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この前には『十角館の殺人』と『水車館の殺人』があります。 何でこれを選んだかというと、昨日読み終わったところだからです。それだけ。 実は『十角館』の次に、たまたま図書館にあったからって『黒猫館』を読んでしまったのです。 シリーズ物だからって言っても別の話ならネタバレもないよね〜と…。 …失敗しました。『黒猫館』は少なくとも『迷路館』と『時計館』を読んでから読みましょう。 『時計館』の犯人と、『迷路館』の最後のどんでん返しが分かってしまうのです。 他のには前作までのネタバレってそんなに無いのに何故こればっかり。 それにしても江南君っていい味だしてますよね。私は結構彼が好きです。 もっと出番があれば良いのにな〜(『水車館』と『迷路館』には出て来ません)。 やっぱり島田×江南とかってあるんですか?同人で。ドキドキ。 「館シリーズ」というのは中村青司という変わり者の建築家が設計した けったいな館で、館に負けないくらいけったいな殺人が起こるというお話。 どんな困った館でも「まあしょうがないか、中村青司だし」となるのですごく便利。 どれも「うがあ!騙されたあ!」と終わりに叫びたくなるような話ばかり。 ミスリードさせるためにすごく曖昧な描き方したりするんですよね〜 消化不良な感じするな〜と思っているとあとでそれが罠だと分かったり。 そういうのが嫌いだとか文句いう人も居るらしいんですがね、 黙って素直に騙されてみた方が人生面白いと思うよ。 『迷路館』は各部屋が迷路の先にあるという地下にある困った館。 なんでこんな館があるねん!なめとんのか!などと文句を言う無かれ。 だって中村青司が作った館なんだもん、しょうがないじゃん(便利な言葉だ)。 お寺の三男坊島田氏が例によって中村青司の名に惹かれて館に来るのです。 館が事件を呼んでるのか島田が呼んでるのか。多分両方だな。 今出てる講談社IN☆POCKETで最新作『暗黒館の殺人』の連載が始まったとか。 私は単行本になってから読もうと存じます。いつになるのか分かりませんが。
これはすごいです。SFバカ本てくらいですから。凄いバカです。 こんなバカ話を読んだのは初めてです。というぐらいバカ。(もちろん誉め言葉) なんせタイトルからしてすごい。 「西城秀樹のおかげです」…これで読みたくならない人がいるでしょうか?(反語) このタイトルをWEBで見たときから気になって仕方の無かった兄上が 秋葉原で探して買ってきたのです。読みました…すごいです。これは傑作です。 舞台は疫病で人類が滅亡した後、生き残ったのは早乙女千絵(15)ひとりだけ。 「(いいえ、千絵、まだ望みを捨ててはだめよ)」 「(きっとこの地上のどこかに、お美しいお姉様が生き残っておられるにちがいないわ。 女学校の上級生が愛らしい下級生にするように、わたくしを心からいたわり、かわいがり、 愛して下さるお優しいお姉様が……。わたくし、そんなお姉様に出会える日まで、 絶対に死ねない!)」 (註…「」内は本文より引用) どうです、これだけで読みたくなるでしょう? 唯一の問題はこの『SFバカ本』を置いてる本屋が少ないって事ですね。 気になってしょうがなくなった方は頑張って本屋で探して下さい。
匠千暁(たくみちあき)が探偵役のシリーズ。近いうちに文庫版が出るみたいですよ。 匠千暁とその仲間たちは夏休み中に起きた事件によって 受けた心の傷を癒すため(?)夏期休暇最後の4日間をR高原で過ごすことに。 (因みに夏休み中の事件というのがこの前角川から出た『彼女が死んだ夜』なのである) 旅行からの帰途、道に迷い車も止まってしまった匠千暁達は無人の山荘にたどり着く。 その山荘は家具も内装もなく、あるのは一台の子供用ベッドと、 二階のクローゼットに隠されていた冷蔵庫、 その中の冷えたヱビスビールのロング缶96本とジョッキ13個。 一体この山荘はなんなのか。大量のビールは何の目的で置いてあるのか? 匠千暁とその仲間たちはひたすらビールを飲み続け、 推理に推理を重ねて真相に迫ろうと試みる。 と、いうのがこの本の概略。 ちょっと変則的な安楽椅子探偵(アームチェアディテクティブ)モノです。 安楽椅子探偵は現場に赴かずに推理するもんですけど、これはその現場で推理してますから。 とっても面白いんですけど欠点が1つ…これを読んでいると、どうしても、 ヱビスビールが飲みたくて仕方なくなってしまうんですよね(笑)。 私はアルコールアレルギィがある上に、飲むと眠くなってしまうので うっかり飲んでしまうと続きが読めなくなってしまう(笑)。う〜んどうしたもんだか。 お酒に強い&ヱビスビール大好きな方は是非飲みながら読んで下さい。 舞台では役者も飲みながら演技し、観客にもビールが配られてみんな飲んでたらしいですし。 ただし、肝臓にはお気をつけ下さいね(笑)。
つまり、大学の講義で、レポートを書くために読んだので内容は覚えてないんですが(笑)。 本自体も、去年同じ授業を履修していた先輩から頂いたもので自分で買ってません。 大学の一般教養(私は「一般教養」を受けた最後の世代なのである)の「哲学」で、 なぜか「囲碁で哲学を学ぶ」とかいう訳の分からない講義がありまして、 それも木曜1限で出席重視という大変ありがたくない講義でした。 でも囲碁さえ打てるようになってレポートをちょちょいと書けば単位もらえるというので それでついでに囲碁もマスターできれば得かもというくらいの気持ちで受けました。 その時のテキストがこの本です。因みに林教授の専門はユング心理学。 偏屈な教授なのですが何故か私はウマがあって良い成績を貰ってました。 なんで囲碁なんて取ってるんだ、と周りには言われたものですが、 履修した2年後に大逆転が起こるわけです。それは『ヒカルの碁』(笑) まさか囲碁を打てることが自慢になる日が来るとは思ってもみなかったよ。 『ヒカルの碁』連載開始時も林教授の西洋精神史の講義を受講してたので 「センセ、こんな漫画ありますぜウヒヒ!」と切り抜きを持っていったら 当然の如く棋院からの情報で存在は知っていたらしく 「お、これ読んでみたかったんだよ!囲碁の講義で学生に見せるから貸してね!」 という事で正月休みの間ヒカル第一話を教授に奪われてしまうというエピソードが… (ちゃんと返してもらったけどね。) 卒業以来教授とはお会いしてませんが「諸君!」とか見る限りでは 相変わらず田中美喜子とエキサイトな論戦をやってるのでお元気なのでしょう。
野間美由紀先生のお名前は森博嗣先生の近況報告で知りました。 その当時は一体どんな漫画を描いてる方なのかさっぱり分からず(少女漫画分からないんですよ)、 少女漫画か〜縁なさそう…きっとこれからも読まないだろうな…と思ってました。 因みにこれを買ってきたのは兄です。 兄が買ってこなければ一生野間先生のコミックを読むことはなかったでしょう。兄に感謝。 『アトモスフィア』は高校生の日向葵ちゃんと10歳年上の気象予報士稲見良一さんのお話。 「天候」が生み出すドラマを「気象」の観点から稲見さんが解き明かすのです。 気象予報士探偵なのですね。いや探偵さんじゃないんだけど。 色々お勉強にもなりましたよ、雹はどうやって降るのか、とか、 身近にあった不思議現象の謎がこれ読んで本当に解けてしまったりとか。 思えば「気象」が我々に与える影響というのは非常に大きなモノなんですね。 そう考えると気象予報士さんが謎を解けるというのもあながち不思議でないかも(なんてね)。 気象予報士が出てくるドラマをやってるみたいですけど(見てない) 野間先生はもう5年も前に気象予報士に注目して、気象予報士がメインの、 こんなに面白い物語を作ってしまっていたんですね。グラッチェ。 「ケイゾク」もそうだったけど、やっぱりドラマはまだまだ漫画から2歩も3歩も遅れてるんですよね。 ドラマで話題になったものは、もう何年も前に漫画でやられてるものだったりして。 漫画より先に新しい時代を作り出してみて欲しいですね、ドラマ。そしたらもっとドラマ観るよ。 ところで野間先生の漫画は多すぎて全然まったく読めてないというか、 どこから手を着けて良いか分からない状態なので、 野間先生漫画の話題を振っても応えられないのであしからず。 |