東葛サイクリングロード案内
鋭意強化中!
東葛地域のサイクリングコースや自転車で走るのに向く一般道をご紹介します。一般道については、私が普段、実際に走ってみて、「これはいい」と思った道ばかりです。従って、個人的好みが入っているのを、あらかじめご了承ください。マップをクリックすると、そのルートの写真と説明に飛びます。ルートによっては、詳細説明のページを用意したものもあります。では、東葛の自然の中、サイクリングを満喫してください。
新たに「その他のルート」を追加しました。複数のルートの組み合わせや、マップに載せられないようなルート、広義の東葛地域である葛南地域ルートについて、私のブログ「東葛人的道楽」のエントリーへのリンクの形で紹介しています。ブログのエントリーではルートマップも掲載していますので、ご参照ください。
■江戸川サイクリングロード(左岸)
江戸川の左岸(東岸)を南北に走る東葛地域のメインのサイクリングロードです。正式名称は「松戸野田関宿自転車道線」で、大規模自転車道に指定されています。全長は41kmに及びます。
松戸市から東京都の葛飾区に架かる葛飾橋を起点に、旧・関宿町の北端までほぼノンストップで走れます。そこまで走りきると、関宿城(千葉県立関宿城博物館)が迎えてくれます。途中には、流山の由来である赤城山(上州赤城山から流れてきてできた山との言い伝え)や、新撰組陣屋跡、キッコーマンの「御用蔵」(宮内庁御用達の醤油を作っている城のような建物)、国内最大のグライダー滑空場などがあります。
江戸川の対岸には、対をなすサイクリングロードがあり、こちらはさらに南の河口付近を起点にしています。路面の状況もこちらの方が良いようです。ただ、我ら東葛のサイクリングロードは、途切れることなく北端まで走れるというメリットがあります。東葛人としては、やはりこちらを江戸川のメイン・サイクリングロードとして考えたいですね。
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■利根川サイクリングロード(右岸)
東葛地域のはるか上流から下流まで、坂東太郎こと利根川の右岸に点々と続くサイクリングロードです。東葛地域では、野田市、柏市、我孫子市内のそれぞれが舗装されており、その間は未舗装(一部欠落)です。県などが整備する大規模自転車道ではなく、市単位で整備しているため、こういう状況になったようです。全部が舗装されたら本当に素晴らしいのですが。
【野田区間】
野田区間は、江戸側サイクリングロードの北端、関宿城(千葉県立関宿城博物館)付近を北の起点に利根川を20Kmほど下ります。旧・関宿町の田園風景がずっと続く、東葛にある利根川サイクリングロードのうち最も風光明媚なコースです。河川敷には、ほとんど何もありません。ある意味単調かもしれませんが、東葛のサイクリングロードのうち最も田舎を感じることができます。
いつのまにか、舗装道が南へ伸びていました。以前は芽吹大橋のところまでしか舗装されていませんしたが、最近新たに、野田市パブリックゴルフ場や野田市スポーツ公園の辺りまで舗装道が南下しました(右の写真)。さらに素晴しいことに、この南端から利根運河北岸に接続する完璧な接続道路があります。これにより、例えば江戸川サイクリングロードを北上し、関宿城から今度は利根川サイクリングロードの南下して戻って来るといった変化のあるコース取りが、ロードレーサーでも容易になりました。ただ、芽吹大橋を渡る国道20号線によって利根川サイクリングロードは切断されたままで、迂回が必要です。
【柏区間】
柏区間は約5km、茫洋とした印象の風景が広がります(上の写真)。実は、堤防の外側は利根川増水時に水を流し込む調節池(田中調節池)となっており、その関係で建設物はほとんどなく、農地しかありません。冬場はそれなりの趣がありますが、夏は単調な印象で蒸し暑さが募り、結構辛いです。上流側は利根運河の運河水門があり、下流側にはモトクロス場があり、柏市から茨城県の取手市に架かる新大利根橋を通って、関東三弁天の一つ、布施弁天で終点です。
(!)利根川サイクリングロードの柏区間は「柏市サイクリングロード」という名称ですが、この柏市サイクリングロード自体は利根川沿いだけでなく、利根運河南岸の東半分、国道16号線との交差地点まで伸びています。全体では9kmほどの長さです。利根運河南岸を参照ください。
新大利根橋橋は、利根川サイクリングロードの柏区間(柏市サイクリングロード)の下流側の終点に位置しており、自動車に とっては有料道路ですが、自転車や人は歩道を無料で渡ることができます。この橋は利根川だけでなく、田中調節池や茨城県側の稲戸井調節池をまたぎます。ですから全長2km以上の大きな橋です。橋の近くにある看板によると。利根川を下ってきた柏市サイクリングロードは、この橋を通って田中調節池を 越え、調節池の土手(堤防)のところで橋を降り、そのまま布施弁天にまで行って終点です。
実際に橋を渡ってみると、本当に気持ちがいいです。下流の大利根橋もなかなかですが、新大利根橋の方が景観のスケールがはるかに大きいです。東葛側から橋を渡って茨城県側に渡り、再び戻って来ると5km近い行程になり、この季節は心地よい風に吹かれて最高の気分です。
この新大利根橋の走り方を別ページにしました。
【我孫子区間】
我孫子区間の印象は、柏区間と全く異なります。柏区間が何もない(利根川もほとんど見えない)茫洋たるイメージなのに対して、我孫子区間は横をバイパスの利根水郷ライ
ンが並走し、手入れの行き届いたグラウンドやゴルフ場があるためか、風景にコントラストがあります。ちょうど荒川上流の川越市へ向かうコースとよく似た印
象です。
このサイクリングロードの両端はとても危険です。
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■手賀沼サイクリングロード
謎の多いサイクリングロードです(笑)。正式名称は「我孫子流山自転車道線」で、大規模自転車道として整備が進められており、2011年(平成23年)の完成予定です。完成すると江戸川から利根運河南岸、手賀沼南岸を抜けて利根川を結ぶ全長31kmのサイクリングロードとなります。今、完成しているのは手賀沼南岸、それと以前からあった利根運河南岸の部分です。
このうち、手賀沼南岸は素晴らしいです。道幅も広いため、手賀沼の景色を楽しむファミリーサイクリストが大勢やってきています。以前は普通の道路が走っていました。実は、以前この道はローディたちのメッカで、私はこの道を「南手賀沼自転車専用道路」と勝手に名づけていました。以前は、休日には大勢のローディが練習にやって来ていたものです。
詳細な情報(手賀沼南岸一帯の区間)はこちらのページをどうぞ
利根運河南岸の江戸川サイクリングロードと接続する箇所は、随分前に完成していました。しかし、この道は走りにくいのです。道が小石を敷き詰めてあるかのように、じゃりじゃりして、とても不快です。MTBやママチャリならいいのでしょうが、ロードレーサーや折り畳み自転車では辛いです。(!)久しぶり(2年ぶり)にPacific-18で走ったところ、ジャリジャリ感は完全になくなっていました。見た目は変わっていませんから、敷き詰めていた砂らしきもの(?)を何かで固めたのでしょう。細身のスリックタイヤで走っても気持ちよく走れます。
利根運河南岸の一部は、未舗装です。ロードレーサーでは走れませんが、MTBなどでは気持ちよく走れます。密かに、このまま舗装されなければよいのにと思っていますが、まあ無理でしょうね。利根運河南岸の部分については、こちらのページでどうぞ。
さて、分からないのが、この運河南岸と手賀沼南岸を結ぶ部分です。どんな形で完成するのか見当もつきません。国土交通省の大規模自転車道のホームページの解説では一部完成しているかのようですが、実際にはそれらしきものは見当たりません。
この完成しているはずの幻の区間を探しに行きました。そして、“サイクリングロードらしきもの”を見つけました。利根運河を16号線に沿って南下し、途中右折して東大柏キャンパスを通り過ぎて左折、柏の葉公園の東側に沿って再び南下する、というのが、この区間です。で、ありました。柏の葉公園の東側の道の歩道部分に、自転車通行可の標識が。ですから、一応サイクリングロードなんですね。しかし、16号線の脇の道はどうみても単なる歩道で、自転車通行可の標識もありません。やはり謎は残ります。
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■大堀川遊歩道(大堀川リバーサイドパーク)
手賀沼に西から流れ込む大堀川は、公園として整備されています。その名も「大堀リバーサイドパーク」・・・田舎の公園のネーミングですね(笑)。特に北岸の遊歩道は舗装されており、ロード系の自転車でも走ることができます。
手賀沼からいく場合、これまではJR常磐線と国道6号に阻まれ、大きく迂回するしかありませんでした。それが遂に、JR常磐線と国道6号の下を通る遊歩道が出来上がりました。これで、手賀沼から大堀川経由で柏の葉公園、利根運河を目指すルートの障害がなくなりました。
国土交通省の大規模自転車道では、この大堀川の遊歩道が手賀沼サイクリングロードの一部に指定され、遊歩道の途中から非現実なルート(まだ道路が存在しない)で利根運河までつながっています。手賀沼サイクリングロードの謎の区間ですが、それとは関係なく、この遊歩道の西端まで走りきった後、一般道に接続し利根運河に行くことができます。
この大堀川遊歩道とそれに接続される一般道(大堀川-利根運河接続道)を合わせて、「手賀沼-利根運河連絡道(大堀川ルート)」としてご紹介します。こちらをご覧下さい。
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■手賀沼遊歩道
手賀沼北岸には、全長5kmの遊歩道が整備されています。この北岸には手賀沼公園など複数の公園施設がありますが、全体で一つの公園のようにまとまっており、遊歩道はその中を東西に貫いています。名前の通り、歩行者最優先の散歩道です。もちろん自転車も通行可能ですが、できるだけスピードを落として歩行者を驚かせないように走るのがマナーです。ロードレーサーで乗り込むのはやめた方がいいですね。
そして、この道はゆっくり走る価値があります。日本で一番汚れた湖沼の一つとして評判の悪い手賀沼ですが、どうしてどうして景観は心が安らぐ美しさがあります。とくに冬場の夕暮れはお奨めです。鳥の博物館があるぐらい野鳥の宝庫で、夏場でも北へ帰らない白鳥も迎えてくれます。とにかく、のんびりとした気分になりたいなら、この道です。
手賀沼遊歩道が延長され手賀沼サイクリングロードと完全接続しました。この遊歩道は手賀沼北岸の東側に伸びる“散歩と自然観察の道”で、歩行者優先ながら自転車でも走れます。南岸の手賀沼サイクリングロードにはない情感があり、まったりと走りたいときは最高の小道です。
この遊歩道と手賀沼サイクリングロードは、これまでつながっていませんでした。手賀沼は東西に細長いため、東西の岸辺はほとんどありませんが、東岸に相当する岸辺はわずかながらあります。この“東岸”は、以前は土の堤防があるだけで、サイクリングロードから遊歩道に向かう際には、一般道を走り、遊歩道の入り口の砂利道を通って、遊歩道に向かっていました。
それが、まず遊歩道入り口の砂利道が舗装され、次いで東岸の土手が舗装されました。この遊歩道の延長により、歩道の手賀曙橋を挟んで手賀沼サイクリングロードと接続されました。まあ、東岸の一般道は自動車がほとんど走りませんので、走りやすさの面ではほとんど変わりませんが、東岸というこれまでとは違った位置から手賀沼を眺められるので、結構気分がいいですよ。
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■利根運河北岸
1890年(明治23年)に完成した利根運河の北岸を走ります。全長8kmの利根運河は、利根川から江戸川を通じて東京に物資を運ぶ物流の要所でしたが、今ではその役割を終え、運河というよりも水溜り状態です。それでも窪田味噌醤油の味わいある木造工場群や雑木林が広がり、趣のあるところです。
その北岸には一般道路区間とサイクリングロード区間があります。大雑把に言えば、東武野田線の運河駅(いい名前ですね)より西が一般道、東がサイクリングロードになります。一般道も自動車の通行は少なく、気持ちよく走れます。江戸川サイクリングロードから利根川サイクリングロードの柏区間(柏市サイクリングロード)まで完璧に接続できますので、江戸川、利根運河、利根川と変化のある走りを楽しむことができます。また、途中、運河北岸から北へ向かう道路を行くことで利根川サイクリングロードの野田区間に向かうことも可能です。
利根運河北岸から利根川サイクリングロードへの接続は、少し複雑です。解説ページを設けましたので、ご覧ください。
利根運河のサイクリングロードの詳細は、こちらのページをご覧ください。
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■利根運河南岸
利根運河南岸は、2つのサイクリングロードから構成されます。国道16号線と交差する地点を境に、西半分が手賀沼サイクリングロード(正式名称は「我孫子流山自転車道線」)で、このサイクリングロードは国道16号線を南下し手賀沼方面へと向かいます(未完成)。一方、東半分が柏市サイクリングロードで、そのまま利根川へと抜け、いわゆる利根川サイクリングロードの柏区間となります。
一般道路の混じる利根運河北岸と異なり、自動車が通らないのはよいのですが、西半分の手賀沼サイクリングロードに相当する区間は一部未舗装です。舗装されている箇所も、独特の舗装でロードレーサーなど細いスリックタイヤですと、砂の上を走っているようなジャリジャリ感があります。従って、運河南岸はマウンテンバイクやママチャリで走るのがお勧めです。
(!)久しぶり(2年ぶり)にPacific-18で走ったところ、ジャリジャリ感は完全になくなっていました。見た目は変わっていませんから、敷き詰めていた砂らしきもの(?)を何かで固めたのでしょう。細身のスリックタイヤで走っても気持ちよく走れます。
利根運河のサイクリングロードの詳細は、こちらのページをご覧ください。
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自転車で走るのに向く一般道
■関宿堀ルート
関宿城のすぐ南から農業用水路がずっと南へ伸びています。この用水路に沿った道路は自転車で快適に走れますし、変化に富み楽しいです。関宿城から利根川サイクリングロードへ向かう道を行き、複雑怪奇な交差点からこの道路に入ります。最初は広い道路で、自動車はほんど通りませんのでサイクリングロード状態です。堆肥の強烈なにおいがするなど、集落を上から見下ろすことになるサイクリングロードと違い、田舎を走っている気分が濃厚です。
やがて、この道路は突然未舗装になりますが、橋を渡って用水路の対岸に行くと、また舗装道が現れます(これから先も未舗装になった対岸に渡る、の繰り返しです)。下総利根川大橋あたりは、用水路の両岸とも未舗装のため、県道7号にエスケープしないといけないですが、大橋を過ぎると再び用水路沿いに舗装道路が走っています。やがて、このすぐ下に記した「江戸川-利根川接続道」と交差し、さらに南へと下り、利根川の土手の下で舗装道が尽きます。
このルートに並走する利根川サイクリングロード野田区間は雄大な坂東太郎を眺めて走れますが、少し単調です。その点、この用水路沿いのコースは道の景色が小刻みに変わる田舎満喫のコースです。サイクリングロードを走るのに飽きたら、ぜひ走ってみてください。
詳しいルートの解説はこちらをどうぞ。
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■江戸川-利根川接続道
野田市北部、旧・関宿町で江戸川サイクリングロードから利根川サイクリングロードへとバイパスする良い道を発見しました。
南北に長い江戸川サイクリングロードを北上して関宿城を目指すのは、それなりの時間がかかります。場合によっては、途中で断念しなければいけないときもありますが、単に江戸川サイクリングロードを引き返すのはつまらないものです。それで、江戸川サイクリングロードを降りて東に向かい、利根川サイクリングロードから戻って来る方法はないかと思っていました。
つまり、野田市を横断する分かりやすい一般道を探していました。野田市といっても、北部は旧・関宿町で、相当の田舎です。農道を走るのは地元の方ならともかく、地理感がないと入り組んだ道に方向感覚を失い確実に迷います。コンパスを携帯し東を目指せば、必ず利根川へはたどり着けますが、時間のロスです。一方、国道や県道は交通量が多いわりに道幅が狭く、舗装状態も悪いため、あまり走りたくありません。
どこかに適当な道はないかと地図を見ていると、ありました。江戸川沿いのグライダーが発着する関宿滑空場あたりから利根川へと向かう、比較的分かりやすい一本道が伸びています。地図上は走りやすそうでも、実際に走ってみるとトンデモナイ道が多いので、どうかと思いましたが、走ってみて正解。最初の江戸川の周辺は少し分かりにくいですが、すぐに一本道。自動車がほとんど通らない道が続きます。
写真は利根川サイクリングロードの上から撮ったものですが、ここまで、こんな道が続いています。ちょうど「海から109.5kmです」の看板の辺りです。関宿城から折り返すのに比べて30kmほどのショートカットです。ただ、この道路はごう普通の道で、面白みはありません。時間があれば、旧・関宿の田舎道を迷ってみた方が楽しいかもしれません。
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■利根川-利根運河接続道
利根川-利根運河接続道とは、私が勝手につけた仮の名です。名前もない道ですが、利根川サイクリングロードの野田区間の南端と、利根運河北岸の中央部を完璧に接続することができます。まず、道路自体は場所によって多少の変動はありますが、十分に広い舗装道が続くうえ、全線にわたり自動車がほとんど通りません。サイクリングロードと言っても、なんら不都合がないほどです。さらに、途中2カ所だけ注意すれば、単に道なりに走るだけで、利根川-利根運河間を行き来できます。あまりに完璧なので、ちょっと驚きました。
詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■御用蔵ルート(とんとん橋ルート)
第2回東葛ポタで訪ねた窪田酒造さんの近く、利根運河に架かる歩道橋の辺りから利根運河を下り、ほぼ一本道で上花輪歴史館や煉瓦蔵を経て、御用蔵の方面へ向かうルートです。御用蔵のところから江戸川サイクリングロードに出れます。下記の新川耕地農道の北端がちょうど利根運河の歩道橋のところですので、組み合わせて走れば、江戸川サイクリングロードをかなりの距離をパスできます。江戸川に飽きた時に是非どうぞ。
私はこのルートを分かりやすく、江戸川サイクリングロードのランドマークであるキッコーマンのお城、御用蔵の名をとって、御用蔵ルートとしました。ただ、このルートをよくご存知のたすけさんは「とんとん橋」と名付けられています。その訳はたすけさんのブログをご覧下さい。
この御用蔵ルート(とんとん橋ルート)の詳細・ルート地図は私のブログのエントリーをお読みください。上花輪歴史館や煉瓦蔵の解説もあります。
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■新川耕地農道
流山市北部、江戸川サイクリングロードの東側に新川耕地と呼ばれる、南北に伸びる田園地帯があります。その東側、傾斜林に沿って南北に走るのがこの道です。南は東葛病院付近、北は利根運河南岸のにおどり公園まで続く、とても気持ちのよい道です。自動車もあまり走らず、午前中なら道の東側の傾斜林が木陰をを作ってくれますので、日差しの強い季節はとりわけ快適です。江戸川サイクリングロードを南北に縦走することに飽き足らなくなったら、是非この道を走ることをお勧めします。
新川耕地とこの農道の詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■大堀川-利根運河接続道
大堀川遊歩道の西端からは、つくばエクスプレスの流山おおたかの森駅周辺の大開発で整備された道路に接続できます。そこから柏の葉公園や東大柏キャンパスの西側の道路を走り、大青田の森を抜け利根運河を目指す一般道のルートです。
手賀沼サイクリングロードで設定されているルートと異なりますが、国道16号を走る必要もなく、MTBだと広大な森の中を走れる気持ちの良いルートです。大堀川遊歩道と合わせて、「手賀沼-利根運河連絡道(大堀川ルート)」としてご紹介します。こちらをご覧下さい。
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■常磐自動車道ルート
常磐自動車道の両サイドに沿って自転車で走りやすそうな道が伸びています。 完全につながっているとは言えませんが、西は新川耕地の流山ICのところから、上新宿を経由して大堀川ルートと東大柏の葉キャンパスの北側で交差し、柏ICを越えて柏市の船戸まで気持ちよく走れます。
常磐自動車道は流山と柏では、ほとんどが半地下か、完全な地下(上が公園になっています)です。ですから、鬱陶しい高架もなく、信号機のある交差点もほとんありません。それになにより、自動車がほとんど走っていませんので、緑豊かな道を気分よく走れます。
常磐自動車道の両サイドの道は一方通行のところが多いですから、どちらの方向へ走るにも、基本的に常磐自動車道(もしくはその上の公園)を右手に見て走ればよいです。実際には途中、道がなくなったりして、反対側を走ったり、少し常磐自動車道から離れたりしなくていけませんが、常磐自動車道とその公園がどこまでの続く目印になるので、迷うことはないでしょう。
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■おおたかの森ルート
恥ずかしながら、私は全く知らなかったのですが、東葛地域の自転車乗りの皆さんには超有名なルートです。江戸川サイクリングロードから、つくばエクスプレスの「流山おおたかの森駅」方面を経て、笑っちゃうほど簡単・快適におおたかの森から大堀川/手賀沼方面に行けます。
江戸川サイクリングロードから行くとすると、「海から29.0Km」の案内板の近くにある階段を降りて、そのまま東へ道なりに走るだけで、おおたかの森駅が見えるところに着きます。そこからは駅に併設されているショッピングセンター「おおたかの森S・C」の南側を走る道路をさらに東に行くと、大堀川ルートに接続し、手賀沼などへ向かえます。
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■けやきルート
手賀沼の西端からけやき通りを通り、つくばエクスプレスの柏たなか駅、さらに船戸で常磐自動車道ルートの東端をかすめ、利根運河南岸の東端に向かうルートです。IKAWAさんが発見されたルートで、市街地から田舎へのグラデーションのかかった変化が楽しめます。けやき通りは少し交通量が多いので、それを嫌った場合、E-ponさんお薦めの地金堀の脇の遊歩道を走る手もあります。
詳細な解説はIKAWAさんのブログでどうぞ。
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■利根川-手賀沼接続道(布施弁天ルート)
利根川サイクリングロードの柏区間の下流、新大利根橋から手賀沼へとつなぐ道です。利根川と手賀沼の間には、旧家が立ち並ぶ丘があります。新大利根橋の近くにある布施弁天からですと、この丘を登り、そして下って手賀沼へと向かいます。このルートを辿ると手賀沼北岸の西端にたどり着きますが、そこから手賀沼南岸を走る手賀沼サイクリングロードへと接続できます。
詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■利根川-手賀沼接続道(岡発戸ルート)
手賀沼と大利根橋(利根川サイクリングロード我孫子区間の西端)を結ぶルートです。国道356号線などメインの道路を使えば簡単に連絡できますが、坂道を自動車に煽られながら登るのは、あまり楽しくはありません。どこか良い連絡道はないものかと思っていたところ、発見したのが、この岡発戸(おかほっと)ルートです。このルートは完璧に田舎ルートで、趣があり、しかも迷うことが少ないのでお勧めです。
詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■田中調節池農道など
利根川サイクリングロードは、全線が舗装された江戸川サイクリングロードと異なり、舗装された区間と未舗装区間、さらに道そのものが存在した区間が点在
しています。新利根大橋と利根大橋の間の区間も未舗装のままです。しかも、利根側が増水したときに水を調節池に流す越流堤 という施設が設けられている関係で、堤防自体が途中切れています。
そこで、どんな自転車でも気持ちよく走れるエスケープロードはないかと、インターネットで探したところ、エスケープロードを解説したページがありました。いやぁ、このページを作られた方に感謝、感謝です。
このエスケープロードを利根川下流の利根大橋側から走ると、スタート直後の国道6号線から分岐する辺りは
自動車も多く、危険で不愉快な道ですが、すぐに自動車がほとんど通らない快適な農道に変わります。実は、この農道、およそ3分の2は利根川増水時に水を流
し込む調節池(田中調節池)の中を走るんですね。調節池は広大で、その中は農地しかありませんから、とても気持ちよく走れます。
この道をしばらく走ると、調節池を囲む堤防(写真左の土手)にぶつかり、それを越えてしばらく走ると、新大利根橋の近くにある布施弁天にたどり着きます。そこから右折して、北へ向かうと調節池の土手を再び越え、新利根大橋の下にある利根川サイクリングロードの柏区間の東端に接続することができます。
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■大津川西岸道
手賀沼に注ぎ込む大津川の流域は大田園地帯が、松戸市の五香地区と海上自衛隊下総航空基地の北まで南下しています。この田園地帯は比較的交通量が多いのですが、大津川西側の農道は自動車の交通はほどんどなく、田園風景を楽しみながら走れます。農道ですので、くねくねと曲がる道、枝分かれする道が続きますが、、大津川を渡る橋を東に見ながら走ると、目的地を見失うことはないでしょう。
詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■手賀農免農道など
手賀沼サイクリングロードの完成区間の東端、浅間橋から南に行くと、サイクリングに最高の道が国道16号線まで約10km続いています。その大部分が手賀農免農道で、沼南町の南端、白井町沿いに走ります。この道の周りは日本の田園風景が広がり、田舎育ちの私にはとても懐かしい風景です。車も人もほとんど通らない上に、見通しがよく、ロードレーサーで走るには絶好の道です。地図で見ると、道が幾重にも枝分かれして複雑に見えますが、実際に走ってみると、一本道で迷うことはありません。
この手賀農免農道を国道16号まで走り切って、海上自衛隊の下総航空基地方面へ向かうと大津川流域のコースに接続できます。手賀沼サイクリングロードからの接続法と大津川方面へ走り方についてはこちらをどうぞ。
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■やすらぎの道など
我孫子市の東端にあるJR成田線布佐駅の辺りはサイクリングの“要衝”です。利根川を遡る我孫子区間のサイクリングロードの起点ですし、東葛地域を出ますが、東へサイクリングロードを10kmほど下ると、有名な花見川・印旛沼サイクリングロードの終点(起点?)である安食に行けます。栄橋を渡って茨城県側に行くと、やはり利根川の上流、下流へと向かうサイクリングロードがそれぞれ整備されています。特に、上流へと向かう取手区間のサイクリングロードは、木立と野鳥の声が美しい河川敷を走るお薦めコースです。また、この辺りで利根川に北から合流する子貝川には、やはりサイクリングロードが整備されており、そちらへ向かうことも可能です。
手賀沼サイクリングロードが完成すると、この要衝の布佐が東の起点になりますので、手賀沼をコースに組み込んだロングライドを手軽に楽しめるようになるはずです。ただ現在でも、手賀沼サイクリングロードの完成区間の東端、浅間橋から、ストレスなく布佐へ向かう道があります。それが「やすらぎの道」です。浅間橋を右折して南に向かうと手賀農免農道ですが、左折して北へ向かうとやすらぎの道につながります。この写真は、浅間橋から眺めたものですが、このはるか先の信号を直進すれば、閑静な住宅街を走るやすらぎの道になります。
やすらぎの道は結構アップダウンがあり、少し遠回りになるので、それを嫌う方は、途中の信号を右折して最短距離を走る手もあります。しかし、浅間橋からやすらぎの道を経て布佐駅に向かうコースは、道なりにカーブするだけの一本道ですし、車道と歩道の整備が行き届いている上に、自動車の交通量も少なく、とても快適に走ることができます。
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■県道・柏印西線など
旧・沼南町(現・柏市)の丘陵地を走る県道・柏印西線を中心とするルートです。私は自動車の往来が結構ある国道や県道は極力避けたい方ですが、この道だけは別です。何が良いかと言うと、11Kmにわたって適度なアップダウンを繰り返す一本道が続いているのです。
山のある地方にお住まいの方からは「それがどうした」という声が聞こえてきそうですが、ほとんど平地の東葛地域においては、ヒルクライム&ダウンヒルを延々楽しめる一本道は極めて貴重です。またまた勝手なネーミングで恐縮ですが、近くの「手賀の丘公園」の名称をとって「手賀の丘ルート」と呼ばせて頂きます。ロードレーサーなどロード系のバイクで走ると最高です。
この道、東側から走り出すのがグッドです。手賀沼サイクリングロードが東で尽きる浅間橋から、手賀農免農道に向かう道を南下します。そうすと丘に突き当たりますが、手賀農免農道へ向かうときのように左折しないで、そのまま目の前を右側へ登っていく道を一気に駆け上がってください。まず、そこには旧・沼南町の東端を形成した鄙びた集落が広がっています。
いかにも田舎!という景色です。畑のど真ん中の共同墓地や、立派な蔵も出現し、結構面白いですよ。しばらく走ると、県道(?)に合流しますので、そのまま東へ走りましょう。この道は東に向かうほど市街地になり、交通量も増えますが、手賀の丘公園に向かう交差点までの4Kmは無条件で気分が良いです。
なんなら、この交差点を右折し、手賀の丘公園を経由して手賀沼サイクリングロードへ戻ってもよいのですが、この先何度もアップダウンが続きます。自動車が多くなるとはいえ、あまりに気持ちが良いので、このまま走り続けたいところです。そして旧・沼南町の中心部を通り、国道16号線を超え、大津川まで向かいましょう。
大津川までが11Km超です。これ以上、先は交通量が増え、自転車で走るには鬱陶しい道路になりますので、橋を渡った最初の交差点を右折して手賀沼サイクリングロードに戻るのがお勧めです。ちなみに、ここを左折すると、これまた素晴しい田園地帯が広がっています。この「大津川ルート」もポタリングにお勧めのコースです。
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■古利根沼ルート
我孫子市の東端の古利根沼の東から布佐地区の外れまでの小道は、東葛地域随一の美しさを誇る(?)傾斜林があります。直線距離だとほんのわずかですが、傾斜林に沿ってくねくねと続くため、自転車で走ると5kmほどになります。傾斜林が北に面しているため、木陰が作る陰影が深く、光が降り注ぐ水田とのコントラストの美しいこと!この傾斜林の上に住宅街が広がっているとは、ちょっと信じられないくらいです。
手賀川の水道橋や浅間橋から簡単に行くことができますので、古利根沼に行ったついでに、手賀沼サイクリングロードのエクステンションとしてお楽しみください。詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■新坂川-豊四季ルート
JR常磐線の松戸駅付近の江戸川サイクリングロードから一般道へ降り、新坂川を遡り富士見橋を経て、東武野田線の豊四季駅方面から大堀川へ向かうルートです。おそらく松戸駅付近から大堀川の遊歩道、さらには手賀沼サイクリングロードへ行く最短ルートです。途中、工業団地の脇を通るわりには、自動車の交通量が少なく、比較的分かりやすいルートですのでご活用ください。
詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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■千駄堀ルート
このルートは、松戸の中心街(JR常磐線の松戸駅と北松戸駅の間)から千駄堀を目指し、「21世紀の森と広場」の西側から北側を通り抜け、金ケ作を東に走り、柏の南逆井を抜けて大津川ルートに向かうコースです。大津川ルートに行けば、川の流域を北上することで手賀沼に向かえます。松戸市のど真ん中を縦断するわりには、自動車の交通量が少なく、緑も多いルートです。近く詳細ルート解説をアップする予定ですが、当面はブログのエントリーの情報をご覧下さい。
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■松戸市南部のサイクリングに向く道
東葛地区の南側、松戸市南部を抜けて旧沼南町(現・柏市)の東南部から利根川へ抜けるルートをです。これで、江戸川サイクリングロードと利根川サ
イクリングロード、そしてこのルートを合わせて、東葛地域の外縁部をぐるっと1周する「大東葛サイクリングコースが出来上がります。
このコースは、矢切地区の傾斜林の西側を走る小道を北上し、ニ十世紀が丘を経て、和名ヶ谷の国分川沿いを走り、そこから八柱霊園の南側を東に行きます。そして、五香十字路を目標に北上、その後、東にある巨大な自衛隊駐屯地を目指し、この駐屯地の北側を走って、国道16号線に出ます。そして手賀農免農道に入り、やすらぎの道を通って利根川へ抜けるというコースです。
詳細な解説はこちらのページでどうぞ。
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その他のルート
■東葛の逆三角形
東葛の逆三角形とは、ご紹介した3つのルートを組み合わせたルートです。手賀沼サイクリングロードを上辺として、大津川ルートと手賀農免農道を残りの2辺と見れば、ちょうど逆三角形が出来上がります。大津川ルートから手賀農免農道へは、海上自衛隊の下総航空基地のところで折り返すわけです。Googleマップの航空写真で見ると、ルートが白く写っていますので、とてもよく分かります。私は、この東葛の逆三角形を東葛ポタの楽しさが凝縮されていますので、皆さんも是非走ってみてください。
参考用のルート地図をこちらに用意しました。
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■東葛人的南下ルート
東葛人的サイトでは、東葛地域をかなり限定していました。詳しくは「東葛とは」をお読みいただきたいのですが、「東葛」としてのアイデンティティを持ち、地域的結び付きも強い野田、流山、柏、我孫子、松戸の5市を指しています。そうは言っても、今では葛南と呼ばれる市川、浦安、船橋、それに船橋との結び付きが強い鎌ケ谷も、もとをただせば東葛飾郡です。そんなわけで、葛南の地も東葛人的ポタルートになりつつあります(笑)
さて、このルートは、江戸川サイクリングロードをを使わずに、流山の富士見橋(免許センター付近)を起点に、船橋市の「ふなばし三番瀬海浜公園」まで走しるルートです。ほとんど幹線道路を走らず自動車に追い立てられることもなく、わずか30km走るだけで、まごうことなき東葛飾の海(東京湾ですけど、笑)に出られます。ただ、私好みの超マニアック・ルートです。
ご関心のある方は私のブログ「東葛人的道楽」のエントリーをご参照ください。
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