コーヌスの製作ステップについて(レジンコーピング法)
※コーヌスにもいろいろな製作方法がありますが
 私どもが採用しているコーピング法について以下説明します。
※コーピング法を不安に思われる先生もいらっしゃいますが、1度採用
 されると、この方法の良さを実感され他の方法には戻れないようです。
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1見積もり、完成までの日程確認
設計の概略を教えて頂ければ、技工料金の見積もり
(無料)します。お気軽にお問い合わせ下さい。
前装の有無など、何パターンかの見積もりも可能です
2平行性の確認(支台歯・メタルコアー)
 6度の傾斜の内冠が入ります 平行性を確認することで、
  前歯の審美性、ネガィテブのない
  内冠の製作が可能となります
3内冠印象
  セット後の内冠脱落を防止するため
  緊密な適合が求められます
  個歯トレーによる印象をお薦めしています。
4内冠製作
 内冠をミリングマシーンにて製作します
 軸面の精度良ければ、長期間安定した維持力が得られます
 (フリーハンドでは安定的な維持力は望めないようです)
5内冠セット
 支台歯の汚染を防ぐため速やかに内冠をセットします
 レジンコーピング法を採用する一番のメリットととなります
 一般的には外冠や義歯が完成するまで内冠セットは出来ません
6仮義歯の調整
 内冠がセットされているのでコーヌスタイプの仮義歯になります
 (最終的なコーヌス義歯と同じ形態の義歯になります)
 この段階でかなり噛める義歯になるようです。
 もし不具合があれば、床外形の変更・支台歯の追加・・・等の
 検討が必要となります
 ※内冠と仮義歯を同時に製作する事も可能です
 ※レジンの外冠だけを技工所で作り口腔内で仮義歯に
  追加する方法もあります
 ※仮義歯は完成義歯の成否を占う重要な指針になるようです
7レジンコーピングによる義歯の印象
 内冠とレジンコーピングはセットでラボより納品されます
 レジンコーピングは内冠に対して適度な維持力があります
 コーピングをぎゅっと試適して各個トレーと
 シリコン印象材にて印象して下さい
8咬合採得
咬合床はたわみが無く、口腔内にぴったり合ったものを
ガタツキは位置関係の狂いを示しています、ラボに連絡して下さい
※ゴシックアーチトレーサーを採用してみてください
 咬合高径はネジで簡単に調整できます
 顎位が決定したら速硬性の石膏にて(キサンタノ)固定して下さい
 側方運動のチェックバイトも石膏にて採得出来ます。
 前後・側方運動はスムーズに行えるか?
 タッピングポイントとゴシックアーチの先端が一致するか?
 患者さんの咬合状態の診断にも活用して下さい。
※ゴシックアーチは口腔内より上下顎一体で取り出して下さい
※位置関係がズレていないか確認してください
9試適
 配列・色・外冠の維持力・床の状態など確認して下さい
 変更できる最後のチャンスです
 患者さんにもよく見て頂き、イメージどうりか確認して下さい
10完成
 
技工所で、レジン重合後にリマウント、咬合調整してあります
 外冠はしっかり模型に固定されて重合しますので
 外冠の位置関係が狂うことはありません
 レジンの重合収縮は、人工歯の位置関係の狂いのみとなって
 現れますが、リマウントして修正されます。
※外冠を一旦模型より分離する一般的な重合方法では、外冠と内冠 
 の位置関係がズレる恐れがありますので、採用しておりません
11維持力の調整
 
コーヌス完成後数日患者さんに使って頂くと維持力が強くなる場合が
 あります
 ナビデンタルよりお渡ししているパラ箔(又はシール状の箔)を
 外冠の内面天井に貼って頂くことで、維持力の調整ができます。
12維持力の調整(スットパー付き外冠)
 
コーヌスでは、セット後に箔を貼るなどして何度か維持力を調整
 しなけらばならない症例がほとんどのように思われます。
 技工製作上、1歯のみの維持力の設定は可能であったとしても
 ろー着や複数の内外冠があるため、コーヌス義歯全体での維持力を
 ぴったりに合わせる方法は非常に困難と考えられてきました。
※維持力不足への対応は困難なため、必ず1歯ごとに維持力を付与
 しているためトータルでは維持力過剰となることが多いのです
 そこで、セット後に箔を貼るなどの措置で対応して頂いていましたが

 セット後何度も診療室に通う患者さんの不便解消と、なんとか最初
 からピッタリの維持力に出来ないのかとの思いから

 箔の代わりに最初から外冠の天井に金属ストッパーを付けておく方法
 を思いつき採用しています。
 この方法では1歯だけの維持力調整だけにとどまらず、
 複数の外冠のろー着後や外冠全部でのトータルの維持力を調整して
 最終補綴物として納品できるので
 今までより数段 維持力の精度が上がりました
 このスットパーのもう1つの利点として、数年たった後維持力が不足
 した場合、スットパーを削ることで、再度簡単に維持力が
 出る点にあります

 事実、スットー付きを採用された先生方からは
 「スットパー付き外冠になってから、調整の回数が減ったよ、維持力
  を調整しなくていいケースもあり助かる」
 「箔だと剥がれてしまう場合もあり、なんとかならないかなと思って
  いたから、スットーパー付き外冠は本当に助かる」
 「スットパー付き外冠だと、将来 維持力が不足した場合に簡単に
  維持力を増やすことが出来るから安心だ」
 などなど好評なため、現在はすべてのコーヌスに採用しています
今後も経過観察から、修正すべき点が見つかりしだい対策を考え
より確実でトラブルの少ないコーヌスクローネを作っていきたい
そんな思いで日常の仕事に取り組んでいます