■11月27日(土)



 冬間近の晩秋、晴れ渡った日の手賀沼遊歩道です。手賀沼の周りは本当に美しいです。日本で一番汚れた湖沼の汚名が嘘のようです。結婚されることになった紀宮様がお勤めになっている山階(やましな)鳥類研究所も、この近く。手賀沼が野鳥の楽園として、復活しつつある気がします。


■11月13日(土)




 木枯らし1号が吹いたこの日、筑波山が美しく見えました。撮影場所は江戸川サイクリングロードから利根運河北岸へ入る道の脇の小さな公園です。江戸川サイクリングロードを北上し、終点の関宿城博物館に近づくと、ほぼいつでも筑波山を見ることができます。しかし、この位置からですと、コンディションが良くないと、こんなに美しく見えません。やはり、この日は空気が澄んでいたのですね。これから冬になるに従い、空気の透明感がますます高まります。春夏とは別の意味で、美しい季節が始まります。



 江戸川サイクリングロードが走る流山は今、商店街などに誠の旗が林立しています。実は、サイクリングロードのすぐ近く、流山市役所の西南西に近藤勇の最後の陣屋跡があります。官軍に包囲された近藤勇は、ここを出て投降し、処刑されます。

 NHK大河ドラマで突如として来訪者が増えた陣屋跡ですが、当時の建物は何も残されていません。大河ドラマもいよいよ近藤勇の最後のシーンに差し掛かり、流山の町おこしもヒートアップしてきたようです。12月20日には新選組パレードまでやるそうです。

 私は、こうしたダサさ120%のローカル・イベントは大好きです。しかし、大河ドラマの新撰組!はあまりに荒唐無稽で、なんだかなぁという感じです。まあ晩秋の江戸川サイクリングロードの一こまとして写真に収めておきました。
 

■11月6日(土)



いよいよ秋も深まり、東葛地域の農家も冬支度を始めたようです。この写真は江戸川サイクリングロードでのひとこまですが、この季節、あちらこちらの田畑から煙が上がります。わらでも焼いているのでしょうか。サイクリングロードにも煙がたなびき、野焼きのにおいが立ち込めますが、不思議と嫌な感じはしません。むしろ、懐かしさを誘い、私は大好きです。

 東葛地域を東西に貫く手賀沼サイクリングロードは、謎の多いサイクリングロードです。全区間の完成は2011年とまだ随分先ですが、一部は完成しており、走行することができます。その完成区間のうち利根運河から南下する部分は、実際にはそれらしきものがなく、私には“幻の区間”でした。

 この完成しているはずの幻の区間を探しに行きました。そして、“サイクリングロードらしきもの”を見つけました。利根運河を16号線に沿って南下し、途中右折して東大柏キャンパスを通り過ぎて左折、柏の葉公園の東側に沿って再び南下する、というのが、この区間です。で、ありました。柏の葉公園の東側の道の歩道部分に、自転車通行可の標識が。ですから、一応サイクリングロードなんですね。しかし、16号線の脇の道はどうみても単なる歩道で、自転車通行可の標識もありません。やはり謎は残ります。

 それはともかく、紅葉が色づいてとてもきれいでした。いよいよ東葛地域も晩秋。秋が深まり、冬の足音が聞こえてきます。

■10月23日(土)

 江戸川のサイクリングロードは春と秋、年2回黄色に染まります。春は菜の花、そして秋はセイタカアワダチソウです。このセイタカアワダチソウ、美しいのに評判悪いですね。菜の花とは雲泥の差です。花粉症の元凶と誤解されていたからでしょうか。それともアメリカ生まれで、抜群の繁殖力からでしょうか。

 でも、こんなに美しいのですよ。台風23号で増水した江戸川の水面と相まって美しい風景を作り出しています。皆さん、もっとこの花を評価してあげましょう。



先の台風23号で水没した江戸川河川敷のグランドは、まだ水浸しです。よく見ると、そこに白い鳥がいっぱい。シラサギでしょうか。一斉に地面をついばんでいます。何を食べているのだろう。魚? 虫? うーん、よく分かりませんね。

■10月16日(土)

 江戸川のサイクリングロードは、川の両岸にあります。そのうち東岸、つまり東葛側のロードは夕焼けがとても美しいところです。特に晩秋から冬にかけては、息をのむほど美しい一瞬があります。

 これから寒くなると、自転車で走る人がめっきり少なくなります。確かに寒いですが、その時期のポタリングこそ1年で最も素晴らしいと、私は思っています。ピーンと張りつめた冷たい空気と抜けるような空、心も大きく広がる感じです。走り出すとすぐに暖まりますから、皆さんも是非走ってみてください。楽しさを発見できますよ。

【追伸】
 今日は寒かったので、すっかり晩秋気分でしたが、今はまだ中秋ですね(苦笑)。  

この秋初めて、美しい富士山を見ました。実は江戸川のサイクリングロードは富士見の名所でもあるのです。この日も、望遠付きの一眼レフを三脚に据え付けて日没を狙う人、ジョギングのついでにカメラ付きケータイで撮る人と、様々な人が富士山を撮影していました。元旦の前後には、富士山の峰に日が沈みます。この地点から少し北に、送電線が富士山に干渉しない格好の撮影ポイントがあって、その頃にはアマチュアカメラマンでごった返します。

■10月10日(土)

 江戸川、利根運河、利根川、すべての河川敷が水没してしまいました。台風が通過した翌日の今日、東葛のサイクリングロードはシュールな光景が広がっています。写真は利根川の河川敷ですが、木が水から生えているようです。

 江戸川の河川敷は広葉樹の木々がマングローブ状態(やはり水から生えている)ですし、利根運河は普段水がほとんどありませんが、今日は“運河”のように水が流れています。いつものことですが、台風一過のサイクリングロードは面白いです。



■10月2日(土)

 東葛のサイクリングロードにこいつが大量発生する季節になりました。そうバッタです。江戸川、運河、利根川、手賀沼といったどのサイクリングロードでも、我が物顔に居座っています。しかも、大量に。

 お前ら踏むぞ! と言っても、踏むとやはり嫌なので、この季節は注意深く走らなければなりません。それよりも怖いのは、空を飛ぶバッタです。虫の中でも重量がありますから、当たると痛いです。特に、目に当たると大変です。この季節はサングラスを忘れるわけにはいきません。

 ところで、このバッタ君たちは過酷な運命が待ち受けています。彼らを空から狙うハンターが飛び回っているのです。それはツバメ。そろそろ南へ旅立つため栄養を採らなければならないツバメにとって、まるまると太ったバッタは格好のご馳走(かな?)。生き残りを掛けたバトルロワイヤルがサイクリングロード上で繰り広げられます。



■9月26日(日)

 いつもPacific-18で周りを走る手賀沼を、北側の遊歩道から眺めた写真です。美しいですね。でも昔は、松戸市などからの生活廃水が流れ込み、日本で一番汚い湖沼の1つだったそうです。

 それが国や自治体、ボランティアの努力により、随分きれいになりました。1年中、居ついている白鳥が羽を広げるなど、のんびりとした情景が広がります。春夏秋冬いずれも好きですが、特に冬が素敵です。ピーンと張りつめた手賀沼の空気に触れるのは、冬のご馳走です。


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