(3−3 洗身)
 

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Q & A
@「洗身」の考え方

1 「洗身」で、まず本人に陰部などの手の届くところを洗身してもらい、念入りに洗身するためにもう一度介護者が本人が洗身した個所も含めてすべてを洗身し直す時は、「2.一部介助」、「3.全介助」のどちらに該当するのですか。

もう一度、本人が洗身した個所も含めてすべてを洗身しなおすときは、「3.全介助」と判断します。

2 痛みがあり自分では完全に洗えず、施設職員ではない同じ施設の入所者が洗身を手伝っている場合、介助が行われているとみなし「2.一部介助」としてよいですか。

介助は介護職員が行うもののみをさすものではありません。どのような介護が行われているかに基づき判断します。

3 右上下肢に軽い麻痺があるため、6回/週は洗身が不充分ではあるが自分で洗身を行っています。1回/週は汚れが残っているところがあるため妻が「2.一部介助」をしている場合の判断は、「1.自立」となるのですか、「2.一部介助」となるのですか。

日によって入浴形態が異なる場合は、より頻度が多い状況に基づいて判断し、洗身ができるのであれば「1.自立」とし、その状況を「特記事項」に記入してください。

4 調査対象者が1ヶ月に1回程度洗身を行っている場合、日常的に洗身行為を行っていないと判断し、「4.行っていない」としてよいですか。

必要な介助が行われていない場合、調査対象者の能力を総合的に勘案して判断するため、できるだけ「1.自立」から「3.全介助」の中から選択してください。また、具体的な状況を特記事項に記載します。 (変更)

5 「洗身」の調査での「身体を洗う」ことの定義は、タオルに石鹸等をつけてこする行為のみを指し、石鹸等を洗い流す行為までは含まれていないと解釈してよいのですか。

洗身とは、浴室内(洗い場や浴槽内)で、スポンジや手拭い等に石鹸やボディシャンプー等を付けて全身を洗うことをいいます。
洗い流す行為も含まれます。

6 介助を受けずに洗身を行っているが、背中は洗えない場合も「1.自立」と判断してよいですか、または全身をすべて洗えないと「1.自立」にならないのですか。

介助の行われている状況に基づいて判断します。
通常、洗身を介助なしに自分で行っているのであれば、「1.自立」と判断し、具体的な状況を「特記事項」に記載します。

A洗顔のみ自分で行う場合

1 洗顔行為は「洗身」に含むのですか。

ここでいう「洗身」とは、浴室内(洗い場や浴槽内)で、スポンジや手拭い等に石鹸やボディシャンプーを付けて全身を洗うことをいい、洗顔行為は含まれません。

B介護者が居ない場合

1 入浴しないため日常的に洗身を行っておらず、清拭も行っていない高齢者(独居)の場合、「4.行っていない」を選択するのですか。

独居のため、必要な介助を受けていない場合は、調査対象者の能力を総合的に勘案して判断するため、できるだけ「1.自立」から「3.全介助」の中から選択してください。
また、具体的な状況を「特記事項」に記載します。

(変更なし)

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