松戸市南部のサイクリングに向く道



東葛地区の南側、松戸市南部を抜けて旧沼南町(現・柏市)の東南部から利根川へ抜けるルートをです。これで、江戸川サイクリングロードと利根川サ イクリングロード、そしてこのルートを合わせて、東葛地域の外縁部をぐるっと1周する「大東葛サイクリングコースが出来上がります。このルートは、走って気持ちのいい道であることを前提に選びました。松戸市は他の東葛地域に比べ市街地化が進んでいますが、矢切地区をはじめ、和名ケ谷など松戸市南部にもまとまった田園地帯が残させれており、そこをつないで走るコースです。 江戸川サイクリングロードを起点に説明します。地図の数字をクリックすると、その地点の写真と説明に飛びます。


■矢切地区(1-2)

(1)


江戸川サイクリングロードを南へ下り、松戸市の南端に来ると、少しの間、未舗装になります。そして、再び舗装道(最近できたようで地図にはありません)になりますが、その道はこんなに広くなります。ここは既に市川市で、ビル群と緑のコントラストがとても美しいです。




江戸川サイクリングロードは、この坂道を下ると、いったん途切れます。そこまで降りていって、今度は向きを変え、東側をサイクリングロードと平行して走る一般道を逆に北上します。ちょうど下ってきた坂を逆に上る感じです。右の写真の左の道が、今降りてきたサイクリングロード(地図にはありませんので注意)です。坂を登りきっても、この一般道を道なりに走りましょう。




しばらく走ると、こんな広い道路に出ます。その先の高架が北総線です。その高架あたりで右に入りましょう。どこから入っても東に傾斜林を持つ、とても気持ちの良い小道に行けます。


(2)


この小道はそんなに距離はないですが、緑が深くとても快適です。スピードを出さず、のんびりと走りましょう。この小道はすぐに、いったん自動車の通る道路に合流しますが、少し坂を登るとすぐに、また現れます。右の写真の道路左の道がそれです。ちなみに、この道路を登り続けると、野菊の墓文学碑のある西連寺があります。ご関心のある方はどうぞ。




この小道、この先どんどんディープになります。ちょっと、どこへ迷い込んだのだろうと思う風情です。




再び、小道は一般道路に合流します。その道路は左に曲がって行きますが、途中、写真のところを右に入ってください。この先、道があるとは思えないですが、迷わず進みましょう。この先に最もディープの小道があります。




小道のトリを飾る区間です。 昼でも灯っている電柱の蛍光灯、そして、その周りをひらひらと舞うモンシロチョウ----。この小道はとてもいいですね。自転車を押して歩きたくなるほど、私のお気に入りの道です。

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■二十世紀が丘へ(3-5)

(3)


小道を抜けると、いきなり道路工事の現場にぶつかります。地図では他の道路の上を超えるような表記になっていますが、実際は下をくぐります。




工事中の道路の高架を2つくぐったら、突き当たりを右折しましょう。こんもりと森が見えるはずです。その森に沿って、かなりの急坂になっています。気合を入れて上ってください。やがて交通量の多い道路にぶつかります。そこを右折してください。


(4)


この道路は道路右の歩道を走らせてもらいましょう。すぐに交差点があります。そこを左折してください。


(5)


しばらく走ると二十世紀が丘の交差点につきます。この二十世紀が丘は人と自動車とママチャリの街です。ここでは、自転車は歩道を走るものなのです。「自転車は車道」なんていう常識は通用しません。遠慮なく歩道を走りましょう。二十世紀が丘の交差点の向こう側、道路の右側の歩道に行きましょう。目の前にドラッグストアの「マツモトキヨシ」があるはずです。その先の信号を右折しましょう

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■和名ヶ谷(6-10)

(6)


「マツモトキヨシ」のところを右折すると、その道は松戸市南部の貴重な田園地帯、和名ヶ谷への道です。途中、道は左に曲がっていきますので、道なりに進みましょう。下り坂になりますが、あまりスピードは出し過ぎないように注意。というのも、結構自動車が通る道路と交差しますので、スピードを出し過ぎると危険です。


(7)


さらに行くと、川に出ます。この川は国分川と言います。この国分川を渡ってすぐに左折し、川沿いに進みましょう。





国分川に沿って、どんどん進みましょう。途中、国道464号線と交差します。信号はありませんが、交通量が比較的少ないため、安全に渡ることができます。右の写真は川の分流施設のようですが、よく分かりません。とにかく、ここも通り過ぎましょう。


(8)


国分川に沿って走っていると、比較的立派な橋が見えてきます。獅子舞橋という橋で、舗装はここで終わりです。ここを左折しましょう。MTBならまだ直進してもいいのですが、しばらく行くと工事中で通れなくなります。実は、この工事、国分川の両岸を整備しようというものらしく、自転車や歩行者が気持ちよく散歩できるようになりそうで、ちょっと期待が持てます。それまでは、左折してしばらく走り、ぶつかった三叉路で右に進路を変えましょう。


(9)


この道は和名ヶ谷を北東へ向かって走る道で、くねくねと曲がっていますが、基本は一歩道です。田園風景を楽しみながら、信号機のある交差点まで伊行きましょう。この信号は押しボタン式のものです。ここを右折してください。


(10)


右折した道路は、こんなに広く気持ちがいいです。一気に走って八柱霊園まで向かいます。


【番外編1】


和名ヶ谷の東、国分川の東側は紙敷と呼ばれる地域で、田畑や森、それに旧家と新興住宅、さらには土木現場、町工場とあらゆるものが混じり合っており、迷い込むととても面白い所です。先に解説した道順は分かりやすさを優先しましたが、時間に余裕があるなら、この紙敷に迷い込んでみるのも素敵です。南を北総線、東を武蔵野線や国道51号線に囲まれているため、抜けられなくなるということはないはすです。

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■霊園の南(11-14)

(11)


さて、和名ヶ谷から道路をしばらく走ると、左の写真のような三叉路が見えてきます。ここは左に行きます。そうすると紙敷の交差点があり、そこを超えると、街路樹に囲まれた上り坂の道路が真っ直ぐに東に向かって伸びています。この先が左側に広大な八柱霊園が広がります。実は、この道路、とてつもなく快適です。路側帯は十分にあるし、歩道も広いです。霊園脇ということもあって静かで、街路樹も美しく、気持ちよく走れます。ただし、霊感が強くなければですが・・・(怖)


(12)


八柱霊園を通り過ぎると、マブチモーターの特徴ある本社ビルが左手に見えてきます。通り過ぎて、さらに東を目指しましょう。


(13)


しばらく走ると、左に郵便局のある松飛台の三叉路にたどり着きます。左折して、右の写真の道路を五香十字路方面へ北上してもいいのですが、この道は信号にもちょくちょく引っ掛かり、面白味がありません。松飛台の三叉路で左折せず通り過ぎて、次の信号を左折しましょう。


(14)


この道は住宅街を真っ直ぐに五香十字路方面に向かい北上する道です。途中、広い道路にぶつかりますが、自動車はほとんど通らず、ストレスなく渡ることができます。押しボタン式の信号のある交差点もありますが、ボタンを押すまでもないでしょう。ただし、住宅街ですから、スピードを出すのは厳禁です。子供たちの笑い声を聞きながら、のんびり走りましょう。

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■五香十字路付近(15-18)

(15)


住宅街を抜ける道を北上すると、やがてT字路にぶつかります。右折してください。新京成線を渡る踏み切りを渡るとすぐ、交通量の多い道路にぶつかります。ここは左折です。五香十字路はもうまもなくです。


(16)


五香十字路です。どうってことのない交差点ですが、なぜ十字路と言うのでしょうか。ここは右折です。




さて、五香十字路を右折すると、とても交通量の多い道路に出ます。ここを直進すると海上自衛隊の航空基地方面へ最短距離で行けるのですが、この道路は可能な限り走りたくありません。そこで、十字路を右折してすぐのところにあるJAを左折して、脇の道に入ります。




さあ、ここからが一番ややこしいところです。まず右折して、その後左折し、再び右折しなければいけません。どの道を入るかが問題ですが、実は結構簡単です。「2、3、4」と憶えておきましょう。




まずは、道の右を見て、最初の三叉路を右に入る砂利道はパス。2番目に右に入る三叉路を右折しましょう。ちょうど、この写真の道へ行きます。




次は、道の左を見て、3番目に左に入る三叉路を左折しましょう。ちょうど、この写真の道へ行きます。




最後は、4番目に右に入る三叉路を右折します。うっかりすると3番目に現れる四つ角(写真左)を右に入ってしまいそうですが、もう1つ先の三叉路を右に入ってください。ちょうど、右の写真の道です。これで「2、3、4」の意味がお分かりいただけたと思います。


(17)


右折してすぐは「なんて狭い道なのだろう」と思いますが、すぐに広くなります。そして、この先、信じられないくらい広い道路に変わります。ところで、その手前、ちょうどこの写真のところですが、畑の向こうに見えている道を左折すると、旧・沼南町(現・柏市)の田園地帯、逆井方面に向かいます。そのまま行くと手賀沼に抜けることができます。その途中、進路を東にとると海上自衛隊の航空基地方面へ向かうこともできます。つまり、別ルートです。【番外編2】を参考にしてください。


(18)


この道をさらに行くと、こんなところに出ます。写真ではよく分かりませんが、中央の野原(?)挟んで左右両車線の広々とした道路になります。自転車で走るのですから左側通行、写真でも小さく写っている自転車の人のように向こう側の道路を走りましょう。いずれにしても、この道はとても気分が良いですので、なんとかたどり着きましょう。ちなみに、この道は野馬除土手の跡地です。東葛地域には昔、大きな放牧場、つまり「牧(まき)」がありました。その牧の馬が農地で作物を食い荒らさないよう、こんな土手ができました。東葛地域の至るところに、こうした土手は残っています。


【番外編2】


上の写真に写っている畑の向こうに見えている道を左折すると、この道は北東へずっと伸びていきます。最初は商店街&住宅街ですが、だんだん農地が広がり、やがて完璧な田園地帯になります。この写真の辺りは逆井です。そして、やがて見えてくる大津川の西側を走ると、大津川と共に手賀沼へと合流します。その途中を東に向かうと、海上自衛隊の航空基地に向かえますが、まず絶対に行けないでしょうね。というのも、目標もない田園の曲がりくねった道を正確に走ることは不可能だからです。でも、迷ってみるのも楽しいですよ。時間があれば、ぜひどうぞ。

迷ってみろというのも無責任なので(そんなわけないか、笑)、大津川流域の走り方のページを作ってみました。

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■海上自衛隊下総航空基地へ(19-23)

(19)


野馬除土手の道はやがて、五香十字路から海上自衛隊の航空基地へと伸びる道路に合流します(左の写真)。左折してください。この辺りまで来ると、交通量の激しいこの道路(右の写真)も随分走りやすくなります。しばらくは道なりに進みましょう。


(20)


東武野田線の踏み切りを渡り、大きな交差点を越えると、間もなく手賀沼へ注ぐ大津川の上流を渡ります。この辺りでは大津川はとても細く、油断すると見逃してしましそうです。左の写真に写っているT字路の標識を目印にしましょう。その先が大津川に架かる橋です。そして、渡ってすぐがT字路で、ここを左折しましょう。


(21)


左折するとすぐに、分かれ道が現れます。右の小さな坂道ではなく、左の広い道を走りましょう。とてもひどい舗装状態ですが、やがて緑に囲まれた気持ちのよいアップダウンコースになります。この道は海上自衛隊の航空基地のすぐ西側を走っていますが、この辺りでは基地はほとんど見えません。


(22)


海上自衛隊の航空基地の西側を走っていたこの道も、いよいよ終わり。基地の北側を走る道路にぶつかります。その道路を右折すればよいのですが、MTBなどダートを走れる自転車なら、その手前の十字路を右折しましょう。未舗装道を走りたくないロードレーサーなどなら、そのまま先の道路に出て右折しましょう。
【番外編3】を参考にしてください。




右折すると、こんな感じです。その先、右側に広大な「海上自衛隊下総航空基地」の敷地が広がります。

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■手賀農免農道へ(23-25)

(23)


有刺鉄線の向こう側が「海上自衛隊下総航空基地」です。未舗装の道が東へと伸びています。しかし、こんな内陸部に陸上自衛隊でも、航空自衛隊でもない海上自衛隊の基地があるとは、ちょっと不思議です。




海上自衛隊の航空基地のところを抜けると、すぐに舗装道路になります。直進しないで最初の小さな十字路を右折してください。そして、突き当りを左折します。なぜ、こんな面倒なことをするか、それは次をご覧ください。


(24)


実は、この道を道なりに走ると、1つ信号のある交差点を渡った後、先ほど自衛隊基地の北側を走る道路にぶつかります。写真ではよく分かりませんが、野島建設の青い看板が目印です。そして、この道路を渡り、道なりに進めば、迷うことなく国道16号線、我孫子市の最東部へとつながる手賀農免農道への接続場所に出ることができます。


【番外編3】


海上自衛隊の航空基地そばの未舗装道を走れない自転車は、その北側の道路を東に走りましょう。問題は、左折する地点を通り過ぎないように注意することですが、野島建設の青い看板を目印にしておけば迷うことはないと思います。


【番外編4】


逆走の場合の注意点です
ここで説明している道順は江戸川から利根川を目指すものですが、利根川方面から江戸川を目指す場合も、この道順の逆を走ってもらえば、それほど迷うことはないかと思います。しかし、ここだけは要注意です。そのまま左へと走ると違うところへ行きますので、右の細い方の道を行きましょう。この場合も目印は、野島建設の青い看板です。


(25)


さて、ようやく国道16号線に出ました。この藤ヶ谷の交差点を右折して、次の信号を目指します(この信号のところを左折すると手賀農免農道です)、。幹線道路ですので、ここは素直に歩道を走らせてもらいましょう。

上記のように説明していましたが、この藤ヶ谷の交差点を渡り直進した方がよいです。




藤ヶ谷の交差点を渡ると下り坂になります。下りきったところに右折できる道が見えます。「清遊湖」という釣堀の看板が出ていますので、それを目印にするとよいでしょう。右折してちょっと走ると、すぐに手賀農免農道に出ます。ここを左折します。




ここからは手賀農免農道です。ひたすら道なりに走りましょう。1カ所、この変則十字路での右折させ誤らなければ、道はそのまま「やすらぎの道」になり、全く道なりにサイクリングの“要衝”、我孫子市の東端にあるJR成田線布佐駅まで走れます。この布佐駅のすぐ北側が利根川サイクリングロードです。手賀農免農道と「やすらぎの道」については、こちらを参照してください。

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