■5月27日(日)


 この日ようやく今年初めて雉に出会いました。去年なんか、雉にしょっちゅう出会っていて、道の真ん中に座り込んでいた、目つきの悪いオス鳥にガン付けられたこともあったのに(笑)、今年は不思議と雉に出会いませんでした。

 で、ようやく今年初のご対面です。写真ではよく分かりませんが、今まで見た中で飛びぬけてデカイ奴でした。「うーん、雉鍋にしたら美味そうだなぁ」と思ったら、それが伝わったのか、慌てて逃げて行きました。出合った場所は、野田南部の利根川沿いの田園地帯の斜面林沿いの道です。


■5月19日(土)


 流山の上新宿(かみしんしゅく)方面を走ってきました。ここ素晴しいです。畑や鎮守の森、そして農家が織り成す里山の春、その風情のあまりの美しさに驚愕しました。水田の風情の美しさでは、この前行った旧沼南町の布瀬の谷津が一番だと思いますが、畑作地帯では今のところ、この上新宿が一番です。

 それに上新宿、東葛地域のほかの里山の集落になり“風格”があります。鎮守の森にせよ、“豪農”の家の門構えにせよ、歴史を感じさせます。それに、結構広いスペースですが、畑が荒れていません。普通、これだけ広いと資材置き場や建機置き場になっているところが目に留まるものですが、上新宿は美しい肥沃な土地がずっと続いていて、とてもいい感じです。


■5月12日(土)


 とてつもなく美しい里山と田園の春の風情です。場所はこの辺り、旧沼南町の布瀬。ちょうど田植えが終わった水田が光輝いていました。まさに「ここはどこ?」です。水田を中心にした美しい田園地帯で、美しい里山の緑が広がっています。民家もほとんどありません。東葛地域は田舎が多いですが、ここはその中でも、美しさでピカ一です。ちょっとオーバーですが、別世界という感がありました。


■5月5日(土)


 「金山の森」の外れに自生する藤の花です。実は私、藤棚にきれいに収まった藤の花は、そんなに好きではありません。でも、このように自然に咲いていると、いいですね。まあ、藤に巻きつかれている木にとっては、たまったものではないしょうが(笑)


■5月3日(木)


 毎年、夏に美しい花を楽しませてくれる手賀沼の蓮の大群生ですが、冬には枯れ果てて跡形もありません。手賀沼を初めて訪れた人なら、あの木道もなんのためにあるのだろうと思うことでしょう。で、もう5月。なのに、まだ水面には蓮の姿が見えません。いったい、いつ顔を出すのだと思い、昨日久しぶりに木道を歩いてみました。

 そうすると、見つけました。小さな蓮の葉が水面に浮かんでいます。夏にはあれほど暑苦しく、強勢を誇る蓮の葉も生まれたては実に可憐です。しかも、花と同様、淡い赤むらさきが入っているんですね。この蓮の大群生、今年はどれくらいまで広がるんでしょう。放って置くと手賀沼を埋め尽くすぐらいに広がりそうな勢いなので、ちょっと注目です。


■4月29日(日)


 この日は、とある事情で手賀沼サイクリングロードをナイトランしました。夜はさすがにまだ肌寒かったですが、最高に気持ちが良かったです。脚が疲れていても、夜は体感速度が上がるため、なんか昼以上にロードレーサーのホイールが回る感じがしました。

 ただ、上弦を過ぎた月明かりがあるとはいえ、やはり真っ暗。ジョギングする人とたまにすれ違いますので、安全運転に心がけなければなりません。それに、霊感の強い人にはお勧めできないほど、その手の雰囲気があります(笑)。でも、手賀沼ナイトラン、病み付きになりそうなくらい楽しかったです。


■4月21日(土)


 理窓会記念林自然公園に立ち寄りました。いつも変わらず美しい森です。ここは紅葉も美しいのですが、今の季節の新緑も見事です。まるでどこかの避暑地の風情です。

 ふと見ると、絵を描いている人が目に留まりました。こんな日に緑の中でイーゼルを立てて絵を描くなんて、ホント贅沢な時間の過ごし方ですよね。私も以前、絵を描いていたことがありましたが、また描いてみたいと思える情景でした。


■4月15日(日)


 岡発戸ルートを走り、岡発戸峠を上ったとき、いつもと違うことに気付きました。峠の道の東側には岡発戸市民の森がありますが、そこに進入防止用のネットが張ってありました。

 「なんで、こんなものを作ったんだろう」と思っていたのですが、岡発戸市民の森に入って納得です。ここには素晴しい竹林があり、しかも私有地だそうです。しかも、今は筍の旬。あのネットは筍ドロボーに備えてのものだったのですね。公園なのに私有地というのはあちらこちらにありますから、この市民の森もそうなのでしょう。

 そんなわけですから、今の季節、森に行けません。東葛地域の森、里山はほとんど私有地で、どこも必ず立派な竹林があります。金山の森なんかは今の季節走ってみたいのですが、下手にウロウロすると筍ドロボーに間違えられそうです。私有地を抜ける道を走らせてもらうわけですから、もうしばらく我慢することにします。


■4月14日(土)


 とても気持ちの良い一日でした。朝早く雨が上がったと思ったら、あっという間に晴れわたり、気温もぐんぐん上昇。天気予報では最高気温が24度と言っていましたが、実際はどこまで上がったのでしょう。でも、湿度が低いせいか、暑いという感覚は皆無。抜群の自転車日和でした。今日はロードレーサーに乗り、前から行って確かめてみなければと思っていた場所を目指しました。

 目的地の「柏ビレジ第一調整池ビオトープ」は、小さなビオトープですが、周りを見渡しても建物が全く見えません。井戸水を汲み上げているようで、豊富な水が湧き出し、水量の豊富な沼を作り上げています。そこに木道が伸び、そこを歩くと、まさに「ここはどこ」の気分です。美しい春の日の一枚です。


■3月31日(土)〜4月8日(日)


 今年は2週にわたり、桜を愛でることができました。中でも特に、今井の桜の印象は強烈でした。その桜たちの思い出を一枚のページにまとめました。「2007年春、花、はな、華」でどうぞ。


■4月1日(日)


 IKAWAさんがカタクリまつりがあると教えていただきました。場所は柏市逆井の南部運動場の北側です。こんなところにカタクリの群生地があるんですね。今まで知らなかったです。行ってみてビックリです。

 住宅地の中の傾斜林にカタクリの可愛らしい花が一面に咲いていました。こんな群生地は珍しいそうです。素晴しいです。地元の皆さんが、愛情を込めて見守った成果ですね。カタクリの花は写真で見たことはあるのですが、実物は写真以上に可憐でした。

 カタクリまつりですが、これはもう田舎のお祭りです(笑)。近所の皆さんの手作りで、本当にいい感じです。無料の甘酒、おいしゅうございました。ちょうど手賀沼のハス祭りをコンパクトにした趣です。


■3月31日(土)


 江戸川サイクリングロードの菜の花たちです。だんだん、すごいことになってきましたね。もう元気いっぱい。こちらはどんな天候の時に眺めても、元気をおすそ分けしてもらえます(笑)


■3月24日(土)


 久しぶりに関宿城へ向かいました。江戸川サイクリングロードの菜の花は、どんどん“成長”していますね。桜の花が散った頃がピークですので、まだまだ楽しめます。ところで、いつも流山の菜の花ばかり紹介していますが、関宿橋の南と北に咲き誇る菜の花も素晴しいです。

 この日も、「美しいなぁ」とぼんやり眺めながら走っていると、関宿橋のたものとすぐ近くの河川敷に、2頭の馬がいるではありませんか。この辺りに乗馬クラブでもあるのでしょうか。なんか完全に脱力した馬たちでした。連れてきたおじさんもノンビリとタバコをふかしていました。江戸川サイクリングロードと言えば牛。それに、最近は鷹匠さんがオオタカの調教をされているのを見ましたが、馬に出会ったのは初めてです。


■3月21日(水)


 東京で桜の花が咲いたとのこと。じゃあ、東葛地域でも咲いたかなと思い、桜の花を探してみました。でも新川耕地、におどり公園、東武野田線の運河駅周辺のどの桜も、つぼみは膨らんでいるものの、まだ開花に至っていませんでした。まあ今週末には咲くという感じでした。

 そういうわけで、今日は諦めていたら、見つけました。利根運河南岸、運河駅の東の桜並木の一本に花が二つ咲いていました。この桜並木、一昨年にはすさまじい桜吹雪を見せてくれたやつです。この二つの花は随分高いところにありましたが、ちらっと見ただけで、すぐに気が付きました。

 やはり桜の花の存在感はすごいものがありますね。東葛地域での最初の開花ではないでしょうか。もっとも気象庁の定義で桜の開花とは、一つの木に花が五つ以上咲いた場合を言うそうです。でも桜や、花を待つ人にとってはそんな定義はどうでもいいことですね。

 それにしても、やはり今年の桜の開花は早いです。東葛歳時記の2006年春のページを見ると、3月21日は梅の花の話を書いていました。今年は1週間以上も早く桜の花が咲いたことになります。

 花を見つけて喜んで写真を撮っていたら、ご近所らしいおじさんが「おう、咲いたか」と話しかけてきました。このおじさんによると、この辺りで最初に開花するのは、運河駅に近い桜だとのこと。花を咲かせたこの桜は、運河駅から随分東にあります。どうやら暖冬は、桜の開花順序も狂わせたようです。




 風もない穏やかな休日でした。春爛漫ですね。MTBのAttitudeXに乗り、春を堪能してきました。AttitudeXに乗るのは久しぶりです。花粉症の私としては、この季節は杉の木だらけの森に近づきたくありません。それでAttitudeXに乗る機会も少なくなっていましたが、スギ花粉も先週でピークアウトしたとのこと。そんなわけで、今日はAttitudeXで“田舎の道”を走ってきました。

 今の時期は、やはり菜の花。江戸川サイクリングロードの菜の花は、いよいよ盛りを迎えました。圧倒的な存在感ですね。江戸川サイクリングロードから両サイドを眺めても美しいのですが、新川耕地の農道からの眺めが素晴しいです。この地点からは、春夏秋冬それぞれの美しい写真が撮れますが、この菜の花が写る春のアングルは最高です。


■3月17日(土)


 手賀沼サイクリングロード沿いで3月15日にオープンした「満天の湯」で足湯が無料で使える----早速その足湯を利用させてもらいに行きました。今日は折り畳み自転車のPacific-18。大堀川遊歩道から手賀沼サイクリングロードへ入って、手賀大橋をくぐってすぐに右折、道の右側にある満天の湯の駐輪場にPacific-18を止めて、いそいそと足湯のある場所へ。

 結構混んでいるだろうなと思っていたのですが、意外にそれほどでもありませんでした。着いたのは3時過ぎで、この時間帯なら空いているのかもしれませんね。先客の方たちはリラックスモードで、ちょっと楽しそうです。壁に掲げられた大げさな足湯の効能書きによると、リラックス効果もあるとのことです(笑)

 で私も早速、先客の方々の間に座り、足を温泉の中に浸してみました・・・ムチャクチャ気持ちいいです!自転車をこいで少しけだるさのある足に、抜群の癒し効果です。特に、足を前に伸ばしてふくらはぎまで湯につけると、もう極楽そのもの。こりゃ、やみつきになりそうです。満天の湯にお金を払って入らなくてもいいかって感じです(笑)


■3月10日(土)/11日(日)


 この土日の東葛地域は空気が澄んでいて、夕暮れがとても美しかったです。写真のうち一枚は、言わずと知れた手賀沼の夕暮れ。この手賀沼の夕暮れは、冬場から春先にかけてが文句なし、抜群の美しさです。そして、もう一枚の写真が新しくできたおおたかの森S・Cの夕暮れ時です。こちらもいい感じですね。

 昔からずっとそこにあるものと、新しくできたもの。私はずっとそこにある自然が大好きですが、どういうわけか黄昏ですと、新しく誕生した人工の建物も凛とした美しさを感じます。とにかく東葛地域はいろんなものが同居した面白いところです。そこが自転車で走り回る魅力なんでしょうね。


■3月3日(土)


 いろんな方のブログで、菜の花が咲き始めたとの報告が寄せられています。そういえば、まだ菜の花を見てなかったなあと思い、折り畳み自転車の Pacific-18に乗り、菜の花を愛でに出かけました。といっても特別な場所ではありません。江戸川サイクリングロードの“菜の花街道”です。江戸川サイクリングロードが常磐道の下をくぐる、その南側辺りで、両岸を延々と菜の花が埋め尽くしていました。

 今はまだささやかですが、この菜の花街道、最盛期には江戸川の土手が黄色に染まります。それにしても菜の花って、まさに春の花ですね。梅や桜と違う天真爛漫さがあり、眺めていると気持ちが明るくなります。ちょうど写真を撮っている時、ヒバリの高鳴きが聞こえてきました。空中に静止しながら、ピーチクパーチクせわしなく鳴いていました。いわゆる“領空宣言”ですね。

 ここから利根運河を経て利根川サイクリングロード柏区間に回り込むと、ウグイスの鳴き声が聞こえてきます。そして、目の前を立派なタカが横切っていきました。おそらくオオタカかノスリでしょう。ホントもうすっかり春爛漫ですね。でも、この冬が暖かかったので、なんか春の感動がありません。やはり冬は寒くって凛としてくれないと、春の楽しさが半減してしまいます。



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