最終更新H18.2.4 |
【テクニクス SMZS−15】技術者モード 本ページ記載の方法を実行したことによるすべての結果は、 自己責任となります。 |
〔取付技術者調整モード〕
取付技術者調整モードは、テクニクス消音ピアノユニットの性能を最大限に発揮させる為に、
取付けた個々のピアノに合わせて調整ができるように搭載された機能です。 ここで設定したデータは鍵盤基盤のROMに記憶され、半永久的に保存されます。 又、取付技術者設定モードの設定方法は、お客様用の【取扱説明書】には記載されません。 注:故障修理等で鍵盤スイッチを交換した場合には再度設定が必要です。
@トータルタッチ感度調整機能(工場出荷設定は〔0〕です)
ダイナミックレンジ幅の設定を〔1〕〔0〕〔-1〕3段階の中から取付けたピアノに合わせて選択できます。
a.音源ボックスのパワーがONの状態で〔MODE SET〕ボタンを押さえたまま〔HARPSI〕ボタンを
押さえ(2個のボタンを押し続けたままで)10秒程度待つと〔HARPSI〕のボタンが点滅し、 表示部に設定状態が表示され、調整機能が起動する。 b.〔TEMPO〕ボタン▲▼で3段階に可変できる。
c.設定が終われば〔MODE SET〕を押して完了する。
A白鍵と黒鍵の音量調節機能(工場出荷設定は〔0〕です)
白鍵と黒鍵の音量バランスを整える為に、黒鍵の音量設定を〔1〕〔0〕〔-1〕3段階の中から
取付けたピアノに合わせて選択できます。 a.音源ボックスのパワーがONの状態で〔MODE SET〕ボタンを押さえたまま〔ORGAN〕ボタンを
押さえ(2個のボタンを押し続けたままで)10秒程度待つと〔ORGAN〕のボタンが点滅し、 表示部に設定状態が表示され、調整機能が起動する。 b.〔TEMPO〕ボタン▲▼で3段階に可変できる。
c.設定が終われば〔MODE SET〕を押して完了する。
B個別タッチ感度の補正機能(工場出荷設定は〔0〕です)
個々の鍵盤毎にタッチ感度を〔4〕〜〔-4〕の9段階に補正をする事ができます。f程度の強さで
全鍵を個々にチェックし、感度の鈍い個所や敏感過ぎる個所があれば個々の鍵盤毎に補正を 行ってください。 a.音源ボックスのパワーがONの状態で〔MODE SET〕ボタンを押さえたまま〔STRING〕ボタンを
押さえ(2個のボタンを押し続けたままで)10秒程度待つと〔STRING〕のボタンが点滅し、 表示部に設定状態が表示され、調整機能が起動する。 b.補正したい鍵盤を押さえると、表示部にその鍵盤の設定状態が表示され、〔TEMPO〕ボタン▲▼
でその鍵盤の設定を9段階に可変できる。 c.個々の設定が全て終われば〔MODE SET〕を押して完了する。
〔初期設定(イニシャルモード)の設定〕
取付技術者調整モードの設定を全て工場出荷状態(全ての設定が〔0〕に戻したい場合は、下記の
操作を行ってください。 a.音源ボックスのパワーをOFFにし、アダプターのDCプラグを音源ボックスから抜く。
b.アダプターのDCプラグを再度差し込む。
c.パワーのOFFを確認し、〔MODE SET〕〔HARPSI〕〔ORGAN〕〔STRING〕
計4個のボタンを押しつづけた状態でパワーをONにし、(4個のボタンは押し続けたままで)10秒程度
待つと表示部に〔|Π|〕の表示が点灯して直ぐに表示が消えれば初期設定が完了。 |