あんな事故、こんな失敗


【サイクリングロードに横たわる鉄板の恐怖】


 利根川CRの野田区間を北上し芽吹大橋を渡ろうとした、その手前で事件が起きました。CR上にこんな鉄板が置いてあったのです。私は間抜けなことに、この鉄板の段差に気が付きませんでした。

 鉄板の高さは3cmぐらいはあったでしょうか。しかもCRに対して斜めに敷かれてありました。時刻は午後3時過ぎ。左上の写真で言うと、傾いた太陽の光が左側から当たっていました。そのため、鉄板の段差が見えにくかったのです。

 私はと言えば、この日はロードレーサー。そのハンドルに軽く手を置いて走っていたら、たまりません。段差に前輪が乗り上げた瞬間、ハンドルは左に切れ、あっという間にバランスが崩れ、自転車が右に倒れました。

 それで私はそのまま右上半身から、地面へ叩きつけられました。右手、右肩を強打。そのついでに右側頭部も地面にゴツン。あっイタタタタです。しかも、倒れた拍子に右足のふくらはぎをペダルに打ちつけたため、足が攣り始めたのです。

 もうシャレになりません。右半身、頭から足まで痛いのですが、まずは攣りそうなふくらはぎを、思いっきり伸ばして回避。そうしたら、怖ろしく痛む右手と右肩が心配になりました。骨を折ったんじゃないかと心配しましたが、どうやら擦りむいただけで大丈夫そうです。



 本来一番心配すべき頭部への打撃ですが、あまり痛くなかったのです。でもヘルメットを脱いでみて、ガーンです。見事にヘルメットにヒビが入っているではありませんか。どうやら、ヘルメットがたった1回だけの大事な役目を果たしてくれて、助けてくれたようです。

 そうしたら心配になってきたのが、自転車のほうです。まずはカーボンハンドルをチェック。無事みたい、良かった! そう言えば、買ったばかりのライトを付けていたんだ。チャックしたら大丈夫。GPSは? これも大丈夫でした。

 「やれやれ」と思ったのですが、ヤバイことに気づきました。この日は菅生沼まで行って白鳥を撮るためにデジイチを持ってきていたのです。ウエストバッグに入れてたので、地面にぶ つかった可能性が高いです。慌てて調べてみたら、これも大丈夫。全くの無事。衝撃に強いカメラバッグを入れておいて本当に良かったです。


【SPDのクリートのボルトが1本外れて・・・】


 2008年の6月14日、久しぶりに立ちゴケを、やってしまいました。自転車はMTBのAttitudeX。交差点で信号が赤になり、止ろうとして右足をペダルから外そうとしたら、外れません! この日はシマノのSPDサンダルでしたが、いくら足を外に捻ってもSPDペダルから外れてくれません。そのうち自転車が右側に傾き、どうすることもできず、コンクリートの地面に倒れこみました。

 もう「あっ痛!」です。右手、右足を擦りむくし、とにかく人が見ているので恥ずかしい。あわてて自転車を起こして、もう一度SPDサンダルを外そうとし ましたが、どんなに捻ってもやはり外れません。ちょっとムキになって思いっきり捻ったら、ようやく外れました。でも、やはり過ぎました。外れた拍子に足首 を少し痛めました。つまり軽い捻挫です、トホホ。

 「いったい、どうゆうこと?」とSPDサンダルの裏を見て愕然。サンダルにクリートを付けていたネジが1本なくなっていました。おそらくネジが緩み、知らない間に脱落したのでしょう。これじゃ、いくら捻ってもクリートが回転してしまい、外れるわけもありません。

 うーん、またやってしまった。クリートのネジの緩みで以前もヤバイことがあったのに学習効果のない私です。クリートのネジは結構緩むとのことで、自転車のパーツのネジ同様、定期的に締め増ししないとヤバイのは分かっていたはず。もう何をやっているのか、です。皆さんもお気をつけください(こんなドジは私だけか、苦笑)


【マヌケなことに車止めにぶつかりました】


 2007年の10月21日、手賀沼サイクリングロードをポタ仲間のIKAWAさん、そっくりもぐらさんと走っている時、事件は起こりました。サイクリングロードには車止めちゅうものがあります。ところが、この日に限って、それが見えなかったのです。

 何をどうボケッとしていたら、そんなマヌケなことになるのでしょう。IKAWAさんに先導をお願いしていたため、「後を付いて走ればいいや」と完全に注意力が抜けていたのかもしれません。ハッと気が付くと、目の前に車止め。右のクランクを車止めに引っ掛けて、そのまま「あれーぇ」です(苦笑)

 スピードを出していなかったので、体は前に飛ばず、そのまま背中からサイクリングロードのアスファルトにドシャン。落ちる時に見た空が青かったこと(嘘です)。この日はヘルメットを着けていなかったので、「頭を打つとヤバイ」と思ったのですが、重力に逆らえず、首の筋肉で踏ん張りきれずに後頭部をアスファルトにゴツン。大事には至りませんでしたが、見事はコブを作ってしまいました(涙)

 それと、左腕のひじを思いっきり擦りむいてしまいました。これは痛い。それにビジュアル的にも悲惨です。自転車の方はというと、ハンドルの位置が少し曲がり、チェーンが外れた程度。後はサドルとフロントに付けているバッグに傷ができたぐらいで済みました。

 久しぶりに完全な自滅。本当にマヌケでした。これまでに事故ってこけたのは、ロードレーサーで1回きりで、後はみんなPacific-18で事故っています。緊張感なく走っているからでしょうか。改めて自戒しなければ。そっくりもぐらさんやIKAWAさんには、ご迷惑とご心配をおかけしてしまいました。特に後を走っていた、そっくりもぐらさんはかなり驚いたことでしょう。すみません m(_ _)m


【防ぎきれない、もらい事故】


 ある秋の日(2006年11月24日)に、災難が待ち受けていました。折り畳み自転車のPacific-18で見通しの悪い四つ角に差し掛かったところ、交差する道路の右側を走ってきた自転車に横から突っ込まれてしまったのです。

 この自転車、真っ直ぐ走り抜けてくれたまだよかったのですが、こちらの方に強引に右折しようとしたから、たまりません。全く避けることができませんでした。自転車で道路の右側を走り、見通しの悪い四つ角にスピードを出して進入するのは自殺行為です。乗っていたのは分別のあるはずのおばさんでしたが、相当急いでいたのでしょう。

 で、ぶつけられたのは前輪。サイドからかなりのスピードで衝突しましたから、「こりゃホイールがオシャカだ」と覚悟しました。ところが、Pacific-18にアジャスタブルステムを付けていたことが幸いして、助かりました。

 このアジャスタブルステムは、長さが調節できるようになっています。長さを決めてピンで固定する仕掛けですが、ぶつかられた衝撃で、このピンで固定してあったところがぐるっと回転しました。そのお陰で衝撃が吸収され、ホイールもフレームも全く無傷でした。

 でも、見た目は悲惨です。なんせハンドルがあらぬ方向に曲がっているのですから。ぶつかったおばさんは、もう真っ青。気の毒なくらい恐縮してらっしゃたので、「もう右を走らないでください」と注意して、大丈夫ですからと去ってもらいました。

 私は以前、散々自爆事故をやらかしていましたが、最近はようやく事故らなくなりました。ヤレヤレと思っていたのですが、他人のルール無視やミスはどうしようもないですね。ルール無視は当然やめてもらいたいですが、自分自身も常に最悪の事態を想定して自衛しないと、事故は防ぎきれないとつくづく思いました。

 この翌日も、事故にはなりませんでしたが、本当に肝を冷やす出来事がありました。ロードレーサーで交通量の比較的激しい道路を走っていると、後からトラックがやってきて、思いっきり幅寄せしてきました。「やな奴だなあ」と思っていると、突然、頭を布のようなもので叩かれたのです。

 「なんだ!」と驚いて、走り去るトラックを見ると、荷台を覆うシートがはずれて、大きく外へはみ出し、その切れ端が私の頭を叩いたのです。それだけならいいのですが、そのシートを見てビックリ。はみ出したシートには紐が結ばれており、そのもう一端は荷台に結ばれています。つまり、シートがはみ出したため、その紐が投げ縄状態で私のロードレーサーのすぐ傍をかすめたのです。

 もし、その紐がクランクなんかに引っ掛かったら、どうなったでしょう。トラックはかなりのスピードを出していましたから、そのまま持って行かれて転倒、下手をするとトラックの後輪に巻き込まれてしまいします。もう最低。あまりに危険な状況です。注意しようにも、トラックはアッと言う間に走り去ってしまいました。



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