【ハンドルはDH用】
ハンドルはタイオガのMTB用のものです。最近見なくなったので廃盤になったのかもしれませんが、ダウンヒル用のハンドルらしく、本来折り畳み自転車に導入するような代物ではありません。
ただ、この独特の形状が私のニーズにぴったりでした。通常のPacific-18(BD-1)のハンドルは、小柄な私にとって遠くて高い状態でした。ハンドルのポジションが手前に近づくC型ステムは、逆に近すぎです。なんとか我慢できるので、ノーマルのままで乗っていましたが、偶然、このタイオガのDHバーを見た瞬間、ひらめきました。「C型ステムとこのハンドルを組み合わせればいい」と。
このハンドルが気に入ったのは、以前から使っているBD-1純正のハンドルとステムにつける小物入れ「ビッグマウス」をそのまま使えるからでもありました。ステムとハンドル部の両方で固定するビッグマウスを使いながら、ハンドルを前に突き出すのは、このタイプのハンドルしかできません。
それに、Pacific-18(BD-1)にこのハンドルを取り付けると、非常にユニークな雰囲気になるので、とても気に入っています。まあ通常のハンドルより重く、かつ非常に硬いので、ハンドルの使用感はあまりよくないですが。
ところで、ハンドルはそのままでは長すぎるので49cmにカットしました。本当はもう少しカットしたかったんですが、ハンドルを握ったときシフターが指に当たるのが嫌なので、少し長めにしておきました。
【ハンドルステム】
ハンドルをタイオガのDHバーに交換するのに合わせて、ステムを交換しました。いわゆるC型のアジャスタブルステムで、ノーマルのステムに比べてハンドルがサドル側に近づきます。ハンドルの独特の構造により、そこから少し前に突き出すことで、私にとってのベストポジションを確保しました。
このC型ステムはアジャスタブル、つまり高さを変えれるようになっています。もともとBD-1の標準オプションとして売られているものですが、私には一つ不満がありました。ステムの上部が磨かれておらず、ちょうどシートポストと同じくすんだ色合いなのです。
もちろん、上下に動かすことを考慮して傷が付きにくくしてあるのは理解できます。しかし、一度ポジションを出して固定してしまえば、シートポストと違って動かす必要がないわけですから、ステムの下部と同様ピカピカに輝いていてほしい。それで、どうしようかと思っていたところ、Moku2+4の自転車の改造が目に留まりました。
確か、BD-1のシートポストをピカピカにしたやつでした。それなら、ステムもできるだろうと、Moku2+4さんに問い合わせたところOKとのこと。喜び勇んで購入したのが、このステムです。上部のピカピカは、バフ掛け後、クリアを吹き付けてもらったからです。そのため、傷には弱いですが、ここを傷つけることはまずないでしょう。
このアジャスタブルステムはクイックリリースを緩めることで、ステムの長さを変えるようになっていましたが、ポジションを決めた後は動かす必要がないので、クイックリリースをタイオガのシートピンに付け替えました。ところで、Pacific-18やBD-1のステムの交換がとても大変です。ラジオペンチやマイナスドライバーを駆使する繊細な作業が必要です。