梅雨どきに映える、流山・あじさい通り
【このページをご覧になる方へ】住民の方からメールを頂きましたが、「来訪者のマナーが悪くって困っている」とのことでした。
朝早くからの大声、たばこのポイ捨て、不法駐車が後をたたず、人の家の中を覗いたり、トイレを平気で借りに来たりする人もいるそうです。
大声やポイ捨て、不法駐車、覗きは論外、トイレの件にしても、見知らぬ他人を家に入れろとお願いするのが非常識であることは、少し考えれば分かることです。
あじさい通りは住宅街ですので、配慮ある行動をお願いします。
すごい! なんでしょね、これは。あきれ返るぐらい、すごいボリュームのアジサイです。場所はここ。私の棲みかのすぐ近くです。3〜4mくらいの高さの斜面がアジサイで埋め尽くされています(左の写真は大きな画像を別途アップしました)。普通アジサイと言えば、雨に煙る風情を楽しむものですが、これくらいの力強さがあると、雲ひとつない青空に映えます。
このアジサイのある住宅街の通りを「あじさい通り」というそうです。実は、この「あじさい通り」、 私の家から目と鼻の先です。しかも何十回と走っている富士川の遊歩道からも、すぐ近くです。で、周りの人に聞いたら、ご近所ではとても有名なスポットだそうです。マヌケなことに、私は全く知りませんでした。
それで昨日、ネットでいろいろと調べたら、なんでも住宅街に面していた斜面林を切り、そこにアジサイを植えたとのこと。「えっ!木を切ったのですか」。全く知らなかった悔しさも手伝って、「斜面林の木を切ってアジサイを植えるなんてどういうこと」なんて、そのときはまさに斜に構えていました。
私は流山の名都借に住む前は、隣町の松戸の北小金に住んでいました。北小金と言えば、アジサイ寺として有名な本土寺があります。住んでいたころは、私も何度か行って見事なアジサイを堪能していました。しかし、高い拝観料をとる“ビジネスモデル”が疑問で、どうも人造のアジサイの群生には納得いかない点もありました。
でも、このアジサイ通りには「ゴメンナサイ」です。ちょっと見事過ぎます。こんな見上げるような高さのアジサイの大群生を見たのは初めてです。なんでも、このアジサイが老木でどんどん枯れるので、住民の皆さんが挿し木をするなど随分手間をかけて保全しているそうです。率直に脱帽です。
ところで、アジサイ見物の方が随分いらっしゃっていました。老夫婦と少しお話したところ、お二人は本土寺のアジサイを愛でた後、ここまで歩いて来たそうです。なんでも、本土寺-あじさい通りが、アジサイツアーの定番になっているようです。
住宅の門前ではミニバザールも開かれており、井戸端会議で盛り上がっていました。そこで売っていたのがクワガタムシ。「あんたも持って帰ったら」とオバサンに勧められましたが、なんせ今日はロードレーサーです。「今日は無理ですよ」と答えると、オバサンは少しガッカリしたようです。でも「いや素晴しいアジサイですね」と言うと、「そうでしょ!じっくり見ていってください」と嬉しそうにオバサン。どうやら、ご近所の皆さんはこのあじさい通りに強い誇りを持っていらっしゃるようです。