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グリップ サイズアップ ひのきの香り編 DUNLOP BIOMIMETIC 500TOUR |
ラケットのグリップを太くする!! 久しぶりにダンロップのラケットを入手しました。100平方インチ302gという、まさに黄金スペック、誰でも使いやすい「売れ線」狙いのラケットです。 特徴的なのは、ストリングパターンが16×18と、かなり粗めなこと。ボールの引っ掛かりが良く、スピンが良く掛かると思います。 しかし、このラケットのグリップもG2か3の選択しかなく、G5が好きな私には、このままでは細すぎるということで、早々に改造に取り掛かることにしました。 <<参考ホームページ>> ・SOHOストリンガーホームページ内「グリップサイズの測り方」 ・SOHOストリンガーホームページ内「日本のグリップは細すぎる!」 |
こちらが、今回のお題であるDUNLOP BIOMIMETIC 500TOURです。 当初のグリップサイズは3。このままではやっぱり細すぎるので(感覚)、現在使っているHEADのラケット(グリップ5;海外モデル)と同じ程度のサイズに修正します。 【参考】今回のラケット購入ショップ 今回の購入は、楽天市場の「中古ラケットワールド」というところ。 中古?といっても、買ったのは新品で、今使っているラケットを下取りしてもらうためにこのお店にしました。 YONEX RDS003MP(2年程使用)を下取りに出して、下取り価格は1000円でしたが、一緒に新品ラケットを買うと+3000円(購入するのが高いラケットだと+5000円の場合もあり)なので、合計4000円安く買えました。 ※ちなみに1000円で下取りされたラケットは、同サイトで3900円で販売されていました。100%売れる保証も無く、グリップまき直し等費用と手間を掛けているので妥当な下取り価格かと思います。(約1ヶ月で無事売れたようです) ※さらに豆知識というか、ラケットを買うときにリセールバリューなんか気にする人は少ないと思いますが、日本では海外向けモデルは国内向けよりも下取価格は安くなってしまうようです。売ったYONEXは海外向けのG5でしたが、もしこれが国内向けG3なら下取りは2000円(つまり倍)だそうです。 |
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さて、ノーマルの状態のG3と目指すG5とでは、どれくらい太さ(グリップ周りの長さ)が違うのかというと、以下のとおりで、物凄く違うようで、実はそれほどではない6mmの差。 <グリップサイズ換算表>
メーカーによって微妙に違う場合があるようですが、とりあえずヘッドのグリップ5がちょうどいい感じなので、グリップ5を目指して加工します。 1mmのバルサ板で約2グリップ・アップ(上記SOHOストリンガーHPより)ということなので、今のグリップに暑さ1mmの板を貼れば目標達成ということになります。 で、その板ですが、前回はバルサを使いましたので、今回もバルサを探しにホームセンターを探したのですが、バルサの隣に「ヒノキ」の薄板がありました。手で持った感じが大して重さの違いを感じなかったのと、素材としての硬さが全然違うと思ったので、今回は「ヒノキ」の板を採用することにしました。 バルサよりは潰れに強い(端っこを指で押してみれば直ぐ分かります)ので長持ちすると、ヒノキの香りによるリラックス効果を狙いました(冗談です・・・)。 実際のところ、重さとしてはどうなのかですが、比重で見るとヒノキのほうが1.6倍重いということになります。ただ、そもそもそんなに大量に使うわけではないので、実際のグリップ程度の使用量だと、そんなに大きく変わりません。 ★ヒノキの実測使用重量=約11.1g ★左の比重を使ってバルサだったら、を出してみると 11.1×0.27÷0.44=約6.8g ★その差、4.3gでした。これを大きいと見るか小さいと見るかですが、実際、私には分からない差です。 |
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そして、必要な資材を用意します。 とりあえず必要なものは、 ・ヒノキの薄い板(今回は1mmのもの) *2グリップアップ ・プリンス リプレイスメントグリップ デュラタック *比較的安価でグリップの角を感じやすいらしい ・両面テープ、ビニールテープ、セロテープ、定規、良く切れるカッター 位です。 |
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まずは、今付いているグリップを外します。新品のきれいなグリップを外すのは勇気が要りますが、外します。 これからグリップを太くするので、外したものを再使用すると寸足らずとなります。なので、捨ててしまいます! この状態で、グリップの8角形の各面の幅と長さを測っておきます。 ヒノキ板をそれに合わせて切るためです。 このラケットの場合、 ・17mm幅×2本 ・13mm幅×2本 ・11mm幅×4本 が必要です。 なお、長さは18.8cmでした。 |
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測ったらグリップに両面テープを貼ってヒノキを貼る下地を作ります。 両面テープは薄くて軽いものが良いと思います。 どうせ板の下になってしまうので、あまり几帳面にすることも無いですが、あんまり雑だとプレー中にズレたり、グリップが凸凹する原因にもなりますので、まあ、適当に。 |
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グリップエンドの太い部分(お尻からグリップの平らな部分まで)の長さを測り、鉛筆で線を引いてからカッターで軽く切り込みを入れます。カットしてしまわないように注意です。後でグリップに押し付けたときに、丸くならず、うまく折れて角度がつくようにする加工です。 ※写真は順番を間違えて、先に小分けしてしまってから切り込みを入れているので、木目がばらばら。。。 そして、ヒノキ板を切り分けます。 ・17mm幅×2本 ・13mm幅×2本 ・11mm幅×4本 を作ります。 なお、切る前のコツとして、板の両端をセロテープで留めておくと、切るときに割れたり裂けたりしないので良いです。薄い板なので(バルサでやる場合は特に)、裂ける場合があり注意。 また、SOHOストリンガーホームページでは、それぞれの幅+1mmくらい太めに切って、台形にそぎ落とすという丁寧な手法を採っています。 私は、いい加減なのでバッサリとそのままサイズでカットしました。 |
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切ったヒノキ板を貼っていきます。一番太いものから順次張りますが、斜めにずれて貼ってしまわないよう、慎重に張ります。特に最初に貼る一番太い板がずれると全部ずれてしまうので注意です。 台形にそぎ落とした人は、そぎ落とした面同士が合わさるように貼ります。そうすると、この写真よりきれいに、隙間無く貼れる、はずですね。 グリップエンドの部分は、さっき切り込みを入れてあるので、上から押せばパキッと折れてグリップに馴染む、はずです。 |
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ただ、ここのところがちょっと難関。 グリップが細くなるので、板がぶつかってグリップに馴染まない。 ここは、根性とカッターで、指を切らないように板の幅を少し削って現物あわせです。 |
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こんどは、ビニールテープで両端を留めます。 あまりグルグル巻くと重くなる(一方でトップライトになる)ので注意。 ちょっとカパカパしたので、真ん中も留めました。 |
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そして、巻き替えグリップを貼ります。 実は、ココにいたるまで、グリップテープの巻き方がイマイチしっくり行かなくて、10回くらいは巻いて剥がして巻いて剥がしてしてイライラの絶頂。。。 何とか力でねじ伏せました(笑) |
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そしてグリップテープを巻いて、完成です! 下記のようなスペックで、ちょっと重そうですが、実際使ってみると、バランスがトップライトになったからか、振ったとき重さはあまり感じません。 ●完成スペック
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