””育樹祭
2003年の記録
もう20年近くもこの活動に参加している友人夫婦に誘ってもらって初めて参加しました。 立石公園といえば、県のサンセットポイントの一つに指定され整備された公園ということで、夕景を楽しむ人たちがとても増えたそうです。その自然の中に国蝶の「オオムラサキ」が生息していることは新聞や現地を訪ねて知るところではありましたが、実際にオオムラサキを守るために、オオムラサキの食べる「エノキ」を植え、管理し、地道な活動をしてきた人々がいたことがわかり、その人たちの話を聞くことが出来て、このようなよい機会を与えてくれた友人に感謝しました。 エノキの苗木一つを植えるにも「愛情を込めて土をかけ水をやり回りの土をやさしく踏んで、、、」と教えていただき、あらためて会員の心を知ったことでした。 |
今日観察会があって、(いつもは第三日曜日なのですが、野池先生の都合上、一週間延びました。)一ヶ月ぶりにkobachan's
treeに逢ってきました。元気ですね。
良い運の星の元に生まれた木です。
良い場所に植樹してもらい、その日の夕方雨が降るなんて事は、めったにありません。
植物は動けない分、人間より運を感じます。何百年も生きた木を、簡単に切ってしまうのは悲しいです。
kobachan's
treeには強くたくましく成長して、蝶々いっぱい、立石を守る大木になって欲しいものです。
そろそろクズのつるが伸びはじめました。梅雨があけたころ逢いにいってあげてください。
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梅雨の晴れ間に行ってみたら、、入口がわからないほど雑草が伸びていてビックリ!!やっと見つけた「Kobachans’Tree」でした。まわりのクズのツルが上のほうに絡み付いていてツルには悪いけどちょん切ってさっぱりしました。エノキの為には大事なことなんですね。 |
有視界調査7月8月
有視界調査始まる
2003(H15)7・中旬
《友人のメールから》
有視界調査が始まり行って来ました。
気温が上がらないので、私は一頭も確認できませんでした。観光道路の上のほうで数頭確認されています。
梅雨が明けないと乱舞は見られないでしょう。
水曜日と日曜日の午前10時から、1時間ほど会員の誰かいると思いますので、暑くなったらお出かけください。 |
▽2003(H15)・7・27 80頭確認(7/28長野日報より)
気温27.2度まで上がり、久々の快晴、守る会の皆さんにより確認された。
オオムラサキの乱舞は強い日差しと23度以上の温度が必要だそうです。 平成10年(1998) 142頭(昭和57年以来の最高) 平成11年(1999) 65頭 平成12年(2000) 137頭 平成13年(2001) 122頭 平成14年(2002) 37頭(前年の猛暑、少雨の影響か) 平成15年(2003) 82頭 |
オオムラサキが最も多く見られる場所カブトの向こうの谷
kobachanの有視界調査結果は・・7月29日
まず、kobachans’treeに会いに崖を下りていくと、おっとっと、、クズのツルや あらゆる雑草が繁茂して道が無い! 1ヶ月のうちに立石山の様相は一変していた。 大きく育ってくれることを願いつつ、オオムラサキを待つけれど1頭も出てこない 、、、気温25度前後でもうす曇りではダメなのですね。 |
↑道がわからないくらい繁茂して、このマントの中でエノキも育っているのです。
▽2003(H15)8・24 雌1頭確認出来ました。
感動の一瞬!雌が1頭エノキの枝葉から枝葉へと飛んでいました。
ちょうど調査中の皆さんと会うことが出来、一緒にお話を聞いて歩いていたら、雌を見ることができて今年は見られないと思っていたのですごく嬉しかったです。 この雌が卵を産んだのが育ってくれたらいいな、、と夢を繋いでくれました。ラッキーな日でした。 私事ですが今日は叔母の3回目の祥月命日でもあり、お墓参りの足で立石公園へ回ったのでご利益があったのかもしれません。 |
☆今年は82頭が最高の数だったようです。
成長して冬を越す
幼虫も kobachan’s tree も。
平成15年11月14日
小春日和の11月半ばに、まだ残っている藪を掻き分けてkobachan’s treeに会って来ました。 支えにしている棒と同じくらいに太くなっていました。すっかり葉は落ちて枝だけのエノキ君、なんだかとてもたくましく感じました。 これぞ”青年の樹”。 身の丈115cm 胴回り1.3cm。 |
この林の落ち葉の下で幼虫が越冬するそうです。