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2026〜2027年


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2026年
(令和8年)

 


4月の句


春愁ひ美術教師の伊達メガネ



舞ひ降りし花ひとひらや結跏趺坐



小手毬の窓や両家の顔合はせ



富士山に恋して世々の桜海老






 


3月の句


春浅し薄ら日煮詰めママレード



指で拭く海側の窓流氷来



辛抱の能登の荒磯の栄螺かな



曙に染まる飛天の春ショール




 


2月の句


寄席に聴く孝行息子寒蜆



こんと割る菜漬けの樽の薄氷



回転ドア肩の淡雪はらひつつ



前奏のたしかなリズム春の水





 


1月の句


座布団の店主の尻の形かな

 

編み直す家族の色の毛糸玉

 

湖底より神代の音色御神渡り

 

餅花のほのかな明かり真夜の土間