■8月26日(日)
流山の駒木台の住宅地で咲くヒマワリです。どこにでもある“市井の花”ですが、夏の名残りの一枚として撮りました。これにて東葛歳時記2007年夏は打ち止めです。
■8月16日(木)
私的にはショッキングな光景に出会いました。つくばエクスプレスの「流山おおたかの森駅」周辺で、また一つ森が消滅していたのです。場所はおおたかの森駅の北側、ちょうど「ふくろうの森」というアミューズメントパークの前の道を、北東に少し走ったところです。
ここは、おおたかの森が本格オープンする前は、私にとって自宅から大堀川-手賀沼へ向かう格好のルートでした。今ではおおたかの森駅に隣接するおおたかの森S・Cの南側に立派な道路ができたので、利用価値はほとんどなくなりました。
しかし、森の間を抜けるこの道は心地よく、特に夏場は遠回りしてでも、ここを通り抜ける価値はありました。それが、つくばエクスプレスに近い南東側の森がバッサリとなくなっていました。ごく最近に伐採されたようです。
つくばエクスプレス、そしておおたかの森駅の誕生によって、この辺りの森の多くが消滅しました。ただ、この “十太夫の森”は生き残ったと思っていたのですが、甘かったです。単に“都市化”のスケジュールの違いに過ぎなかったようです。
考えてみれば、おおたかの森駅のすぐ近くの“一等地”。森が生き残れるはずもありません。道の反対側の森はまだ健在ですが、こちらの森もどうなるか分かりませんね。貴重の自然がまた一つ消えた後、それ以上の価値あるものが生まれてくるのでしょうか。
少子化ニッポン、いろんな問題はあるにせよ、日本ではこれ以上を宅地を増やす必要はないはずです。ただ、東葛地域だけは例外で、まるで高度成長期のようですね。
■8月11日(土)
普通の稲ですが、どこか変。よく見ると陸稲でした。水田に植えられた水稲ばかりを見ているので、畑に植えられた稲はちょっと新鮮でした。こうした陸稲は探せば他にもあるのでしょうけど、陸稲を初めて見た私。結構感動モノでした(笑)。野田の七光台・吉春方面での一こまです。
■8月5日(日)
この日ははすまつり。昨年は断念した「はす見舟」に乗りました。水面は風が涼しく、とても気持ちがいい。あまりに楽しかったので別ページを作りました(笑)
■8月4日(土)
旧沼南町の布瀬。人家もほとんどない美しい田園地帯です。田植えの季節の5月に初めて訪れた時は、あまりの美しさに呆然としてしまいました。今回は久しぶりの訪問ですが、やはり美しい。
複雑な谷津の土地を利用して開かれた水田には、既に稲穂が出そろっていました。時刻は4時半、日が傾き始めた頃です。人影は全くなく、聞こえてくるのは水のせせらぎと、ひぐらしの大合唱のみ。そんな中、水田と周りの里山の緑を眺めていると、どんどん心が静まっていきます。
■7月21日(土)
手賀沼の「河童の像の噴水」で起こった“大事件”も最近まで知りませんでした。EASTさんのブログを読んでいたら、河童の像の噴水の4体の河童のうち1体が壊れたとのこと。
実際に見てみると、確かに3体しかない。それに、もう1体の河童があった場所には、河童の足のようなものだけが残されているではありませんか。この1体が壊れたのが発見されたのは7月6日朝のことだそうです。結構騒ぎになったらしく、7日付の毎日新聞にも「カッパの像:手賀沼環境浄化のシンボル、1体倒壊、岸辺に放置、事件性は不明」という記事になっていました。
なんでも6日朝、遊歩道のデッキの上に壊れた1体が放置されてあったそうです。専門家は老朽化して倒れ岸に漂着したとの見方ですが、誰がなぜ陸に上げたかは不明だそうです。ところで、EASTさんが引用したサスケハナさんという方のブログの7月7日のエントリーで、その壊れた河童の姿を写真におさめてらっしゃします。
形あるものはいつかは壊れるとはいえ、ちょっと無残ですね。でも、実は私、この噴水の像が河童だとは全く知りませんでした。この手の像は当然“乙女の像”だとばかり思っていました。うーん、思い込みはやはり恐ろしいです。
■7月16日(月)
三連休の最後にようやく晴れました。待ちかねた晴天に9時ごろ家を出て、まずは手賀沼の蓮の大群生地へ。前日の台風で蓮はどうなっただろうと思いましたが、相変わらずの生命力。何本かは茎をへし折られていましたが、ほとんどの蓮の葉は無傷の状態。やはり群生だと、風に対する抵抗力も強いようですね。
ただ、花が少ないのが気になりました。木道の周辺ではわずかに二輪を見つけたのみでした。あんなにつぼみがあったのに、もう咲き終わってしまったのでしょうか。ただ、そのうち一輪の花は見事な大輪で美しい。蜂などの虫たちが蜜を求め、入れ替わり立ち代りに訪れるのが、なかなか楽しい情景でした。
江戸川サイクリングロードに出ました。台風一過の川は増水して表情ががらっと変わります。特に江戸川は、河川敷が大水没するので豪雨の後は別の川になります。今回は雨量が大したことがなかったのか、河川敷の大水没は免れたようです。とは言え、ものすごい水量。左の写真のように、いつもの江戸川と表情が違いました。
では、利根運河はどうか。利根運河が水を満々とたたえ、運河らしくなるのは豪雨の後しかありません。実際、やはり増水しており、すっかり運河らしくなっていました。で、利根運河水辺公園の浮き橋はと言えば、お約束の水没です(笑)。中央の浮き橋本体はいつもと変わりませんが、陸地と本体をつなぐ部分はすっかり水の中でした。ちなみに普段の浮き橋の様子は、こちらでどうぞ。
それにしても、この日は空が美しい。青い空と白い雲のコントラストのはっきりした素晴しい夏空でした。こんな空を眺めていると、どこか遠くへ旅立ちたくなります。空気も澄んでいるので、江戸川と利根運河の合流点から、遠く筑波山がくっきりと眺望できました。
■7月7日(土)
柏ビレジ水辺公園の森の“舞台ステージ”です。美しいでしょう!地面が緑に輝いているのは、別に太陽の光が当たっているわけではないのです。そもそもどんよりとした曇り空で、太陽は顔を出ししていません。実は、光っているように見えるのは、そこだけ背の低い草が生い茂り、その緑が光り輝いているように見えるのです。まるで、森の中のステージにスポットライトが当たっているような印象でした。
手賀沼の蓮の群生に花を見つけました! 蓮の葉の陰に可憐な花が咲いているではありませんか。ちょっと幸せな気分になりました。
■7月1日(日)
このコブハクチョウ、手賀沼の遊歩道のど真ん中で、悠然とくつろいでいました。以前、弁当を食べている人から食べ物をせびっていたトンデモナイ白鳥を、この遊歩道で見たことがありますが、多分こいつでしょう。なんせ通りすぎる人や動物に、がんつけまくっていましたから。
ワンちゃん、怯えています。白鳥を避けるように歩くおばさんが抱えているのが、彼女の愛犬です。白鳥に睨まれ、怯えきってしまい、歩けなくなりました。しょうがないので、おばさんが抱っこして横を通り過ぎました。その後、ママチャリにがんをつけ・・・何事もなかったかのように、寝ちゃいました(爆)
驚いちゃいますね。さすがヨーロッパで「王の鳥」と讃えられるだけのことはあります。すごい威厳です。というか、こりゃヤクザです。白鳥はやはり猛獣ですね。その時のほかの写真はブログでどうぞ。
■6月24日(日)
東葛地域も梅雨らしい天気。清水公園に行ってみて、驚きました。水分をたっぷり含んだ空気にけむって、公園の緑が今まで見たこともないくらいに美しいのです。しっとりとした美しさというのでしょうか。「清水公園って、こんなに美しかったのか」と、この公園を少し見直してしまいました。
それに、公園内のアスレチック施設の方からは子供たちの歓声が聞こえてきますが、私が散策したところは人っ子一人いません。桜の季節には花見客で賑わう広場もぽっかりと空間が空き、いい感じです。この景色を独り占め、ちょっと得した気分です。ただ、足元にはやぶ蚊が迫ってきます。なるほど、人がいない理由は多分これですね。
■6月17日(日)
この日曜日は、本当に気持ちの良い一日でした。気温はそこそこ高かったですが、日陰に風が渡ると、とても涼しくていい感じです。17日は手賀沼北岸にある水生植物園の「あやめ祭り」の最終日。なら行ってみるか、と手賀沼へと向かいました。
で、たどり着いた時は、既に夕刻の5時近く。最終日ということで、花も終わりかけ。最盛期は一つ前の週末だったようですね。実は私、あやめや花菖蒲、それに秋のコスモスなど弱々しさを感じる花はあまり好きではありません。まして人が植えて、手を入れた花などノーサンキューです。
それでも、この雰囲気、なんか良いです。なんて言うのでしょう。夕暮れ時の気持ちの良い風、周りの田園風景、そして静かに咲く花たち、なんか空気がとってもいいんですね。穏やかで涼やかで、ずっと居たくなるような心地よさでした。
■6月16日(土)
今まで降りたことのない利根運河水辺公園の浮き橋を渡ってみることにしました。なんか船に乗り込むような感覚です。面白いです。それに浮き橋の真ん中に来ると涼しい!。利根運河の水面を渡る風が心地よいです。利根運河に浮かんでいる端なので、運河で水遊びしているような感覚があります。水鳥になった心地と言えばよいのでしょうか。
そうしているうちに、シラサギがやってきました。くちばしが黒いのでコサギでしょうか。このシラサギ君、どうやらテンションが高かったようで、少し飛んでは着水するのを繰り返していました。まるでダンスをしているようでした。ふと気付くと、そのシラサギ君自身の舞よりも、利根運河の水面に映るシラサギの舞の方が美しい。写真を撮ったら、思いのほかうまく写ってくれました。
すごい! なんでしょね、これは。あきれ返るぐらい、すごいボリュームのアジサイです。場所はここ。私の棲みかのすぐ近くです。3〜4mくらいの高さの斜面がアジサイで埋め尽くされています(左の写真は大きな画像を入れました)。普通アジサイと言えば、雨に煙る風情を楽しむものですが、これくらいの力強さがあると、雲ひとつない青空に映えます。
このアジサイのある住宅街の通りを「あじさい通り」というそうです。で、感動を残すべく、あじさい通りのページを作りました。こちらをご覧下さい。
■6月10日(日)
想像以上のすごい雷雨。マジで棲みかが水没するんじゃないかと心配しました(笑)。なんせ、まさにバケツをひっくり返したような雨に、近くの水路は轟音をたてて水が流れていきます。「ひぇー」と思いましたが、やがて小降りになり、青空も見えてきました。
で、この日は自転車に乗らず、棲みかの近くを歩きました。野々下水辺公園から、古間木あるいは八木の斜面林に向かいました。そして、この道でこんな“ご夫婦”と出会いました(笑)。アイガモのつがいでしょうか。そこそこ人に馴れ、道を堂々とヨタヨタ歩いていました。どこかのアイガモ農法を試みる田んぼから、逃げてきたのかもしれませんね。フラッシュが光っても、まるっきり平気でした。
■6月9日(土)
手賀沼の蓮。こいつらの生命力、すごいですね。先週と比べると、全く違った景色になりました。わずか1週間前の風景に比べると(正確には6日間)、こんなに水上に生い茂ってしまいました。それに気のせいか、昨年に比べて群生の占有面積も心なしか大きくなった気がします。手賀沼が蓮に埋め尽くされる日も近いかもしれません。
なんて言うんでしょう。蓮には睡蓮なんかと違い、がさつな生命力がありますね(笑)。私、こういう生命の力強さが大好きです。汚れた手賀沼から養分を吸い取り、どんどん領域を広げる蓮の群生。今年は、どんな花を咲かせてくれるか、楽しみです。
■6月3日(日)
前日の土曜日に手賀沼サイクリングロードの麦秋を堪能した時に、「そういえば利根川にも立派な麦畑があったなぁ」と思い出し訪ねてみました。
場所は利根川サイクリングロードの野田区間の南端近く、野田パブリックゴルフ場の北側、地名で言うと木野崎あたりでしょうか。サイクリングロードから半分がビターな麦畑、もう半分が緑涼しい水田という見事なコントラストを眺望できました。しかし考えて見れば、乾燥地に育つ麦と水に囲まれて育つ米が、共存しているのも不思議なものですね。
実は、この辺り、ちょっと面白いんです。サイクリングロードから眺めても、麦畑の中に森を貫く道や、箱庭のような神社が視野に入り、結構楽しい。この季節、自転車を止めて写真を撮っていると、ヒバリのピーチクパーチクがあちらこちらから聞こえてきます。パブリックゴルフ場の名称に「ひばりコース」とあるように、このあたりはヒバリのお宿。耳を済ませても、ヒバリの鳴き声しか聞こえてきませんでした。
■6月2日(土)
手賀川の浅間橋近くで見たコブハクチョウの家族です。親鳥がさりげなく雛鳥を気遣う姿がとても印象的でした。ところで、白鳥なのに1年中、手賀沼にいるのは何故と思い、ネットで「手賀沼の白鳥」と打って調べてみました。なんでも、野田の人が94年に手賀沼に白鳥を放ったのが始まりだそうです。
彼らコブハクチョウは、もともと日本に輸入され飼育されていたそうですから、北へ帰らないのは当たり前みたいです。いずれにしろ、手賀沼に住み着いて10年以上経っているわけですから、代替わりしているんでしょうね。オオタカなんかは雛が育つのはまれだそうですが、コブハクチョウの場合は、はたしてどうなんでしょう。
手賀沼は、ホントもう初夏ですね。気温はまだそんなに高くないとはいえ、緑が濃くなり、青い空には入道雲らしき雲も。そして、手賀沼の蓮の大群生も、葉っぱが水面から持ち上がり始めています。水面は青い空が映り込んで深い色合いとなり、とてもいい感じです。
麦秋の季節ですね。つまり、もう初夏です。手賀川の水道橋の北側には田んぼの間に麦畑があります。そして、すっかり実っていました。青々とした水を湛えた緑の水田の横に、黄金色に実った麦畑。ちょっとシュールな感じで、とても心地よい光景でした。