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審美美白とは
審美治療の実例

 審美美白治療には、1.徹底した口腔クリーニングをおこなうPMTC、2.変色した歯を白くするホワイトニング、3.歯肉の黒ずみを取るメラニン除去、4.天然の歯に近い色調を再現できるセラミック、などがあります。どの治療方法を採るかは、変色の原因や程度によって異なりますので、詳しくは、ドクターか歯科衛生士にご相談ください。

 

PMTC
 PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の略です。
  毎日歯を磨いているのに虫歯になり、「なんで?」とお思いになったことはありませんか。朝昼晩と歯を磨いているから、充分だとお思いかも知れませんが、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスを使ってもお口の中の汚れは取りきれません。とくに注意が必要なのが、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境目です。
 そこで、私たちプロフェッショナルのクリーニングが必要になるというわけです。PMTCを行うと、6年後に虫歯になる確率が70分の1にまで低下するというデータもありますし、歯肉退縮(歯肉が下に落ち、歯が長くなったように見える状態)も少なくなります。
  PMTCは、フッ素入りペーストを塗ったゴムのカップを低速回転させて歯を磨き上げます。歯ぐきのなかに隠れた部分まで磨くことができ、しかも痛みもありません。なかには、処置中にお休みになってしまう方もいらっしゃるくらいですから、安心していらしてください。
 右上の写真をクリックしていただくと、PMTCの効果をごらんいただけます。

 
ホワイトニング

 クスリの副作用などによって歯が黒ずんでしまった場合には、薬剤を使用して歯を白くすることができます。これをホワイトニングと言い、医院内でおこなう「オフィス・ホワイトニング」と「ホーム・ホワイトニング」があります。
 日本人の歯は欧米人とくらべて黄色みが買っているので、口もとを明るくし、素敵な笑顔を手に入れるためにホワイトニングを行う方も最近急増中です。
  オフィス・ホワイトニングの場合は1〜3回(1回当たり60分前後)、で効果があらわれます。ホーム・ホワイトニングの場合、効果は緩やかですが、好きな時間におこなうことができます。
  ホワイトニングは一度で終えるのではなく、定期的に繰り返すと効果と持続力がアップします。

 右の写真をクリックしていただくと、大きな画像でごらんいただくことができます。

 

メラニン除去

 飲食や日焼けなどによって、歯肉にメラニン色素が沈着すると、口もとが暗くなり、不健康に見えます。その場合に効果的なのが、メラニン除去治療です。
  メラニン除去には「薬剤」と「レーザー」を使う方法があります。レーザーは、スポット状のムラが生じる場合があるため、当院では薬剤によるメラニン除去をお薦めしています。
  薬剤を歯肉に塗り、4日くらいすると、写真のように一皮むけたようなきれいなピンク色の歯肉を取り戻すことができます。薬剤を塗ってから2日くらいは、お醤油など刺激物がしみますが、痛みはありません。

 右の写真は41歳女性の患者さんを治療した例です。写真をクリックしていただくと、大きな画像でごらんいただくことができます。

 

セラミック(陶歯)

 虫歯などが原因で歯が変色し、ホワイトニングだけでは色が落ちにくかったり、歯が一部欠けてしまった場合でも、セラミックを利用すれば美しい歯を取り戻すことができます。セラミックは歯科医での使用の歴史が古く、しかも研究が進んでいる安心素材です。審美的に優れ、身体に対する刺激がないため、歯ぐきが腫れたり変色することもありません。
  治療は、まず変色した歯を一層削ってから型をとり、その上に形成したセラミックをかぶせたり貼り付けます。ちなみに、セラミックは周囲の歯の色にあわせるのが容易で、自然で美しい歯並びを取り戻すことができます。
  さらに、セラミックは変色・着色せず、口腔内の過酷な環境にも永く耐えることができ、近年問題になっている金属アレルギーの方でも使用することができる、理想的な素材です。
  ただし、セラミックは歯とは異なり摩耗しないため、他の歯とバランスを取るための定期的な調整が必要になります。

治療費について
 現在のところ、審美・美白治療には保険が適用されません。治療費の一例は下記の通りとなっていますが、治療の内容によって費用は上下することがあります。
・PMTC 1万5000円〜  ・ホワイトニング 7000円〜(一本)  ・メラニン除去 3万円(上下)
・セラミック 10万円〜(一本)
 
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