最終更新H16.11.15
ANA 機体メンテナンスセンター見学 フレッシュセレクション 224-33
訪問日時;H16.8.19 AM10:00〜11:30
 場所;ANA機体メンテナンスセンター 東京モノレール「新整備場」駅下車徒歩15分

ANA B747−400
ANA機体メンテナンスセンター座学
まず座学。ですが楽しい勉強です。
ANA機体メンテナンスセンター整備工場見学1
今回は、B747の貨物機が開きになっていました。
ANA機体メンテナンスセンター整備工場見学2
翼まで1m位です、が触ってはだめ。
ANA機体メンテナンスセンター見学エンジン1
作業員の方の大きさからエンジンの大きさが分かります。大迫力!
ANA機体メンテナンスセンター整備工場見学エンジン2
裸のエンジン。ターミネーターのようです。
ANA機体メンテナンスセンター整備工場見学エンジン3
エンジンのお尻。ここ以外でマジマジと見られる場所はないのでは?
ANA機体メンテナンスセンター整備工場見学タイヤ
主翼の付け根にあるタイヤです。左に少し写っているのが、工場内の足「3輪チャリンコ」。
ANA機体メンテナンスセンター整備工場見学前輪
前輪。か細いようですが、決して小さくは無いです。
DC−3コクピット
建物入り口にあるDC−3コクピット。よくこんなもので空をとんだなぁ、という感じ。
シュミレータ
多分、747のシュミレーターの名残。
 機体整備工場見学記 

 
以前より行ってみたかった飛行機の整備場見学に行くことができました。ツアー会社主催の日帰りツアーを一度見かけた事がありましたが、その時は都合が合わず、それ以後探していたものの見かけなくなっていました。それが、ふとしたことからインターネットでANA機体メンテナンスセンターが無料見学会を開催しているのを知り、早速見学予約をし、夏休みのイベントとして行く事となりました。いろいろ調べてみたがJAL、JAS(同じか)等他会社では実地見学ができるようにはなって無い様で(ネットで工場見学擬似体験というところは有ります)、ANA様々です。すばらしい!今度飛行機に乗る機会があればANA指定だぁ!

 当日は、天気予報で最高気温36℃の猛暑の中(実際は40度近かったのでは?)、朝7:30ごろ入曽出発の西武線に乗り、家族3人で出かけました。ルートは西武線で池袋、池袋から浜松町まで山手線、そこからモノレールという昔ながらのルート。途中休憩したりしてドアtoドアで約2時間20分ほど掛かりました。大人だけなら2時間程度でしょう。

 ANA機体メンテナンスセンターでは、入口で所定のルールに基づき本人確認が行われ、ゲート通過。それにしても、警備員のおじさんからして非常に気持ちの良い挨拶をしてくれます。「どちらに御用で?」と睨まれる様な雰囲気なのに「いらっしゃいませ!お暑いところ良くお出でくださいました!」なんて。すごく嬉しいです。実に教育が行き届いていて、さすがANA!と、感心していると、建物の入口にはホテルのように「歓迎ボード」があり、見学グループの名前が全て書かれていました。とても無料で来ている感じではありません。ANAは本気です。

 見学会の内容は、まず最初に座学40分くらい。来ているメンバーにより内容を変えるらしいですが、今回は夏休みなので子供向けメニュー。といっても、内容的には高学年以上向きでしょうか。結構難しいことも言いますが、さすがプロ!だけあって、子供たちを飽きさせません。クイズ形式で飛行機に関して出題し、手を上げさせて当たった子供に景品をくれたり、目で見る実験(模型を使った翼の揚力の実験や、飛行機の左右転回における補助翼等の動き等)を取り入れたり、さらには5ヶ月間の飛行機製造過程を5分で紹介するビデオを軽妙なトークを交えながら見せてくれたり。うちの子は、このビデオにひっくり返るほどの大爆笑!


 次は、いよいよ実際の工場見学。ヘルメットをかぶり、テンションがあがってきます。座学の会場を出て20mも歩かずに工場内に入ります。天井が高く、広大な敷地です(東京ドームのグラウンドの1.8倍だそうです)。工場内は冷房なさそうですが、海が近いせいもあり、十分耐えられる程度の温度でした(冬の暖房は有るみたいです)。飛行機は最高で5機とめられるようですが、当日はジャンボの貨物機が1機だけでした。これは日によって時間によって変わりますので運ですね。

 飛行機は、本当に間近まで近寄って見せてくれますが、テロ防止やらの関係で、触ってはいけません。でも、その大きさ、迫力は圧倒されるものがあります。この辺の説明は難しいので、写真から判断してください。工場内は、場所によりシンナーのにおいがしたり、油のにおいがしたりします。換気はよくされていると思いますが、ダメな人にはダメでしょう。

 実機見学も約40分くらい。もちろん色々と説明もしてくれます。羽根の一部や機体の一部にはプラスチックというか特殊な樹脂も使われているそうです。タイヤは離着陸350回くらいでダメになり、再生して使うそうです。再生は6回までだそうです。その他色々聞きましたが・・・。あっ、そうそう、エンジンの前から見えるファンですが、チタン製で1枚100万円だそうです。それが、鳥を吸い込んだりすると何枚かパァになってしまうそうで。大変。


 工場見学が終わると、流れ解散。ちょうど夏休み期間だったので「夏休み子供体験教室」みたいのをやっていて、発泡スチロールを極薄くスライスした紙状のもので、ひらひら飛ぶ飛行機を作ったり、飛行機の部品(計器類、ウィンドウ等)を手にとって眺めたりしてから帰途につきます。

 おっと忘れるところでしたが、メンテナンスセンター1階入口には、昔の飛行機(DC−3、だったかな)の操縦席部分(たぶん実機のもの)と、たぶんシュミレーターだったのだろうジャンボ(B747?)のコックピットが置いてあり、子供たちはそれだけでもしばらく遊べます。また、ショップではANAグッズが割引で売っています。人気はANAの紙(じゃ無くてスチロール)飛行機で319円だそうです。私はキーホルダーを、子供は飛行機を買いました。


 帰りも新整備場駅まで歩きますが、なにせ空港の中洲のようなところなので飛行機がしょっちゅう見え、15分の道のりも短く感じます。
 せっかくここまで来たので、お昼ご飯は羽田空港で、飛行機を見ながら食べ、展望台にのぼり、飛行機漬けの1日となりました。このまま北海道にでも飛べたら良いのになぁ、というのが家族一同の思いでした。

 それにしても、これだけの見学コースを無料で提供してくれるとは、エライ!ANA!ガンバレ!


クイズに正解してもらった景品(下敷きとシール)。人数が少ないときは全員にくれるとか、くれないとか。ちなみに、これをもらった問題は、B747−400のエンジン4基合計の最大推力は何トン?というもの。正解は105トンでした。
 
ANA機体メンテナンスセンター見学ノベルティ1

ANA機体メンテナンスセンター見学ノベルティ2,3
お昼ごはん・・・折角ここまで来たので空港で。しかし、高い!飛行機の見えるレストランは高いです!
羽田を離陸するJAS
ご飯は羽田空港(なぜJAS?)。ちと高いのが玉に瑕。

見学の予約は、ここから飛んだページからできます
ANA機体メンテナンスセンター
※このバナーは「ANA SKY WEB」からコピーしたものです。

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飛行機関連のとても素敵なページです。写真なんかすごく綺麗です