遅れは、壷をはずして大きな問題を
     引き起こす要因になります。


                                      Management改革の問題点

            NPM管理の基本的なサイクルに、図-Aの理論があります。
       図
-Bは企業の作業者の 自己啓発の管理サイクルで、日々の作業はこのサイクル
      で実践されます。
         この管理を核として担当者のモチベーションを計り、 図
-Aの組織管理で 
      実施される事が大切です。

          近年、総務省などのNPM行政管理はP-D-C-A管理サイクル(図-A)を提唱して
      おります。
        しかし、行政組織の管理サイクル機能(図
-A)には、-1, -2 
の具体的な
      実行機能の説明が不十分に見受けられます。
                
        総合管理の実践する組織論の機能と自己管理との有機的な結合が欠けて
      いるからです。 自己管理(図
-B)は自己意識のやる気を起こす原動の核である
      事を 認識すべきです。


                                                      総合管理機能図の概要


     -Aの問-1,-2ところに有効に機能させる抜本的な改革のメスを入れることです。
    国の行政の改革に携わるものが問題箇所
(-Aの問-1,-2)と図-Bを除いて、
   
NPMを推奨する事は、旧態組織(-1)での 運用を条件とする保身の管理学です。


                 Management対策 

      これからの地方行政の
DO機能を迅速にする為には、
    
(-2)の命令の単一化(データベースの一元化)で、 誰でもが目標の情報に対応できる
     システムを早く構築して、住民とのコミュニケーションが迅速に実行出来る
     情報開示システムを構築することです。

 
                                 NPMシステムの開発の遅れの要因は、

    国や各地方自治体、多くの企業が先端の技術を駆使したIT化タウン構想の強化を
   図っております。
    しかし、対象が小規模の地域がハードやソフトの開発面で採算を考慮すると、
     大金をかけて 新しいシステムを開発しても、投資の経済性や有効稼働率等を
    考慮すると、 開発費が無駄になると懸念する向きが多くあるようですが、ビジネスの
    採算ベースや導入後の維持費用の問題点等に固執過ぎては、目先の付け焼刃の
    改善となり、抜本的な対策は遅れる一方です。

   地方のIT化タウン構想は、システムの開発に対象人数やハードに重点を置くのでは
    なく、高付加価値機能を創出する ソフトの戦略的な総合管理システムのツールの
    開発として先行投資をする事です。

   これからの時代は、すべての住民の意識改革と、住民一人ひとりの意見やアイデアの
   英知を発掘して有効に活用できる、 戦略的なシステム体制を産学官民が一体で迅速に
   立ち上げるべきです。

     そこで独自の新管理論  21世紀の新Managementの概論」
                             地域住民「アイデァ・銀行」の創設
               地方自治「地域経営改革の手法」の構想 
           等を提案致します。
 
   各自治体は独自の知的所有権を創出して、地域の先端の技術やブランド品を
   育みましょう。
  

   さて、意識改革の問題は、行政だけでなく住民全体の問題でもあります。
        大きな困難に直面しないと改革が出来ないのでは困ります。
        今、その改革の試練と意識の高揚が問われます。
     
   反面、この時局を脱却する改革精神は「
CommunicationBest」を芽吹かせ、
         将来のビジネスチャンスを創出する源になります。 

         今、大局的な見地からチャレンジ精神で改革のポリシイを実践しよう。!!

以上

 
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