【antares 202のサドル】


 ロードレーサーで今使っているサドルは、セラ・サンマルコのASPIDE-FXです。軽量薄型のサドルで、見た目も抜群にいいです。私のお尻はPacific-18の“ライオン・サドル”に鍛えられたお陰で、どんなサドルでも平気です。そのアドバンテージがあるので、自分の好きな形のサドルが選べます。そして、ロードレーサー用にはこれをチョイスしました。

 といっても、実はこれ、間違って買っちゃったんです(苦笑)。このサドルのレールは中空のチタンレールですが、そこまでして軽くする必要がないので、中空じゃないやつを買おうとしたのですが、間違ってこれを手にしてしまいました。そのまま気付かずレジへ、「結構高いな」と思いつつも、そのまま購入してしまいました。

 でも、このサドルのデザインは私的には最高です。薄いだけでなく、中央の切れ込みやくぼみがほとんどない形状も、私好みです。それに後がせり上がっているので、腰を後に引くとポジションを微妙に変えれることもできます。Pacific-18に導入しても、きっとよい感じでしょうね(雰囲気は随分変わってしまうでしょうが)。  


【シートクランプ】


 ロードレーサーのシートクランプを替えてみました。新しく取り付けたのはIRDのスティングレイです。「精度が悪い」など評判の悪い製品ですが、このデザインにイカレてしまいました。私は実用性よりも、デザインに弱いようです。サルサのデザインのパクリだという説もありますが、このカッティングだけはオ リジナルですね。そこが素敵です。

 で、付けてみると、心配していた精度に問題はありませんでした。ちゃんと締まります。チタンのフレームにうまくマッチしていて、とてもいい感じです。ところでスティングレイと言えば、『海底大戦争』ですね。この意味が分かる人は、立派なオジサン、オバサンです(笑)。


【シートポストとシートク へのリンクランプ】


 レアものをゲットしました。カンパニューロが2003年まで販売していたCHORUSグレードのチタンシートポストです。今は廃盤ですが、少量が流通し ているらしく、ウエムラパーツのホームページを見ていて偶然発見しました(今はもうありません)。少量のみの販売ということで、安物とはいえチタンのロー ドレーサーに乗る私は、即座に購入を決めました。

 というのも、私のロードレーサーの中でも、最も安っぽいのがシートポスト。一本締めなのでサドルの角度の微調整が効かないのは分かっていますが、微調整 どころか粗調整も効きません。まあ、サドルにそんなに繊細にならなくてもいい私には、なんとか許容範囲なのですが、見た目が思いっきり安っぽいです。今ま では「まあ交換することもないか」と思っていたのですが、チタンシートポストとなると、チタンバイクのオーナーとしては話は別です。

 さて昨日届きましたが、やはりいいですね。特に線画のロゴが最高です。私はカンパのブランドに特別の興味はありませんが、このロゴのセンスの良さは特筆 ものですね。派手で自己主張の強いデザインやロゴが多い中(私の好みではありません)、このさりげなさには感動です。カンパは法外な価格を設定して暴利を むさぼるだけかと思っていましたが、少し見直しました。

 さっそくロードレーサーにカンパのチタンシートポストを付けてみました。うーん、カッコイイ! チタンフレームにはやはりチタンのシートポストですね。しかし、シートポストはピカピカに磨き上げられており、フレームとは趣が違います。それと、黒の シートクランプは微妙に合っていない気もします。単に慣れの問題なのか。それともシルバーのクランプの方がいいのか。少し様子を見てみましょう。


【シートクランプの交換】


 最近ロードレーサーのシートクランプを替えました。交換といっても、IRDの「スティングレイ」の色を替えただけです。これまではブラックを使っていたのですが、シルバーに替えました。と言うのも、シートポストをカンパのチタンポストに替えたところ、ブラックのシートクランプがちょっと浮いた感じだったからです。

 そのあたりのことは、こちらをご覧ください。さて、シルバーに替えてみての印象ですが、素晴しい! フレームとシートポストの色合いとマッチし、かつカッティングの曲線の印象がブラック時以上に優雅になり、とてもいいです。まあ、趣味の問題ですね。というか、自己満足です m(_ _)m


【antares 202のペダル】


 これは、シマノのMTB用ビンディングペダルPD-M959です。今、ロードレーサーantares 202に付けていますが、さすが最高グレードの製品らしく、とても良い品で惚れ惚れするような美しさです。買ったときは価格に全く異存はなかったですが、同形のPD-M540が出たので「高すぎ」という気がするようになりました。PD-M540との価格差が大きすぎるという印象です。

 ただPD-M959にしろ、PD-M540にしろ、ロードレーサーや折り畳み自転車に導入するのに向いています。他のMTB用ビンディングペダルと異なり、ごつすぎませんからロードレーサーや折り畳み自転車によく似合います。というわけで、PD-M540の方はPacific-18に取り付けています。

 ところで、シマノはPD-M959やPD-M540をMTB用に限定するのでしょうか。確かにロード用ビンディングペダルは、MTB用には使うのは困難です。しかし、逆は可能です。ロード用ペダルというと、シマノやLOOKの製品のようにクリートが大きく、歩くのが困難なものがほとんどです。多分、ロードレーサーのペダルは歩くことを想定しておらず、ペダリングを安定させるために大きめのクリートが必要といった理屈があるのでしょう。

 しかし、最近のロード用ペダルは様々な種類のものが出ています。なかには、棒上のペダルにクリートを固定する製品も出ています。こうしたものが、ロード用ペダルとして使えるなら、PD-M959などもロードレースでも十分に使えるでしょう。私はPD-M959を“歩けるロード用ペダル”として導入しました。もはやロード専用のペダルと付ける気にはなれません。折り畳み自転車はもちろん、ロードレーサーでもMTB用ペダルがもっと使われていいと思うんですが。


【ペダルにPD-A520を導入】


 ロードレーサーのantares202にシマノのPD-A520を導入しました。このペダルはMTBペダルと同じSPDで、片面だけのモデルです。 MTB用と異なるのは、ロードバイク用にケージが付いていることです。今まで付けていたMTB用のPD-M959はAttitudeXに移植することにします。

 PD-A520を最初に見たのは昨年春の「筑波8時間耐久レース」です。MTB用のSPDですが、ロードバイク用のSPD-SLと似たようなシルエットになります。カッコイイなと思ったのですが、当時はとても品薄。最近になって、ようやく入手が容易になりました。

 付けてみると、やはりカッコイイですね。MTB用のSPDと違い、ケージがあるのでSPD-SLのように面を踏めます。しかし、鈍感な私は「言われてみれば、そうだなぁ」という程度で、これにより劇的にペダリングが楽になるという感じはないです。

 PD-A520のグレードですが、そんなに高くないようです。ベアリングの回転が渋く、ペダルを外したときペダルの後側が下を向きません。だから、ペダルのキャッチは難しいです。まあ、そのうち滑らかになるとのことなので、もう少しペダルをとらえやすくなるでしょう。


【ブレーキシューの交換】


 ロードレーサーのブレーキのシューを交換しました。購入してから3年半、ブレーキ周りは“メンテナンスフリー状態”で放って置いたのですが、さすがにそろそろヤバイので重い腰を上げ、まずは簡単にできるシューの交換から着手しました。で、購入したのが、メチャクチャ効くと評判のスイスストップのシューです。

 このスイスストップのシュー、色によって性能が違い、今回買った緑のやつはドライだけでなくウェット(つまり雨の時)でもよく効くらしいです。でも値段もメチャクチャ高い。定価ならシマノのDURA-ACEブランドのシューの3倍もします。こりゃ定価では買えません。本来、私の実力なら、こんなシューはいらないのですが、この手のものに弱い私(苦笑)。「安全はお金に代えられない」などと理屈を付けて購入しました(だったら、とっととワイヤーを交換せい!)。

 で、取り付けてみました。驚きました。話半分と思っていましたが、本当によく効きます。特にリアの感覚がいいですね。単にフロントに比べてアタリが出ているだけなのかもしれませんが、力を入れるに従って、ギューウと効いてきます。単によく効くだけでは、スキルがない私にはかえって危険なんですが、今のところ思い通りにコントロールできる感じです。

 他のパーツと同様、この価格設定は信じられませんが、買い物としては悪くないです。あとは、リムへの攻撃性ですが、どんなもんでしょうね。宣伝文句には「リムへの攻撃性も少ないと評判です」と微妙な表現(笑)。ちょっと気になるところです。


【シューホルダーの交換】


 シューをスイスストップに交換して、メッチャ効くの喜んだのもつかの間、ブレーキのフィーリングが乗るほどに悪くなりました。フロントはいいのですが、リアがどうも引っ掛かる感覚が出てきたのです。

 なんでかなあと思って調べてみると、リアホイールの微妙な振れが影響していたんですね。まあ振れ自体は走行には何の問題もなく、振れ取りは無用です。ただ、リアのブレーキを軽く引いた時、振れの影響でシューがリムを挟む加減にムラができます。それでもシマノのシューなら無問題なのですが、とてつもなくよく効くスイスストップのシューだと、どうしても引っ掛かる感触が伝わってきてしまうのです。

 まあ気にしなければよいのですが、気になりだすと結構嫌です。どうしようかなと思ったのですが、以前kamagayaさんから、トーインを出せるシューホルダーの情報を頂いたことを思い出しました。私のロードレーサーは旧ULTEGRAで組んでおり、ブレーキはトーインを出せないタイプですが、新 ULTEGRAのブレーキのシューホルダーはトーインを出せるとのことです。

 トーインを出すというのは、リムに対してシューの当たる角度を微妙に調整することです。トーインを出せば、ブレーキシューがリムに平行に当たらず、シューに少し角度がついて徐々にリムに当たりますので、引っ掛かりが緩和されそうです。で早速、kamagayaさんから教えていただいた新 ULTEGRAブレーキ「BR-6600」のシューホルダーを買い求め、交換してしてみました。

 写真のうち右側がそのトーインが出せるシューホルダーで、左側がこれまで使っていたトーインの調整できないタイプのものです。それで実際にトーインを出してみると、随分引っ掛かりが緩和されました。交換してよかったですよ。

 このトーインの調整はMTBのVブレーキだと当たり前なのですが、ロードレーサーの場合、基本的に不要です。面倒くさがり屋の私は出来ればトーインの調整などしたくありませんので、トーインを出せないロードレーサーのブレーキは結構ありがたい存在でした(笑)。でもトーイン調整は、やはりあると便利ですね。



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