マニトウ・スカレブSPV



 LEMOND乗りさんにMTBのフロントサス譲っていただきました。04年モデルのマニトウスカレブSPVで、サスを新調しようと思っていたお金がハンディGPSに化けた私には最高の贈り物です(笑) LEMOND乗りさん、ありがとうございます! 嬉しいです。大事に使わせていただきます。2008年2月に、マルゾッキの「MARATHON CORSA SL WC」に変更しました。

 私のMTB、AttitudeXで今使っていたフロントサスは、ロックショックスののDuke XCの04年モデル。ストロークが80ミリの何の面白味もないXC用のサスです。今回いただいたサスは、ストロークが100ミリでSPVという機構が付いています。SPVは「遅い入力にはうごかず 速い入力に動く」メカニズムだそうで、舗装道を走るときはサスが動かない優れものです。

 それに、今やマイノリティのVブレーキ愛好家の私には必需品のカンチ台座も付いています。さらにKING下球押し圧入済みで、ヒラメのマルチプレッシャーアンカー入りと至れり尽くせりです。で、AttitudeXのフォークをこのスカレブに取り替えました。フォークを外すなんて初めてだったので、大丈夫かと心配しましたが、拍子抜けするほど簡単でした。



 AttitudeXが“赤いブーツ”を履きました。レッドのスカレブに替えるとバイクの雰囲気が一新しました。地味な女の子が初めて真っ赤のブーツを履いたような・・・そんな感じです(笑)

 これまでフロントサスに使っていたロックショックスのDukeはグレーでしたので、随分印象が変わりました。今までは激シブ路線でしたので、バイクがパッと華やかになりました。こういうのも、なかなかいいですね。LEMOND乗りさんはスカレブの横剛性が弱いとおっしゃっていましたが、言われてみれば無骨なDukeに比べアウターケースが細めで、他社と構造の違うアーチ(リバースアーチ)も頼りなげに見えます。可憐なサスです(笑)

 Dukeのストロークは80mmでしたが、スカレブは100mm、その分バイクが少し起き上がりました。ハンドルの位置も高くなるので、コラムスペーサーを入れ替えて、7.5mm下げてみました。本当はもっと下げたいところですが、これ以上下げるにはコラムをカットしないと不恰好です。乗った感じ、それほど高くなった印象もなかったので、この辺りでとりあえず妥協しました。

 で、実際に走ってみました。このサスの特徴はSPV。「遅い入力にはうごかず速い入力に動く」メカニズムだそうで、これ確かにいい感じです。ペダルを漕ぐだけではサスがほとんど上下しないので、力が逃げないのがよく分かります。ホント上がりが楽です。もっとも理窓会記念林自然公園で、「もしや上れるかも」と激坂にチャレンジして見事に玉砕しましたが(苦笑)

 ただ、SPVの機能があるからどうか分かりませんが、少しサスが引っ掛かる感覚があります。まあこれは、SPVの空気圧を変えれば解消されるかもしれません。それと横剛性の件ですが、スキルのない私にはよく分かりませんでした。やはり理窓会記念林自然公園のくねくねと曲がる小道をちょっとだけ走らせてもらいましたが、「少しアンダーステアーになるかな」といった程度でした(気のせい?)

 あとストロークが100mmあるアドバンテージを大きいですね。江戸川の土手には距離にして30〜40mほど一気に下り降りれる場所があり、そこを一気に下ってみましたが、底うちの心配もなく気持ちよく降りることができました。クロスカントリー用のストロークは80mmがちょうどよいと勝手に思い込んでいましたが、100mmあたりが汎用性があってベターかもしれません。

 今後は空気圧の設定をいろいろと変えて、最適の設定を探したいと思います。この設定探しは楽しいので、ちょっと遊べそうです。



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