紫の一里塚
育樹祭

(2007年2008年の記録)

2008(H20)年

7月16日有視界調査
梅雨明けも近く気温が上昇し、乱舞が見られた。


観光道路の枯れ葉に降りて、水を飲むオオムラサキ


4月29日(昭和の日)育樹祭

諏訪湖開きの花火が上がり湖畔から楽器演奏が聞こえてくる立石公園。
何よりも今年の育樹祭はラッキーというしかない。
エノキに登っている幼虫(4齢)を見ることが出来たのだ。

平成11年にSさんが植樹したエノキに5匹の幼虫が確認できた。
なかなかこういう場面にはお目にかかれないらしい。
この活動を始めて20年余になる友もこういう木登りを見たのは初めてだと興奮していた。


口から糸を吐き出しながら登っていくので枝の先へ行って落っこちても、
ぶら〜〜りとぶらさがって風に揺れてまた枝に戻るんだって。
その糸が光って見える。クモの糸より細いので見分けがつくそうだ。


葉隠れというか木隠れの術、これならおいそれと見つからないわね。
この幼虫を発見したのは小学生。目が良いその子のおかげで大勢の大人が見せてもらえた。

段々上に登っていって葉をたくさん食べて脱皮し、さなぎになり7月の暖かい日に飛び立つのだ。
(マウスを乗せると脱皮した殻が見られます
ー5月13日撮影ー
自然災害が無く無事に飛び立ってくれることを願い、立石公園が”オオムラサキ公園”になる日を夢見た。

本当にラッキーな昭和の日でした。




2007(H19)年4月29日(昭和の日)育樹祭
昨年は7月豪雨のため12頭しか確認出来なかったオオムラサキ。
しかしその後の調査で幼虫は相当数確認できており、
天気さえ良ければ今年は7月の乱舞が期待できるとのこと。

3年前に野池先生からいただいたドングリから芽が出て
育ったミズナラの苗木3本をどこかに植えてもらうよう持参した。



遠くに鉢盛山が見える立石公園ステージで開会式
快晴で気温も上がりどこまでも清々しい昭和の日。