月例会における勉強会 講演:眼(白内障と緑内障)の定期検診の勧め 2008年7月例会 参加者数:33名 |
月例会における勉強会:『健康講座・眼の定期検診の必要性』 講師:岡本眼科医院々長 岡本新生郎氏 日時:2007年7月25日(金)14:00〜15:00 会場:草柳自治会館 1.眼の構造説明 2.眼の病気 2−1.白内障 1)白内障とは?・・・眼の水晶体(カメラのレンズに相当)が濁ることによって起こる。その原因で最も多いのが加齢にるもので「加齢性白内障」と呼ばれている。 2)白内障の症状・・・症状は、「かすんで見える」、「まぶしくなる・明るい所で見えにくい」、「一時的に近くが見えやすくなる・眼鏡が合わなくなる」、「二重・三重に見える」など。 3)白内障の治療法・・・ @点眼薬/内服薬。これは水晶体の濁る速度を遅らせるもので、症状を改善したり視力の回復は期待できない。 A手術。「視力が低下して仕事や、日常の生活に支障をきたす」、「外ではまぶしくて極端に見えづらい」、視力が0.7以下になって運転免許の更新ができない」場合などは、事前にさまざまな検査を行った上で手術をする。 一般には、手術後の管理も含めて3〜4日程入院しますが、最近では、患者さんの全身状態や手術後の通院に問題がなければ、日帰り手術を実施している医療施設も多い。 B白内障の手術。(実際の手術の模様をビデオ映像として見せてもらった) 水晶体を取り除いて代わりに人口のレンズを入れる。手術に要する時間は、通常5〜10分程度と短く、局部麻酔により痛みも感じないと云う。 正常な眼(水晶体)は近くから遠くまで、見る物にピントを合わせる機能があるが、ここで入れ替える人口のレンズは固定焦点(近〜遠のピント調節機能ナシ)レンズで、「近く」・「中間」・「遠く」のいずれかにピントが合う3種類のレンズの中から一つを選んで入れることになる。 C手術後の経過と養生 「入浴や洗顔は1週間くらい避ける」、「目を押したりこすったりしない」、「転ばない、ぶつけない」。 眼内レンズにはピントを合わせる機能がないので、眼鏡が必要になる。2週間〜2か月で視力が回復し安定するので、この時期に眼鏡を作る。 D後発性白内障のレーザー治療 白内障の手術後、数カ月〜数年して、「まぶしくなる」、「目がかすむ」ことがある。これは、手術の際に残しておいた後?が濁ってくるためで、レーザーを使って簡単に濁りを取り除くことができ、視力はすぐに回復し、入院の必要もない。 2−2.緑内障 1)緑内障とは?・・・緑内障は、何らかの原因で視神経が障害され視野(見える範囲)が狭くなる病気で、眼圧の上昇がその原因の1つと云われている。 2)視野障害の進行 ・初期:目の中心をややはずれたとこに暗点(見えない点)ができる。自分自身で異常に気づくことはない。 ・中期:暗点が拡大し、視野の欠損(見えない範囲)が広がり始める。しかし、この段階でも片方の目によって補われるので、異常に気づかないことが多い。 ・末期:視野(見える範囲)はさらに狭くなり視力も悪くなって、日常生活にも支障をきたすようになる。されに放置すると失明に至る。 3)緑内障の種類 緑内障にはいくつかの種類がある。 4)緑内障の症状 一般的に緑内障では、自覚症状はほとんどなく、知らないうちに病気が進行していることが多い。視神経の障害はゆっくりとおこり、視野もすこしずつ狭くなっていくため、目に異常をかんじることはない。 急性の緑内障では急激に眼圧が上昇し目の痛みや頭痛、吐き気など激しい症状を起こす。時間が経つほど治りにくくなるので、このような急性閉塞隅角緑内障の発作が起きた場合はすぐに治療を行い、眼圧を下げる必要がある。 5)早期発見・早期治療が決め手 多くの場合、自覚症状が出ない緑内障に対して、最も重要な事は早期発見・早期治療。一度障害された視神経を元に戻す方法はなく、病気の進行を食い止めることが治療の目標となる。したがって出来るだけ早期に緑内障を発見し、治療を開始することが大切。 6)緑内障の検査 緑内障は、眼圧検査、眼底検査、視野検査などで診断されます。定期健康健診等でいずれかの検査に異常があった場合、必ずもう一度眼科医の診察を受けるようにしましょう。 7)緑内障の治療 緑内障の進行をくい止めるには、眼圧を低くすることが最も有効とされており、治療には薬物療法、レーザー治療や手術が一般的です。 レーザー治療や手術を受け、眼圧が下降しても、その効果が維持されるとは限らず、再度手術を要することもあります。 8)日常生活で気を付けること ・特に気を付けることはない。医師の指示を守り、健康的で無理のない規則正しい生活を心がける。 ・殆どの緑内障は自覚症状がなく、病気の進行に気付かないことが多いので、年一回は眼科で定期検診を受けるようにしましょう。 3.高度医療を地域に 岡本眼科医院では、院内に最新の医療設備と手術体制を整え、大学病院と連携をとりながら治療を進めている。 |
月例会における勉強会 講演:認知症の理解と予防について 2008年5月例会 参加者数:33名 |
月例会に於ける勉強会『健康講座・認知症の理解と予防について』 講師:大和徳洲会病院看護士長 鈴木八重子氏 日時:2007年5月24日(土)14:00〜15:00 会場:草柳自治会館
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月例会に於ける勉強会 講演:狭心症と心筋梗塞 2007年3月例会 参加者数:42名 |
月例会に於ける勉強会『健康講座・狭心症と心筋梗塞』 講師:大和徳洲会病院々長 寺田康氏 日時:2007年3月19日(月)14:00〜16:45 会場:草柳自治会館 前回の講演「生活習慣病」が非常に好評で、是非その続きを!と云う会員の要望に応え、今回は生活習慣病が引き起こす病気の一つである血管の病「狭心症と心筋梗塞」について説明していただいた。 4室に分かれた心臓の図解からその仕組みや機能などを教わり、悪玉コレステロールとそれを除去するため戦った白血球の死骸などが血管内部に付着して血液の流れが悪くなって起こる狭心症。 血管が詰まってしまって血液が流れなくなって引き起こされる心筋梗塞。特に、6時間以内に回復手術を終えないと元に戻らないと云われている筋肉。医師から要手術の説明を受けたら即刻本人が「先生、よろしくお願いします」と言えるようにしておくことが肝要。「家族に相談しないと・・・」と、その到着に要する時間を無駄にするのは甚だ危険!etc. 今回も大好評! |
月例会に於ける勉強会 講演:生活習慣病 2006年10月例会 参加者数:40名 |
月例会に於ける勉強会『健康講座・生活習慣病』 講師:大和徳洲会病院々長 寺田康氏 日時:2006年10月23日(月)14:00〜16:45 会場:草柳自治会館
生活習慣病(以前は成人病)と日本では云われている。罹ってしまった病気を治そうとした時期は「成人病」、生活習慣を改善して病気の発生を予防しようとする現在は「生活習慣病」と呼ぶように変わった。 外国では文明病(英国)、裕福病(独)、Silent Killer(静かな殺し屋:米国)などと呼ばれている。他方、アフリカなどの様に食料が極端に不足している国にはこのような病はないという。 以下は、詳しい講演の話の内容では無く、要点項目のみをメモした受講者のノートから・・・・・ ●生活習慣病とは? ・高血圧 左の4つが重なると、「死の四重奏」。 ・高脂血症 更に、たばこ・お酒が加わると「死の五重奏」となる ・糖尿病 ・肥満(病気ではないが身体の状態) ◆高血圧・・・・・140/90以上 動脈硬化 脳梗塞、脳出血、狭心症、心筋梗塞、腎不全などを引き起こす。 ◆高脂血症・・・悪玉コレステロール220以上 高コレステロール 脳梗塞、狭心症、腎不全などを引き起こす。 ◆糖尿病・・・・・ ◆肥満・・・・・・・運動不足、過食、ストレス、喫煙などが原因 運動と食事療法(管理栄養士と相談)を6ヶ月は続けて、検査を受ける ・運動不足・・毎日連続50分間は歩く ・過食・・・・・・果糖(市販の果汁には多くの果糖が含まれている)注意 ・ストレス・・・ 貯めないで発散する工夫をする ・喫煙・・・・・・禁煙する ●生活習慣病を無くす(改善する)判り易い語録 @6つの“S”を避ける Sugar(砂糖)・・・・・・・採り過ぎない Salt(塩)・・・・・・・・・・採り過ぎない Snack(間食)・・・・・・食べない Smoking(喫煙)・・・・吸わない(禁煙) Sitting(座る)・・・・・・座りっ放しはだめ、よく動くこと Stress(ストレス)・・・ストレスを貯めない、発散する A123運動 1つ手前の駅で下車して目的地(自宅)まで歩いて行く(帰る) 2Km以内は、車やタクシーに乗らないで歩いて行く(帰る) 3階までは、エレベータ(エスカレーター)を使わず階段を昇降する ◎上記の要点項目を見て、公演内容を思い出し、生活習慣を改めましょう! |