最終更新H16.12.29 |
アーシングについて |
最近、巷でも一般的になってきたチューニング「アーシング」について、MyLEGACYへの施工例をご紹介します。その前に、アーシングってなんだ?と思われる方も多いかと思いますので、超いい加減な解説をします。
車の電気回路は、(+)についてはバッテリーから被覆コードを伝って直接電気を使用する場所へ供給されているのに対して、(−)については、車が鋼板でできているのを良いことに、ボディへアース落としして済ましている場合が多いです。もちろん、バッテリーのマイナスもボディーへアースして電流が流れるようになってますが、(+)の銅線に対して(−)の鋼板は抵抗が大きく、更にボディは溶接、ボルト止め等で組み立ててできているため、更に電流が流れにくくなっています。
これらの問題について(−)用の銅線をひく事により電流の流れを改善し、車本来の性能を引き出そう、というのがアーシングです。
なお、個々の車によりベストアーシングポイントは異なる(同一車種でも個体差がある)ということが言われており、以下と同様のアーシングをしたとしても全く異なる結果が出る場合がありす。また、配線の仕方によっては故障、重大事故につながることに十分配意願います。
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アーシングの一般的に言われている効用 | 体感状況 |
低速トルクのアップ | ○ なにもしなかった時がヘボヘボ過ぎたので、確かに多少マシになった気がします。街乗りでの信号待ちからの出足が良くはなりました。それほど極端な効果は出ません。 |
燃費の向上 | △ 当初の街乗り6.5km/lからすると、悪くても6.8km/l位だから改善されたのか?やっぱり、長距離乗らないとだめです、このくるま。高速中心走行では、9km/l台→11km/l台と改善されたようだが、条件が色々異なるのでなんとも・・・。 |
ヘッドライトの照度アップ | ◎ 劇的に明るくなりました。すごいです。 |
オーディオの音質向上 | △ それまでも特に不満が無かったので、変化が分かりません。 |
カーナビ画面のノイズ除去 | △ それまでも特に不満が無かったので、変化が分かりません。 |
ATのシフトチェンジがスムースになる | ○ 確かに、何もしないときのATの「モサッ」とした感じから、少し機敏になりました。シフトショックも軽減。 |
その他 | ○エンジンが滑らかになる(アイドリングの安定、エンジン音の感じ)。 ○始動性の向上。 |
NAレガシィのアーシング参考HP・・・いろいろありますが、代表的なところを少々。
アーシング施工の前に圧着工具と圧着端子、ボルトのお話(別ページ) | |
アーシングは気のせいだ、ということを実験を通じて論じたページ。その他「ナプロ」「磁石」「マイナスイオン」等々、気になるネタをバッサリと斬っています。こういう意見というか実験結果もあるものと知りつつ、それでもやってみるのか、止めとくのか決めても遅くないです。 |
アーシング施工箇所 |
Ver.1
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アーシングの友 各接続ポイントには、導電性を高める為に「COPASLIP(コパスリップ)」という導電性のグリスを塗布しています。COPAは銅(copper)をもじったようで銅色のグリス(銅の粉末入りグリス)です。耐熱温度1100℃!!だそうですので、何処にでもつかえます(但しショート注意)。ちなみにYahoo!オークションにて購入です(\2800)。 |
Ver.1.1(0.9とも言う)
H | Ver.1で施工したアース外しを元に戻しました。このポイントは付け外しでかなり違いが体験できるのですが、私の車では以下のようなメリットとデメリットがあり、デメリットが気になったので元に戻しました。 <メリット> ・トルクの向上、出足が良くなりました。 ・ATの滑りが減ったというか、ダイレクトな感触がありました。 ・エンジン音が力強くなりました。 <デメリット> ・Dレンジで停車時、エンジン、車体の振動、ATからと思われる音が大きくなりました。トルクが掛かっている感じ(前に出ようとする力が強い感じ)です。ニュートラルにすれば振動は止まります。 ということで、速くはなるもののATへの負荷が高くなりそうな気がしたので元に戻しました。振動は消えました。 それと、アース外しを始めて1ヶ月くらいのときにセルモーターがエンジンを回せなくなるという障害が発生したため、原因として直結しないものの気持ちが悪かったというのもあります(完治後、またアース外しをして数ヶ月元気なので、多分関係なかったのでしょう)。とにかく、ココは弄らず他のポイントでフィーリング向上を目指すこととしました。とりあえず。 |
Ver.1.2
I(新設) | 何処かのHPで、「オルタネータとエンジンブロックとはボルト等で直結されているようなのに意外と電位差があり、オルタネータとエンジンブロックを銅線で接続することによりアーシング効果が出た」、というのを聞きかじり、どんなものだかやってみました。 いざ、接続先を探すと、エンジンブロックの方に適当な場所が見当たらず、とりあえず、「何かの部品」をエンジンに取り付けているボルトと共締めしてみました。効果は不明。特に大きな違いは感じられない。やはりエンジンブロックへの接続ポイントについて、もっと直接的にエンジンに接続できるポイントを探す必要があるのかもしれません。 |
Ver.1.3(H16.8.9施工)
J (新設) |
エアインテーク?の奥にあるスロットルのあるブロックにポイントを追加しました。理由は、そこにネジ穴があいているから。効果があったという情報も見つけましたので、取り付けてみました。空気を取り込む部分なので、アースにより静電気が取り除かれてエンジンがスムースに呼吸できるようになる、のかなぁ。 効果としては、Ver.1.1で取付けなおした純正アースを外したときのような効果で、出足の向上、2000rpm前後での加速が向上しました。ちょっとパワーアップしたような感じです。その他の弊害は今のところありません。 ※同時にEのポイント移動も行ったので、純粋に本ポイントでの効果かどうかはっきりしません。 ※ココで使用したのは、市販の6×10mmのネジです。本当はボルトが良かったのですが、タマタマ無くてネジ止めです。 ※スロットルなので配線の取り回しに注意し、可動部に咬まれたりしないようにします。 |
E (移動) |
Eの助手席側インマニ部分のポイントを、後ろ側から前側に変更しました。ホンの数センチの移動なので、意味は余り無いかもしれませんが、後ろ側のシリンダヘッド近辺から純正アースが出ているのを見つけたので、後ろは純正に任せて、ということで前側に移動しました。 |
Ver.1.4(H16.9.11施工)
K (新設) |
ミッション部セルモータ付近の純正アースボルトとエンジンブロックにあった空いているネジ穴を平編裸銅線で接続してみました。つながっているように見える部分も、間にパッキンが入っていて意外と電流が流れていないということを聞き及び、今までエンジン上部に集中して施工してきたアーシングをエンジンブロック下のほうへも伸ばしてみようと施工してみることとしました。 純正アース部分は、元々のボルトを使って共締めとし、コパスリップを塗りました。 ※純正アース部分のボルトは意外と固いです。いい工具で回さないと舐めたりする危険があります。 サービスホール?の方は、M8×15mmピッチ1.25mmのボルトを使用して取り付けました。 感想としては、少しエンジン音が力強くなり、トルクアップしたように思います。 ←エンジンルームを助手席側フェンダー付近から撮ったもの。 |
Ver.1.5(H16.9.23施工)
L(新設) | エンジン下部のオイルフィルター付近にあるM8のサービスホールに施工してみました。NAMLメンバーわんずさんよりの情報です。もともとエンジン上部にばかり集中してアースを取っていたので、これで下からも取ればバランスが取れるような気がします。 車をブロックに乗り上げさせ、アンダーカバーを外してからの施工です。この辺はエキマニなど高温部分を通るので平編銅線を使用しました。これも8sqサイズです。 いままで同様、コパスリップを塗ってM8ネジ(ピッチ1.25)で端子を締付けるまでは早かったのですが、ここで手が止まって考えてしまいました。「ドコにアース落とすか」がなかなか考え付かなかったのです。 被覆のあるコードならバッテリーまで持っていっても良いのですが、剥き出しの平編銅線では、ショートが怖い。悩んだ末にVer.1.1の純正アースと共締めにしました。 で、効果の程ですが、いろいろなフィーリングが「なめらかぁ」になりました。アイドリングが安定し、ATのシフトショックがマイルドになり、加速感にガサツな感じがなくなりました。始動性も良くなった感じです。いろいろ付けたアースのバランスが取れたのかもしれません。 もう少し時間があれば、写真に見えるエキマニのネジにもアースを取っておきたかったのですが、それは今度ということで。 このポイントは、なかなか効果の高いポイントだと思いました。 ←黒く丸いのがオイルフィルター。「PITWORK」と書いてあるので準純正(要は純正じゃない)ですね。黒くて大きなバケツのようなのがオイルパン。写真上方の黒い部分がクルマの前方です。 |
M(新設) | マフラーのテールピースとセンターパイプとの接合ボルトを利用してマフラーアースを取ってみました。 まずはいつものように、ブロックの上に後輪をのせ、クリアランスを確保します。 今回は、市販のM10ナットと手製の平編み銅線アースケーブルが材料。工具は17番と12番のソケットレンチです。 なお、ナットについては「細目」といわれる1.25ピッチのものです。多く市販されているものは1.5ピッチですので、注意が必要です。 今回のマフラー側取付箇所は、センターパイプとマフラーテールピースをつなぐボルト。ボルトは外さず、余っているネジ部分へナットを追加して取り付けようと思います。本当は、現在のボルトを外して取付すればベターですが、 1.ココのナットはセルフロックタイプで再使用は基本的に×といわれていること、 2.とにかく固着していて、外すのが大変だといわれていること、 により、安易なナット追加を選択しました。 実際に付けてみると、分厚いナットなので100%ねじ山に咬ますことができませんでしたが、凡そ80%以上は掛かったと思われるのでOKとしました。なお、取付にあたり、当該ボルトが錆び付いていてナットがナカナカ締まらなかった為、金ブラシでねじ山を軽くゴシゴシしてからナットを締めました。 さて困ったのがアースを落とす場所。ドライブシャフト、サスペンション等可動部が多くあり、アライメントに係わりそうなボルトも多くてナカナカ決められない。 結局、リアスタビライザー取付金具のボルトを利用して共締めにしました。ドライブシャフト、サスに咬み込まれたり巻き込まれないように、一度マフラーに巻いてからアースを落としました。アースケーブルとの接触面を増やす効果も有ると思います。 運転した感じは、街乗りしかしていませんが今のところ違いを感じません。ただ、防錆効果が期待できるという側面もあるそうなので、長い目で見て効いてくるものと思います。 |
Ver.1.7(未実施)
M(新設) | 今後の施工予定 ・エキマニ。サビ止め効果があるらしい。 |