【マビックのヘリウムをゲット】
 職場の知人にマビックの「ヘリウム」を金曜日に譲ってもらいました。ヘリウムと言えば、7年ほど前に一世を風靡した軽量(当時は)完組ホイールです。ヒルクライム用などに抜群の人気があったようですが、高性能なホイールが多数出回っている今となっては、普通のホイールかな。でも、今使っているシマノの素人受けだけは良い、安物のホイールR540に比べると、やはり軽いです。

 それで、今日さっそくロードレーサーのantares202にはかせてみました・・・みました・・・。げっ、スプロケのロックリングが外れない! どうやら、取り付けるときにトルクをかけすぎたらしく、ロックリングがてこでも動きません。結局挫折。前輪だけヘリウムにして走ってみました。前輪と後輪でこんなにイメージが違います。

 前輪だけなら、乗り味の変化はあまり分かりません。ちょっと路面からの突き上げがマイルドになったような(もしかして気のせい?)。今度は、後輪も付け替えて試してみなければいけませんね。ただ、ヘリウムはチューブラー、パンクのときにタイヤ交換のスキルを身につけないと、悲惨なことになりますね。当分は、R-540をメインで使うことになりそうです。

 ところで、スプロケのロックリングは結局、自転車店に駆け込んで抜いてもらいました。抜いたものを再び締めてもらって(トルクを軽めで)、工賃を払って戻ってきました。うぅ情けない。この前はPacific-18ではロックリングのトルクが弱すぎて、途中外れて動けなくなり、ロードレーサーでは逆に強く締めすぎて外せないとは!




【マビックのヘリウムを前後装着】
 以前、職場の知人から譲ってもらったマビックの懐かしのホイール「ヘリウム」を、久々にロードレーサーにはかせてみました。前回は、前輪をはかせただけですから、ヘリウムで走ったのは実質的に今回が初めてです。

 普段使っているシマノの安物のホイールR540はスポークが少ないため、最初見た時はすっきりとした印象を受けましたが、ヘリウムと比べてみると随分印 象が重いですね。ヘリウムの方がはるかに軽やかな印象です。このヘリウムのリムやハブの赤は「ヘリウムレッド」のいうらしいです。本当に美しい色で、惚れ惚れします。そういうこともあり、いつも使っているフロントバッグを取り外し、久しぶりにロードレーサーら しいスタイルにしました。それでもバックミラーだけは外しません(笑)

 実際走ってみると、やはり一世を風靡した軽量ホイールだけあって走りも軽いです。特に上り坂では、くいくい進む感じです。往年の軽量ホイールとはいえ、今でも結構 軽い方のようです。フロントとリアで1.5Kg弱ですので、私には十分な軽さです。最近の超軽量ホイールをはかせると、どんな感じでしょう。完組ホイールへの新たなる物欲をかきたてられてしまいました。

 とはいえ、しばらくはこのホイールで我慢しましょう。なんせ、チューブラーでのパンク修理(=タイヤの取り付け)は未経験です。早く走行中のパンクで も、あわてず騒がず迅速にパンク修理ができるようになりたいものです。新たなホイールに触手を伸ばすのはそれからですね。もっとも、そんなに早くパンクさ れても困りますが。

 ところで、後輪に随分振れが出ていました。 結局、自転車店で振れをとってもらいました。本当に坂道で回ります。よいホイールを譲ってもらいました。




【チューブラーテープの素晴しさ】
 チューブラーは、 チューブを使うクリンチャーに比べ、やはり敷居が高いですね。パンクしたとき、そのタイヤをはがして、新しいタイヤを貼り付けるというのは、やったことの ない私にとっては出来ればやりたくないことでした。

 ところが、知人から譲ってもらったヘリウムのうち、前輪のタイヤがすぐにエアーが抜けます。スローパンクの可能性もあるので、ここはひとつ練習も兼ねて チャレンジしてみようということで、チューブラータイヤを貼り替えました。ヘリウムを譲ってもらったとき、新品のチューブラータイヤを1本つけてもらって いたので、そのタイヤを貼り付けてみることにしたのです。

 チューブラータイヤをリムに貼り付ける際には、リムセメントという名の接着剤を使うというのは、私も知っていましたが・・・接着剤でつけるのですか! 結局、それが気持ちを重くするのですね。

 ところが、チューブラーテープという優れものがあることを知りました。ミヤタの製品ですが、要は両面テープです。写真のように、まずリムに貼って、接着面を覆うフィルムを少しはがしておきます。タイヤを装着して少しエアーを入れ、フィルムを抜き取れば装着完了です。後は適正空気圧にして3Kmほど走れば、タイヤが自然にリムに張り付きます。ムチャクチャ簡単です。これなら、クリンチャータイヤでパンクしたときの修理よ り簡単なほどです。

 タイヤを張り替えた直後にパンクすると、修理のきかないチューブラータイヤは辛いです。しかし、こんなに簡単に交換できるなら、クリンチャータイヤにはない走りを満喫できるチューブラータイヤは魅力的です。クリンチャー全盛の昨今ですが、当分の間はチューブラー対応のヘリウムを愛用することにしましょ う。




【チューブラータイヤは絶滅危惧種か?】
 フロントホイールにはかせたチューブラータイヤは、19mmのCORSA CXです。19mmというのは結構細くて、舗装状態の悪い東葛の道路を走るのは結構不安だったのですが、全くの杞憂でした。取り付けたときは圧着するため に3kmほど走った程度でしたが、その後40km近くを流した結果、すっかり安心しました。

 クリンチャーの23c(どうしてタイヤって種類によって、サイズ表記がこんなにも異なるのでしょうか)と同じくらい平気です。というか、油断していると 穴ぼこに落ちるような道路を常に走っていると、日ごろから警戒心が働いているため、23cであろうと19mmであろうと、そんなにストレスに差はありませ ん。むしろPacific-18にはかせている28mmのSTELVIOの方が小径のホイール(18インチ)のため気を使います。

 今はリアのホイールには21mmのCXをはかせているため、はっきりとは言えませんが、19mmのチューブラータイヤはとても軽く気持ちがいいです。リアも19mmをはかせることにしましょう。

 ただ、19mmのチューブラータイヤって購入が困難になりつつありますね。チューブラータイヤ自体がマイナーな存在になりつつあり、私の知人も「チュー ブラーは絶滅するのでは」と危惧しておりました。そのときは「そんなバカな」とは言いましたが、ロードレーサー用にもチューブレスタイヤがいよいよ登場し そうですので、ひょっとしたら絶滅してしまうかもしれませんね。




【後輪もチューブラータイヤに】
 バーテープを黄色くしたので、後輪のタイヤも黄色くしました。これまではヘリウムを譲ってもらったときのまま、クリーム色のチューブラータイヤをそのまま使っていました。前輪は既に黄色、今回後輪も黄色にしたことで、ようやく全体的な色のバランスがとれました。

 ところで後輪に装着したのは21mmのCORSA CX。前輪は19mmで走りの軽さに魅了された私としては、後輪も19mmにしたかったのですが、19mmは入手困難ですね。諦めて21mmのものを装着 しました。カラーパターンも黒が入り、19mmのものとは少し違います。

 面倒なチューブラータイヤの装着は、今はチューブラーテープがあるので便利です。あっという間に装着できます・・・ところが、タイヤを反対に 貼ってしまいました。げっ、ということでまた剥がして、貼り直しです。ちょっとめげました。




【リムの幅について】
 ロードレーサーのホイールを、シマノのR-540からマビックのヘリウムに替えたとき、驚いたことがあります。ホイールのリムの幅って標準がないのですね。シマノのホイールに比べ、マビックはかなり太いです。

 従って写真のように、ブレーキのクイックレリーズレバー(ブレーキアームの左側についているグレーのレバーです)を全開気味にしておかないと、ブレーキ シュートとリムの間のクリアランスが保てません。なんかカッコ悪いですね。もちろん、ブレーキワイヤーの張り具合を調節すればいいのですが、それも面倒く さいですね。リムの幅ぐらい、業界で標準を決めればいいのに、と思いますが、いかがなものなんでしょうね。





【シフトワイヤーが“縮んだ”理由】
 最近、ロードレーサーのリアディレーラの調子がおかしくなりました。トップ側へギアを変えようとしたとき、きれいに変速しなくなったのです。しばらく、 この原因が分かりませんでした。ロードレーサーのリアディレーラはトップノーマルですから、ワイヤーが伸びて引きが甘くなったのなら、ロー側へ落とす際の 変速に不調を来たすはずです。ワイヤーが縮む! そんなことはあり得ませんよね。

 アウター調節ボルトを締めて調節しようとしましたが、やはり駄目。まあいいやと、しばらく放置しておいたのですが、トップ側へ変速して加速しようとしているときに、その変速がもたつくのは不快なものです。結局、ワイヤーを緩めて調節することにしました。

 そのとき原因に思い至りました。リアのホイールをシマノのR-540からマビックのヘリウムに替えたときから、調子が悪くなったのです。ヘリウム ではスプロケの位置が、R-540に比べ微妙に外へ出るみたいです。リアディレーラが内側、つまりロー側に寄ったのと同じことになり、トップ側への変速に不調 を来たしたようです。

 ヘリウムはR-540に比べ、リムも広いですから、ブレーキシューとリムの間のクリアランスが保つために、ブレーキの引きも調整しないといけません。他のカテゴリーの製品なら普通、違うメーカーの製品でも互換性は保てますが、自転車って本当にアバウトですね(笑)。



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